現在位置 : トップページ > 国際政策 > 関連資料・データ > 国際収支状況 > 速報 > 平成24年8月中 国際収支状況(速報)の概要

報道発表

平成24年10月9日

財務省

平成24年8月中 国際収支状況(速報)の概要

T 経常収支

   

(参考1)国際収支の推移表(PDF形式)
(参考2)季節調整済 国際収支の推移表(PDF形式)

「貿易・サービス収支」の赤字幅は前年同月比で拡大したものの、「所得収支」の黒字幅も拡大したことから、経常収支の黒字幅は拡大した。

1.貿易・サービス収支:▲8,670億円の赤字(前年同月比▲189億円 赤字幅拡大)
「貿易収支」の赤字幅が縮小したものの、「サービス収支」が赤字幅を拡大したことから、「貿易・サービス収支」は5か月連続の赤字となった(季節調整値ベースでは平成23年3月から18か月連続の赤字) 。

(1) 貿易収支:▲6,445億円の赤字(前年同月比+458億円 赤字幅縮小)
EU・中国向けを中心に輸出が減少したものの、原粗油価格の下落等による輸入の減少が上回ったことから、貿易収支は赤字幅を縮小した。

@ 輸出:4兆8,444億円(前年同月比▲2,688億円[▲5.3%] 減少)
前年同月比で3か月連続の減少(前月:▲7.4%減)。
A 輸入:5兆4,889億円(前年同月比▲3,146億円[▲5.4%] 減少)
前年同月比で2か月ぶりの減少(前月:+1.9%増)。

[参考1]平成24年8月分貿易統計(通関ベース:財務省関税局9月27日付公表)

(1) 輸出:5兆453億円(確報値:前年同月比▲3,103億円[▲5.8%] 減少)
@ 「主要地域別」では、対米国(同+830億円[+10.3%])等が増加。他方、対EU(同▲1,417億円 [▲22.9%])、対中国(同▲1,063億円 [▲9.9%])等が減少。
A 「商品別」では、金属加工機械(同+230億円 [+23.1%])、自動車の部分品(同+204億円 [+8.8%])等が増加。他方、鉱物性燃料(同▲443億円[▲31.7%])、船舶(同▲369億円[▲28.4%])、鉄鋼(同▲261億円[▲8.3%])等が減少。

(2) 輸入:5兆8,013億円(9桁速報値:前年同月比▲3,319億円[▲5.4%] 減少)
@ 「主要地域別」では、対中東(同▲1,116億円[▲9.3%])、対中国(同▲945億円[▲7.3%])、対大洋州(同▲642億円[▲12.6%])等が減少。 
A 「商品別」では、液化天然ガス(同+310億円[+6.2%];数量は▲3.0%)等が増加。他方、原粗油(同▲882億円[▲8.5%];数量は+1.0%)、非鉄金属(同▲511億円[▲31.4%])、石炭(同▲485億円[▲20.3%])等が減少。

[参考2] 原油価格(石油連盟)
@ドルベース:103.00米ドル/バレル(前年同月比▲10.1%)
A円ベース:50,850円/キロリットル(前年同月比▲9.5%)

(2) サービス収支:▲2,225億円の赤字(前年同月比▲647億円 赤字幅拡大)
「旅行収支」は赤字幅を縮小したものの、「輸送収支」が赤字幅を拡大し、「その他サービス収支」の黒字幅が縮小したことから、「サービス収支」の赤字幅は拡大した。

[参考3] 訪日外国人旅行者数:775,900人(前年同月比+42.0%)
          出国日本人数:1,965,000人(前年同月比+10.0%)
          (出典:日本政府観光局(JNTO))

2.所得収支:1兆3,890億円の黒字(前年同月比+355億円[+2.6%] 黒字幅拡大)
証券投資に係る債券利子等の受取が減少したものの、直接投資収益に係る再投資収益が増加したことから、所得収支の黒字幅は2か月連続で拡大した。

  

U 資本収支

資本収支:▲1兆1,472億円の流出超(前月:▲7,329億円の流出超)

1.投資収支・資産(居住者による投資)

(1) 対外直接投資:▲7,474億円の流出超(前月:▲7,362億円の流出超)
本邦企業による海外子会社の増資引受等がみられ、流出超が継続した。

(2) 対外株式投資(除く証券貸借取引):2,995億円の流入超(前月:1,331億円の流入超)
投資信託委託会社等の売り越し幅の拡大により、流入(処分)超幅が拡大した。

(3) 対外中長期債投資(除く証券貸借取引):▲2兆3,172億円の流出超(前月:▲1兆1,719億円の流出超)
銀行等の買い越し幅の拡大により、流出(取得)超幅が拡大した。

2.投資収支・負債(非居住者からの投資)

(1) 対内直接投資:625億円の流入超(前月:1,825億円の流入超)
海外親会社による本邦子会社への出資(株式取得)がみられたこと等から、流入超が継続した。

(2) 対内株式投資(除く証券貸借取引):▲1,966億円の流出超(前月:▲2,243億円の流出超)
電気機器、小売業等の業種において売り越しとなったことから、流出(処分)超が継続した。

(3) 対内中長期債投資(除く証券貸借取引):7,734億円の流入超(前月:7,815億円の流入超)
中長期国債が買い越しとなったことから、流入(取得)超が継続した。

[参考4] ドル・円相場(インターバンク直物相場・東京市場中心値の月中平均レート)
              78.66円/米ドル(前年同月:77.23円/米ドル、前年同月比1.9%の円安)

           ユーロ・円相場(インターバンク直物相場・東京市場17:00現在レートの月中平均レート) 
               97.53円/ユーロ(前年同月:110.62円/ユーロ、前年同月比11.8%の円高)