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報道発表

平成26年2月10日

財務省

平成25年12月中 国際収支状況(速報)の概要

T 経常収支

経常収支の内訳
 金額前年同月比
貿易・サービス収支
▲1兆4,450億円 ▲6,244億円
(赤字幅拡大)
 
貿易収支
▲1兆2,126億円 ▲6,403億円
(赤字幅拡大)
  
輸出
5兆8,599億円 +7,899億円
(+15.6%増加)
  
輸入
7兆726億円 +1兆4,303億円
(+25.3%増加)
 
サービス収支
▲2,324億円 +159億円
(赤字幅縮小)
所得収支
8,843億円 +1,716億円
(+24.1%黒字幅拡大)
経常移転収支
▲779億円 450億円
(赤字幅縮小)
経常収支
▲6,386億円 ▲4,079億円
(赤字幅拡大)

 

「所得収支」が黒字幅を拡大した(+1,716億円)ものの、「貿易・サービス収支」が赤字幅を拡大した(▲6,244億円)ことから、経常収支は赤字幅を拡大した(なお、季節調整済の経常収支は▲1,967億円の赤字となった(統計として連続性のある平成8年以降では6回目の赤字))。

1.貿易・サービス収支

▲1兆4,450億円の赤字(前年同月比▲6,244億円 赤字幅拡大)

「サービス収支」は赤字幅を縮小したものの、「貿易収支」が赤字幅を拡大したことから、「貿易・サービス収支」は、赤字幅を拡大した。「貿易・サービス収支」の赤字は、21か月連続となった(季節調整値ベースでは平成23年3月から34か月連続の赤字)。

(1) 貿易収支

▲1兆2,126億円の赤字(前年同月比▲6,403億円 赤字幅拡大)

自動車や鉄鋼を中心に輸出が増加したものの、原粗油や液化天然ガスを中心とした輸入の増加が上回ったことから、貿易収支は赤字幅を拡大した。

  1. 輸出:5兆8,599億円(前年同月比+7,899億円[+15.6%]増加)
    前年同月比で10か月連続の増加(前月:+17.6%増)。

  2. 輸入:7兆726億円(前年同月比+1兆4,303億円[+25.3%]増加)
    前年同月比で14か月連続の増加(前月:+22.1%増)。

[参考1] 平成25年12月分貿易統計(通関ベース:財務省関税局1月30日付公表)

(1) 輸出:6兆1,096億円(確報値:前年同月比+8,111億円[+15.3%]増加)

  1. 「主要地域別」では、対中国(同+3,111億円 [+34.4%])、対米国(同+1,302億円 [+13.0%])等が増加。

  2. 「商品別」では、自動車(同+1,402億円 [+18.3%])、鉄鋼(同+547億円 [+19.4%])、有機化合物(同+504億円 [+29.7%])等が増加。

(2) 輸入:7兆4,138億円(9桁速報値:前年同月比+1兆4,695億円[+24.7%]増加)

  1. 「主要地域別」では、対中国(同+3,614億円[+29.2%])、対中東(同+2,687億円[+21.5%])等が増加。

  2. 「商品別」では、原粗油(同+2,663億円[+23.1%];数量は+0.2%)、液化天然ガス(同+1,717億円[+33.1%];数量は+4.9%)、半導体等電子部品(同+606億円[+39.2%])等が増加。

[参考2]原油価格(石油連盟)

  1. ドルベース:112.09米ドル/バレル(前年同月比▲0.9%)

  2. 円ベース:71,910円/キロリットル(前年同月比+22.8%)

(2) サービス収支

▲2,324億円の赤字(前年同月比+159億円 赤字幅縮小)

「その他サービス収支」が赤字幅を拡大したものの、「輸送収支」「旅行収支」が赤字幅を縮小したことから、「サービス収支」は赤字幅を縮小した。

[参考3]訪日外国人旅行者数:864,600人(前年同月比+25.4%)
出国日本人数:1,476,700人(前年同月比+2.8%)
(出典:日本政府観光局(JNTO))

 

2.所得収支

8,843億円の黒字(前年同月比+1,716億円[+24.1%]  黒字幅拡大)

直接投資に係る配当金・配分済支店収益の受取増加等により直接投資収益が増加したことに加え、証券投資に係る債券利子等の受取増加等により証券投資収益も増加したことから、所得収支の黒字幅は4か月連続で拡大した。

 

 

経常収支の推移

経常収支の推移(季節調整値)

 

U 資本収支

資本収支:1兆8,261億円の流入超(前月:6,443億円の流入超)

1.投資収支・資産(居住者による投資)

(1) 対外直接投資

▲1兆7,356億円の流出超(前月:▲4,631億円の流出超)

本邦企業による海外子会社の増資引受け等がみられ、流出超幅が拡大した。

(2) 対外株式投資(除く証券貸借取引)

5,329億円の流入超(前月:3,019億円の流入超)

投資信託委託会社等が売り越しを継続したこと等から、流入(処分)超が継続した。

(3) 対外中長期債投資(除く証券貸借取引)

▲1,340億円の流出超(前月:▲3兆4,721億円の流出超)

銀行部門が売り越しに転じたこと等から、流出(取得)超幅が縮小した。

2.投資収支・負債(非居住者からの投資)

(1) 対内直接投資

▲600億円の流出超(前月:685億円の流入超)

海外親会社による本邦子会社からの資金回収等がみられ、流出超に転じた。

(2) 対内株式投資(除く証券貸借取引)

2兆1,705億円の流入超(前月:2兆6,405億円の流入超)

電気機器、銀行業、通信業等の幅広い業種において買い越しとなり、流入(取得)超が継続した。

(3) 対内中長期債投資(除く証券貸借取引)

▲5,873億円の流出超(前月:▲5,306億円の流出超)

中長期国債が売り越しを継続したこと等により、流出(処分)超が継続した。

[参考4]ドル・円相場(インターバンク直物相場・東京市場中心値の月中平均レート)
    103.46円/米ドル(前年同月:83.64円/米ドル、前年同月比23.7%の円安)

ユーロ・円相場(インターバンク直物相場・東京市場17:00現在レートの月中平均レート)
   141.67円/ユーロ(前年同月:109.62円/ユーロ、前年同月比29.2%の円安)

 

問い合わせ先

国際局為替市場課
 電話03(3581)4111 内線2860、2888