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報道発表

平成24年12月10日

財務省

平成24年10月中 国際収支状況(速報)の概要

T 経常収支

   

(参考1)国際収支の推移表(PDF形式)
(参考2)季節調整済 国際収支の推移表(PDF形式)

「所得収支」の黒字幅は拡大したものの、「貿易・サービス収支」の赤字幅が拡大したことから、経常収支の黒字幅は縮小した。

1.貿易・サービス収支:▲8,072億円の赤字(前年同月比▲2,568億円 赤字幅拡大)
「貿易収支」及び「サービス収支」がともに赤字幅を拡大し、「貿易・サービス収支」は7か月連続の赤字となった(季節調整値ベースでは平成23年3月から20か月連続の赤字)。

(1) 貿易収支:▲4,503億円の赤字(前年同月比▲2,414億円 赤字幅拡大)
原粗油などを中心に輸入が減少したものの、EU・中国向けを中心とした輸出の減少が上回ったため、貿易収支の赤字幅は拡大した。

@ 輸出:4兆9,466億円(前年同月比▲3,177億円[▲6.0%]減少)
前年同月比で5か月連続の減少(前月:▲10.5%減)。
A 輸入:5兆3,969億円(前年同月比▲763億円[▲1.4%]減少)
前年同月比で2か月ぶりの減少(前月:+4.5%増)。

[参考1]平成24年10月分貿易統計(通関ベース:財務省関税局11月29日付公表)

(1) 輸出:5兆1,492億円(確報値:前年同月比▲3,578億円[▲6.5%]減少)
@ 「主要地域別」では、対米国(同+278億円 [+3.1%])等が増加。他方、対EU(同▲1,276億円 [▲20.1%])、対中国(同▲1,245億円[▲11.6%])、対大洋州(同▲365億円[▲21.4%])等が減少。
A 「商品別」では、自動車(同▲1,022億円 [▲12.3%])、鉱物性燃料(同▲378億円 [▲31.5%])、鉄鋼(同▲295億円[▲9.7%])等が減少。

(2) 輸入:5兆7,002億円(9桁速報値:前年同月比▲897億円[▲1.5%]減少)
@ 「主要地域別」では、対中国(同+472億円[+3.6%])、対EU(同+396億円[+7.4%])等が増加。他方、対中東(同▲1,412億円[▲14.0%])等が減少。
A 「商品別」では、通信機(同+500億円[+29.6%])、医薬品(同+334億円[+21.4%])等が増加。一方、原粗油(同▲1,759億円[▲19.6%];数量は▲24.5%)等が減少。

[参考2] 原油価格(石油連盟)
@ドルベース:115.57米ドル/バレル(前年同月比+4.2%)
A円ベース:56,919円/キロリットル(前年同月比+6.4%)

(2) サービス収支:▲3,568億円の赤字(前年同月比▲153億円 赤字幅拡大)
「旅行収支」は赤字幅を縮小したものの、「輸送収支」及び「その他サービス収支」が赤字幅を拡大したことから、「サービス収支」の赤字幅は拡大した。

[参考3] 訪日外国人旅行者数:706,100人(前年同月比+14.7%)
          出国日本人数:1,472,000人(前年同月比▲3.0%)
          (出典:日本政府観光局(JNTO))

2.所得収支:1兆2,436億円の黒字(前年同月比+1,222億円[+10.9%] 黒字幅拡大)
再投資収益の受取減少等により直接投資収益が減少したものの、配当金及び債券利子等の受取増加により証券投資収益が増加したことから、所得収支の黒字幅は2か月ぶりに拡大した。

  

U 資本収支

資本収支:▲5,920億円の流出超(前月:▲7,632億円の流出超)

1.投資収支・資産(居住者による投資)

(1) 対外直接投資:▲1兆487億円の流出超(前月:▲7,699億円の流出超)
本邦企業による海外子会社の増資引受等がみられ、流出超幅が拡大した。

(2) 対外株式投資(除く証券貸借取引):106億円の流入超(前月:4,888億円の流入超)
年金資金や投資信託委託会社等の売り越し幅が縮小したことから、流入(処分)超幅が縮小した。

(3) 対外中長期債投資(除く証券貸借取引):▲1兆2,263億円の流出超(前月:▲2兆2,940億円の流出超)
銀行部門の買い越し幅が縮小したこと等から、流出(取得)超幅が縮小した。

2.投資収支・負債(非居住者からの投資)

(1) 対内直接投資:▲218億円の流出超(前月:▲157億円の流出超)
海外親会社による本邦子会社株式の処分がみられたこと等から、流出超が継続した。

(2) 対内株式投資(除く証券貸借取引):2,817億円の流入超(前月:▲633億円の流出超)
輸送用機器、医薬品、電気機器等の業種において買い越しとなったことから、流入(取得)超に転じた。

(3) 対内中長期債投資(除く証券貸借取引):9,046億円の流入超(前月:4,069億円の流入超)
中長期国債等が買い越しとなったことから、流入(取得)超が継続した。

[参考4] ドル・円相場(インターバンク直物相場・東京市場中心値の月中平均レート)
             78.97円/米ドル(前年同月:76.77円/米ドル、前年同月比2.9%の円安)

           ユーロ・円相場(インターバンク直物相場・東京市場17:00現在レートの月中平均レート) 
              102.41円/ユーロ(前年同月:105.24円/ユーロ、前年同月比2.7%の円高)