現在位置 : トップページ > 国際政策 > 関連資料・データ > 国際収支状況 > 速報 > 平成24年7月中 国際収支状況(速報)の概要

報道発表

平成24年9月10日

財務省

平成24年7月中 国際収支状況(速報)の概要

T 経常収支

   

(参考1)国際収支の推移表(PDF形式)
(参考2)季節調整済 国際収支の推移表(PDF形式)

「所得収支」の黒字幅は前年同月比拡大したものの、「貿易・サービス収支」の赤字幅が拡大したことから、経常収支の黒字幅は縮小した。

1.貿易・サービス収支:▲7,197億円の赤字(前年同月比▲5,951億円 赤字幅拡大)
「貿易収支」が赤字転化し、「サービス収支」が赤字幅を拡大したことから、「貿易・サービス収支」は4か月連続の赤字となった(季節調整値ベースでは平成23年3月から17か月連続の赤字)。

(1) 貿易収支:▲3,736億円の赤字(前年同月比▲5,154億円 赤字転化)
半導体等電子部品や鉱物性燃料等を中心に輸出が減少する一方、液化天然ガスの価格上昇等により輸入が増加したことから、貿易収支は赤字転化した(前月:1,120億円の黒字)。

@ 輸出:5兆1,184億円(前年同月比▲4,120億円[▲7.4%] 減少)
前年同月比で2か月連続の減少(前月:▲1.5%減)。
A 輸入:5兆4,919億円(前年同月比+1,034億円[+1.9%] 増加)
前年同月比で2か月ぶりの増加(前月:▲1.2%減)。

[参考1]平成24年7月分貿易統計(通関ベース:財務省関税局8月30日付公表)

(1) 輸出:5兆3,131億円(確報値:前年同月比▲4,687億円[▲8.1%] 減少)
@ 「主要地域別」では、対米国(同+416億円[+4.7%])等が増加。他方、対EU(同▲1,678億円 [▲25.0%])、対中国(同▲1,361億円 [▲11.9%])等が減少。
A 「商品別」では、自動車(同+355億円 [+4.6%])等が増加。他方、半導体等電子部品(同▲449億円[▲14.0%])、鉱物性燃料(同▲344億円[▲24.8%])、船舶(同▲266億円[▲18.0%])等が減少。

(2) 輸入:5兆8,320億円(9桁速報値:前年同月比+1,200億円[+2.1%] 増加)
@ 「主要地域別」では、対EU(同+578億円[+10.7%])、対中国(同+400億円[+3.3%])、対米国(同+364億円[+7.6%])等が増加。他方、対中東(同▲569億円[▲5.4%])、対大洋州(同▲262億円[▲5.7%])等が減少。 
A 「商品別」では、液化天然ガス(同+1,037億円[+24.2%];数量は+11.6%)、通信機(同+486億円[+35.4%])、自動車(同+314億円[+64.7%])等が増加。他方、原粗油(同▲805億円[▲8.7%];数量は+2.5%)、鉄鉱石(同▲549億円[▲32.8%]等が減少。

[参考2] 原油価格(石油連盟)
@ドルベース:102.16米ドル/バレル(前年同月比▲9.9%)
A円ベース:51,098円/キロリットル(前年同月比▲11.0%)

(2) サービス収支:▲3,462億円の赤字(前年同月比▲797億円 赤字幅拡大)
「旅行収支」は赤字幅を縮小したものの、「輸送収支」及び「その他サービス収支」の赤字幅が拡大したことから、「サービス収支」の赤字幅は拡大した。

[参考3] 訪日外国人旅行者数:845,300人(前年同月比+50.5%)
          出国日本人数:1,595,000人(前年同月比+8.8%)
          (出典:日本政府観光局(JNTO))

2.所得収支:1兆4,221億円の黒字(前年同月比+1,700億円[+13.6%] 黒字幅拡大)
直接投資収益に係る再投資収益及び証券投資に係る債券利子等の受取が増加したことから、所得収支の黒字幅は3か月ぶりに拡大した。

  

U 資本収支

資本収支:▲7,329億円の流出超(前月:▲2兆230億円の流出超)

1.投資収支・資産(居住者による投資)

(1) 対外直接投資:▲7,362億円の流出超(前月:▲1兆698億円の流出超)
本邦企業による海外子会社の増資引受等がみられ、流出超が継続した。

(2) 対外株式投資(除く証券貸借取引):1,331億円の流入超(前月:▲1,425億円の流出超)
投資信託委託会社等が売り越しに転じたことから、流入超に転じた。

(3) 対外中長期債投資(除く証券貸借取引):▲1兆1,719億円の流出超(前月:▲1兆9,244億円の流出超)
生命保険会社等の買い越し幅の縮小により、流出(取得)超幅が縮小した。

2.投資収支・負債(非居住者からの投資)

(1) 対内直接投資:1,825億円の流入超(前月:▲2,687億円の流出超)
海外親会社による本邦子会社への追加出資(株式取得)がみられたこと等から、流入超に転じた。

(2) 対内株式投資(除く証券貸借取引):▲2,243億円の流出超(前月:▲1,535億円の流出超)
電気機器・機械関連等において売り越しとなったことから、流出(処分)超が継続した。

(3) 対内中長期債投資(除く証券貸借取引):7,815億円の流入超(前月:1兆665億円の流入超)
中長期国債が買い越しとなったことから、流入(取得)超が継続した。

[参考4] ドル・円相場(インターバンク直物相場・東京市場中心値の月中平均レート)
             79.02円/米ドル(前年同月:79.47円/米ドル、前年同月比0.6%の円高)

           ユーロ・円相場(インターバンク直物相場・東京市場17:00現在レートの月中平均レート) 
               97.15円/ユーロ(前年同月:113.52円/ユーロ、前年同月比14.4%の円高)