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報道発表

平成24年7月9日

財務省

平成24年5月中 国際収支状況(速報)の概要

T 経常収支

   

(参考1)国際収支の推移表(PDF形式)
(参考2)季節調整済 国際収支の推移表(PDF形式)

「貿易・サービス収支」の赤字幅の拡大に加え、「所得収支」の黒字幅が対前年同月比で縮小したことから、経常収支の黒字幅は大幅に縮小した。

1.貿易・サービス収支▲9,410億円の赤字(前年同月比▲1,504億円 赤字幅拡大)
「貿易収支」及び「サービス収支」がともに赤字幅を拡大し、「貿易・サービス収支」は2か月連続の赤字となった(季節調整値ベースでは平成23年3月から15か月連続の赤字)。

(1) 貿易収支▲8,482億円の赤字(前年同月比▲770億円 赤字幅拡大)
震災の反動増もあり、自動車を中心に輸出が増加したものの、液化天然ガスの需要増等により輸入が増加したことから、貿易収支は赤字幅を拡大した(貿易収支は3か月連続の赤字)。

@ 輸出:5兆542億円(前年同月比+5,129億円[+11.3%] 増加)
前年同月比で3か月連続の増加(前月:+11.1%増)。
A 輸入:5兆9,025億円(前年同月比+5,899億円[+11.1%] 増加)
前年同月比で29か月連続の増加(前月:+11.2%増)。

[参考1] 平成24年5月分貿易統計(通関ベース:財務省関税局6月28日付公表)

(1) 輸出:5兆2,332億円(確報値:前年同月比+4,739億円[+10.0%] 増加)
@ 「主要地域別」では、対米国(同+2,458億円[+38.1%])、対ASEAN(同+1,429億円[+20.0%])、対中東(同+677億円[+60.5%])、対中国(同+282億円[+3.0%])等が増加。他方、対EU(同▲48億円 [▲0.9%])は減少。
A 「商品別」では、自動車(同+3,518億円 [+87.4%])、自動車の部分品(同+849億円[+46.1%])、原動機(同+309億円 [+19.3%])等が増加。他方、船舶(同▲336億円[▲20.3%])等が減少。

(2) 輸入:6兆1,435億円(9桁速報値:前年同月比+5,236億円[+9.3%] 増加)
@ 「主要地域別」では、対中東(同+1,213億円[+12.4%])、対中国(同+1,154億円[+10.0%])、対ASEAN(同+1,155億円[+14.2%])等が増加。
A 「商品別」では、液化天然ガス(同+1,536億円[+44.3%];数量は+16.8%)、原粗油(同+1,029億円[+10.9%];数量は+7.1%)、石油製品(同+511億円[+29.7%])等が増加。他方、非鉄金属(同▲621億円[▲31.7%])等が減少。

[参考2] 原油価格(石油連盟)
@ドルベース:124.55米ドル/バレル(対前年同月比+4.9%)
A円ベース:63,004円/キロリットル(対前年同月比+3.6%)

(2) サービス収支:▲928億円の赤字(前年同月比▲734億円 赤字幅拡大)
「輸送収支」及び「旅行収支」は赤字幅を縮小したものの、「その他サービス」の黒字幅が縮小したことから、「サービス収支」の赤字幅は拡大した。

[参考3] 訪日外国人旅行者数:669,000人(対前年同月比+87.0%)
          出国日本人数:1,414,000人(対前年同月比+22.7%)
          (出典:日本政府観光局(JNTO))

2.所得収支:1兆2,737億円の黒字(前年同月比▲1,686億円[▲11.7%] 黒字幅縮小)
直接投資に係る配当金等の支払が増加し、直接投資収益の受取超幅が縮小したことから、所得収支の黒字幅は2か月ぶりに縮小した。

(注) 上記Tにおける過去の計数との比較は、現行統計で比較可能な昭和60年1月(増減額及び増減率は昭和61年1月)以降の数値による。

  

U 資本収支

資本収支:▲7,446億円の流出超(前月:▲304億円の流出超)

1.投資収支・資産(居住者による投資)

(1) 対外直接投資:▲9,750億円の流出超(前月:▲9,124億円の流出超)
本邦企業による海外企業発行株式の取得等がみられ、流出超が継続した。

(2) 対外株式投資(除く証券貸借取引):▲1,148億円の流出超(前月:▲14億円の流出超)
年金資金等の買い越しにより、流出超が拡大した。

(3) 対外中長期債投資(除く証券貸借取引):▲2兆308億円の流出超(前月:2兆7,938億円の流入超)
銀行部門等の買い越しにより、流出(取得)超に転じた。

2.投資収支・負債(非居住者からの投資)

(1) 対内直接投資:504億円の流入超(前月:314億円の流入超)
海外親会社による本邦子会社の増資等がみられたことから、流入超が継続した。

(2) 対内株式投資(除く証券貸借取引):▲6,241億円の流出超(前月:▲24億円の流出超)
電気機器や輸送用機器等の幅広い業種で売り越しとなったことから、流出(処分)超が継続した。

(3) 対内中長期債投資(除く証券貸借取引):4,758億円の流入超(前月:9,166億円の流入超)
中長期国債が買い越しとなったことから、流入(取得)超が継続した。

[参考4] ドル・円相場(インターバンク直物相場・東京市場中心値の月中平均レート)
              79.70円/米ドル(前年同月:81.23円/米ドル、対前年同月比1.9%の円高)

           ユーロ・円相場(インターバンク直物相場・東京市場17:00現在レートの月中平均レート) 
               101.95円/ユーロ(前年同月:116.03円/ユーロ、対前年同月比12.1%の円高)