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報道発表

平成25年11月11日

財務省

平成25年度上期中 国際収支状況(速報)の概要

ローマ数字1 経常収支

経常収支の内訳
 金額前年同期比
貿易・サービス収支
▲5兆4,511億円▲1兆1,674億円
(赤字幅拡大)
 
貿易収支
▲4兆6,664億円▲2兆222億円
(赤字幅拡大)
  
輸出
33兆8,437億円+2兆8,609億円
(+9.2%増加)
  
輸入
38兆5,101億円+4兆8,832億円
(+14.5%増加)
 
サービス収支
▲7,848億円+8,548億円
(赤字幅縮小)
所得収支
8兆9,950億円+1兆4,710億円
(+19.6%黒字幅拡大)
経常移転収支
▲4,890億円▲76億円
(赤字幅拡大)
経常収支
3兆548億円+2,960億円
(+10.7%黒字幅拡大)

 

「貿易・サービス収支」が赤字幅を拡大したものの、「所得収支」が黒字幅を拡大したことから、経常収支の黒字幅は前年同期比で6期ぶりに拡大した。

1.貿易・サービス収支

▲5兆4,511億円の赤字(前年同期比▲1兆1,674億円 赤字幅拡大)

「サービス収支」は赤字幅を縮小したものの、「貿易収支」が赤字幅を拡大したことから、貿易・サービス収支は、赤字幅を拡大した(貿易・サービス収支の赤字は5期連続。統計として連続性のある昭和60年度上期以降では、最大の赤字額。第2位は平成24年度下期の▲5兆1,501億円)。

(1) 貿易収支

▲4兆6,664億円の赤字(前年同期比▲2兆222億円 赤字幅拡大)

自動車や有機化合物を中心に輸出が増加したものの、原粗油や半導体等電子部品を中心とした輸入の増加が上回ったことから、貿易収支は赤字幅を拡大した(貿易収支の赤字は5期連続。昭和60年度上期以降では、最大の赤字額。第2位は平成24年度下期の▲4兆2,478億円)。

  1. 輸出:33兆8,437億円(前年同期比+2兆8,609億円[+9.2%]増加)
    前年同期比で5期ぶりの増加(前期:▲2.4%の減少)。

  2. 輸入:38兆5,101億円(前年同期比+4兆8,832億円[+14.5%]増加)
    前年同期比で7期連続の増加(前期:+3.7%の増加)。

[参考1] 平成25年度上半期分貿易統計(通関ベース:財務省関税局10月30日付公表)

(1) 輸出:35兆3,197億円(確報値:前年同期比+3兆1,616億円[+9.8%]増加)

  1. 「主要地域別」では、対米国(同+9,634億円 [+17.2%])、対中国(同+4,886億円 [+8.3%])等が増加。

  2. 「商品別」では、自動車(同+6,633億円 [+14.5%])、有機化合物(同+3,924億円 [+45.5%])等が増加。

(2) 輸入:40兆3,161億円(9桁速報値:前年同期比+4兆9,225億円[+13.9%]増加)

  1. 「主要地域別」では、対中国(同+1兆3,688億円[+18.4%])、対中東(同+7,393億円[+10.9%])等が増加。

  2. 「商品別」では、原粗油(同+6,384億円[+10.4%];数量は▲5.2%)、半導体等電子部品(同+3,825億円[+42.6%])、液化天然ガス(同+3,508億円[+11.6%];数量は▲2.8%)等が増加。

[参考2]原油価格(石油連盟)

  1. ドルベース:107.67米ドル/バレル(前年同期比▲5.5%)

  2. 円ベース:66,654円/キロリットル(前年同期比+16.4%)

(2) サービス収支

▲7,848億円の赤字(前年同期比+8,548億円 赤字幅縮小)

「輸送収支」「旅行収支」「その他サービス収支」がともに赤字幅を縮小したことから、サービス収支の赤字幅は前年同期比で5期ぶりに縮小した。

[参考3]訪日外国人旅行者数:5,476千人(前年同期比+24.2%)
出国日本人数:8,655千人(前年同期比▲9.0%)
(出典:日本政府観光局(JNTO))

 

2.所得収支

8兆9,950億円の黒字(前年同期比+1兆4,710億円[+19.6%] 黒字幅拡大)

配当金・配分済支店収益の受取増加等により直接投資収益が増加したことに加え、配当金や債券利子等の受取増加等により証券投資収益も増加したことから、所得収支の黒字幅は前年同期比で6期連続で拡大した(昭和60年度上期以降では最大の黒字額。第2位は平成19年度下期の8兆6,574億円)。

 

 

経常収支の推移

 

ローマ数字2 資本収支

資本収支:1兆4,762億円の流入超(前期:4,884億円の流入超)

1.投資収支・資産(居住者による投資)

(1) 対外直接投資

▲8兆16億円の流出超(前期:▲4兆9,141億円の流出超)

本邦企業による海外子会社の増資引受け等がみられ、流出超が継続した。

(2) 対外株式投資(除く証券貸借取引)

1兆6,976億円の流入超(前期:4兆4,582億円の流入超)

銀行等(信託勘定)の売り越しが継続したこと等から、流入(処分)超が継続した。

(3) 対外中長期債投資(除く証券貸借取引)

1兆4,949億円の流入超(前期:▲4,960億円の流出超)

銀行部門が売り越しに転じたこと等から、流入(処分)超に転じた。

2.投資収支・負債(非居住者からの投資)

(1) 対内直接投資

1,326億円の流入超(前期:2,790億円の流入超)

海外親会社による本邦子会社への出資等がみられ、流入超が継続した。

(2) 対内株式投資(除く証券貸借取引)

7兆3,233億円の流入超(前期:6兆3,336億円の流入超)

銀行業、電気機器、輸送用機器等の幅広い業種において買い越しとなり、流入(取得)超が継続した。

(3) 対内中長期債投資(除く証券貸借取引)

▲2,827億円の流出超(前期:▲8,435億円の流出超)

中長期国債の売り越しが継続したこと等により、流出(処分)超が継続した。

[参考4]ドル・円相場(インターバンク直物相場・東京市場中心値の期中平均レート)
    98.84円/米ドル(前年同期:79.39円/米ドル、前年同期比24.5%の円安)

ユーロ・円相場(インターバンク直物相場・東京市場17:00現在レートの期中平均レート)
   129.97円/ユーロ(前年同期:100.49円/ユーロ、前年同期比29.3%の円安)

 

問い合わせ先

国際局為替市場課
 電話03(3581)4111 内線2860、2888