現在位置 : トップページ > 国際政策 > 関連資料・データ > 国際収支状況 > 速報 > 平成24年上半期中 国際収支状況(速報)の概要

報道発表

平成24年8月8日

財務省

平成24年上半期中 国際収支状況(速報)の概要

T 経常収支

   

 

「貿易・サービス収支」の赤字幅が前年同期比で拡大し、「所得収支」も黒字幅を縮小したことから、経常収支の黒字幅は縮小した(経常収支の黒字幅縮小は3期連続。前年同期:5兆5,243億円の黒字)。

1.貿易・サービス収支:▲3兆4,227億円の赤字(前年同期比▲2兆3,459億円 赤字幅拡大)
「貿易収支」及び「サービス収支」がともに赤字幅を拡大したことから、貿易・サービス収支は赤字幅を拡大した(貿易・サービス収支の赤字は3期連続。赤字額は既往第1位(注)、第2位は平成23年下半期の▲2兆3,012億円)。

(1) 貿易収支:▲2兆4,957億円の赤字(前年同期比▲1兆9,999億円 赤字幅拡大)
震災の反動増もあり、自動車を中心に輸出が増加したものの、鉱物性燃料の価格上昇等により輸入が増加した結果、貿易収支は赤字幅を拡大した(赤字額は既往第1位、第2位は平成23年下半期の▲1兆1,207億円)。

@ 輸出:31兆5,488億円(前年同期比+8,736億円[+2.8%] 増加)
前年同期比で3期ぶりの増加(前期:▲1.4%の減少)。
A 輸入:34兆445億円(前年同期比+2兆8,736億円[+9.2%] 増加)
前年同期比で5期連続の増加(前期:+15.9%の増加)。

[参考1] 平成24年上半期分貿易統計(通関ベース:財務省関税局7月30日付公表)

(1) 輸出:32兆5,948億円(確報値:前年同期比+4,865億円[+1.5%] 増加)
@ 「主要地域別」では、対米国(同+9,681億円[+21.0%])、対ASEAN(同+4,813億円[+10.1%])、対中東(同+2,552億円[+28.2%])等が増加。
A 「商品別」では、自動車(同+1兆3,207億円 [+38.0%])、自動車の部分品(同+2,258億円[+16.3%])、金属加工機械(同+963億円 [+17.2%])等が増加。

(2) 輸入:35兆5,187億円(9桁速報値:前年同期比+2兆4,473億円[+7.4%] 増加)
@ 「主要地域別」では、対中東(同+8,271億円[+13.2%])、対ASEAN(同+3,805億円[+7.8%]、対中国(同+2,933億円[+4.2%]))、対アフリカ(同+3,090億円[+51.3%])等が増加。
A 「商品別」では、液化天然ガス(同+1兆211億円[+49.4%];数量は+18.8%)、原粗油(同+8,847億円[+15.7%];数量は+4.9%)、通信機(同+2,353億円[+33.1%])等が増加。

[参考2] 原油価格(石油連盟)
@ドルベース:119.68米ドル/バレル(前年同期比+13.8%)
A円ベース:59,966円/キロリットル(前年同期比+10.3%)

(2) サービス収支:▲9,271億円の赤字(前年同期比▲3,459億円 赤字幅拡大)
「旅行収支」が赤字幅を縮小したものの、「輸送収支」が赤字幅を拡大し、また、「その他サービス収支」の黒字幅が縮小したことから、サービス収支の赤字幅は2期連続で拡大した。

[参考3] 訪日外国人旅行者数:4,049千人(前年同期比+42.9%)
          出国日本人数:8,941千人(前年同期比+17.2%)
          (出典:日本政府観光局(JNTO))

2.所得収支:7兆1,467億円の黒字(前年同期比▲1,288億円[▲1.8%] 黒字幅縮小)
配当金・配分済支店収益の支払の増加及び債券利子等の受取減少を主因として、所得収支の黒字幅は4期ぶりに縮小した。

(注) 上記Tにおける過去の計数との比較は、現行統計で比較可能な昭和60年上半期(増減額及び増減率は昭和61年上半期)以降の数値による。

  

U 資本収支

資本収支:▲5兆6,133億円の流出超(前期:8兆8,012億円の流入超)

1.投資収支・資産(居住者による投資)

(1) 対外直接投資:▲4兆7,754億円の流出超(前期:▲6兆3,915億円の流出超)
本邦企業による海外企業発行株式の取得等がみられ、流出超が継続した。

(2) 対外株式投資(除く証券貸借取引):6,652億円の流入超(前期:▲1兆67億円の流出超)
年金資金等の売り越しを主因として、流入(処分)超に転じた。

(3) 対外中長期債投資(除く証券貸借取引):▲7兆5,211億円の流出超(前期:▲2兆3,896億円の流出超)
銀行部門の買い越し幅が拡大したこと等により、流出(取得)超幅が拡大した。

2.投資収支・負債(非居住者からの投資)

(1) 対内直接投資:▲1,363億円の流出超(前期:7億円の流入超)
海外親会社による本邦子会社株式の処分等がみられ、流出超に転化した。

(2) 対内株式投資(除く証券貸借取引):5,676億円の流入超(前期:▲3兆775億円の流出超)
輸送用機器やサービス業などの幅広い業種で買い越しとなり、流入(取得)超に転じた。

(3) 対内中長期債投資(除く証券貸借取引):9,194億円の流入超(前期:▲5,172億円の流出超)
中長期国債が買い越しとなったこと等により、流入(取得)超に転じた。

[参考4] ドル・円相場(インターバンク直物相場・東京市場中心値の期中平均レート)
              79.76円/米ドル(前年同期:81.98円/米ドル、前年同期比2.7%の円高)

           ユーロ・円相場(インターバンク直物相場・東京市場17:00現在レートの期中平均レート) 
               103.45円/ユーロ(前年同期:115.04円/ユーロ、前年同期比10.1%の円高)