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報道発表

平成26年2月10日

財務省

平成25年中 国際収支状況(速報)の概要

T 経常収支

経常収支の内訳
 金額前年比
貿易・サービス収支
▲12兆2,349億円 ▲3兆9,308億円
(赤字幅拡大)
 
貿易収支
▲10兆6,399億円 ▲4兆8,258億円
(赤字幅拡大)
  
輸出
66兆9,694億円 +5兆5,273億円
(+9.0%増加)
  
輸入
77兆6,093億円 +10兆3,532億円
(+15.4%増加)
 
サービス収支
▲1兆5,950億円 +8,950億円
(赤字幅縮小)
所得収支
16兆5,318億円 +2兆2,595億円
(+15.8%黒字幅拡大)
経常移転収支
▲9,908億円 +1,538億円
(赤字幅縮小)
経常収支
3兆3,061億円 ▲1兆5,176億円
(▲31.5%黒字幅縮小)

 

「所得収支」の黒字幅は拡大したものの、「貿易・サービス収支」の赤字幅が拡大したことから、経常収支の黒字幅は3年連続で縮小した。

1.貿易・サービス収支:▲12兆2,349億円の赤字(前年比▲3兆9,308億円 赤字幅拡大)
「サービス収支」は赤字幅を縮小したものの、「貿易収支」が赤字幅を拡大したことから、「貿易・サービス収支」は、3年連続の赤字となった(昭和60年以降では、既往最大の赤字額。2番目は平成24年の▲8兆3,041億円)。

(1) 貿易収支:▲10兆6,399億円の赤字(前年比▲4兆8,258億円 赤字幅拡大)
米国・中国向けを中心に輸出が増加したものの、原粗油や液化天然ガスを中心とした輸入の増加が上回ったことから、貿易収支は赤字幅を拡大した(昭和60年以降では、既往最大の赤字額。2番目は平成24年の▲5兆8,141億円)。

@ 輸出:66兆9,694億円(前年比+5兆5,273億円[+9.0%]増加)
前年比で3年ぶりの増加(前年:▲2.0%減)。
A 輸入:77兆6,093億円(前年比+10兆3,532億円[+15.4%]増加)
前年比で4年連続の増加(前年:+4.5%増)。

[参考1]平成25年分貿易統計(通関ベース:財務省関税局1月30日付公表)

(1) 輸出:69兆7,868億円(確報値:前年比+6兆392億円[+9.5%]増加)
@ 「主要地域別」では、対米国(同+1兆7,427億円 [+15.6%])、対中国(同+1兆1,192億円 [+9.7%])等が増加。
A 「商品別」では、自動車(同+1兆1,900億円 [+12.9%])、有機化合物(同+7,047億円 [+38.8%])、鉱物性燃料(同+5,111億円 [+49.8%])等が増加。

(2) 輸入:81兆2,671億円(9桁速報値:前年比+10兆5,784億円[+15.0%]増加)
@ 「主要地域別」では、対中国(同+2兆6,138億円[+17.4%])、対中東(同+2兆1,245億円[+15.7%])等が増加。
A 「商品別」では、原粗油(同+1兆9,941億円[+16.3%];数量は▲0.6%)、液化天然ガス(同+1兆531億円[+17.5%];数量は+0.2%)、半導体等電子部品(同+6,660億円[+37.4%])等が増加。

[参考2] 原油価格(石油連盟)
@ドルベース:110.53米ドル/バレル(前年比▲3.7%)
A円ベース:67,266円/キロリットル(前年比+17.0%)

(2) サービス収支:▲1兆5,950億円の赤字(前年比+8,950億円 赤字幅縮小)
「輸送収支」「旅行収支」「その他サービス収支」がともに赤字幅を縮小したことから、「サービス収支」は赤字幅を縮小した。

[参考3] 訪日外国人旅行者数:10,363,900人(前年比+24.0%)
          出国日本人数:17,473,000人(前年比▲5.5%)
          (出典:日本政府観光局(JNTO))

2.所得収支:16兆5,318億円の黒字(前年比+2兆2,595億円[+15.8%] 黒字幅拡大)
直接投資に係る配当金・配分済支店収益の受取増加等により直接投資収益が増加したことに加え、証券投資に係る債券利子等の受取増加等により証券投資収益も増加したことから、所得収支の黒字幅は3年連続で拡大した(昭和60年以降では、既往最大の黒字額)。

 

  

経常収支の推移

U 資本収支

資本収支:4兆6,090億円の流入超(前年:▲8兆1,878億円の流出超)

1.投資収支・資産(居住者による投資)

(1) 対外直接投資:▲13兆1,943億円の流出超(前年:▲9兆7,782億円の流出超)
本邦企業による海外子会社の増資引受け等がみられ、流出超が継続した(昭和60年以降では、既往第2位の流出超額。既往最大は平成20年の▲13兆2,320億円の流出超)。

(2) 対外株式投資(除く証券貸借取引):6兆6,197億円の流入超(前年:2兆1,351億円の流入超)
銀行等(信託勘定)が売り越し幅を拡大したこと等から、流入(処分)超幅が拡大した。

(3) 対外中長期債投資(除く証券貸借取引):▲3,136億円の流出超(前年:▲17兆484億円の流出超)
銀行部門が売り越しに転じたこと等から、流出(取得)超幅が縮小した。

2.投資収支・負債(非居住者からの投資)

(1) 対内直接投資:2,232億円の流入超(前年:1,382億円の流入超)
海外親会社による本邦子会社への出資等がみられ、流入超が継続した。

(2) 対内株式投資(除く証券貸借取引):17兆118億円の流入超(前年:2兆3,512億円の流入超)
銀行業、電気機器、輸送用機器等の幅広い業種において買い越しとなり、流入(取得)超幅が拡大した(統計として連続性のある平成8年以降では、既往最大の流入超額)。

(3) 対内中長期債投資(除く証券貸借取引):▲1兆3,942億円の流出超(前年:2兆7,195億円の流入超)
中長期国債が売り越しに転じたこと等により、流出(処分)超に転じた。

[参考4] ドル・円相場(インターバンク直物相場・東京市場中心値の年中平均レート)
             97.71円/米ドル(前年:79.79円/米ドル、前年比22.5%の円安)

           ユーロ・円相場(インターバンク直物相場・東京市場17:00現在レートの年中平均レート) 
              129.73円/ユーロ(前年:102.55円/ユーロ、前年比26.5%の円安)