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MDBsパンフレット(2011年版)

はじめに■

国際開発金融機関(MDBs)は途上国の持続的経済成長・貧困削減に幅広く貢献しています
二国間援助と多国間援助

ODAには、二国間援助(バイの援助)といって、特定の途上国に直接援助を行うものと、多国間援助(マルチの援助)といって、国際機関を通じて行うものがあります。マルチの援助機関は、大きく分けると、無償資金供与中心の国連諸機関と、融資中心の世界銀行やアジア開発銀行等の国際開発金融機関(MDBs:Multilateral Development Banks)があります。マルチの援助の場合、まず、先進国がこれらの機関に対して資金を供与し、これをもとに各機関が途上国に支援を行うこととなります。

<我が国のODA実績の内訳2009年>

単位:億円 ODA支出総額(グロス)15,366、政府貸付等7,152、技術協力2,913、無償資金協力2,063、国際機関に対する出資・拠出等3,239、回収額6,523、ODA支出純額(ネット)8,844

http://www.mof.go.jp/international_policy/reference/financial_flows_to_developing_countries/2009.htm

MDBsを通じた経済協力の長所

MDBを通じた途上国支援は、

1 気候変動、感染症をはじめとする地球規模の課題や国際社会の重要な問題に中心となって取り組み、国際協力における豊富な経験が蓄積されていること

2 国際協力の幅広い分野を網羅し、最先端の専門的知識を有する優秀な人材が全世界から集まっていること

3 数多くの途上国に現地事務所を有することにより、現地の支援ニーズを的確に把握し、きめ細やかな支援を可能とする優れた情報網を有すること

4 途上国の債務状況やガバナンスについてのデータを基に客観的な指標を作成しており、それに基づく援助が行えること

といった長所を活用することにより、二国間援助を補完することができる国際協力の有効な手段として極めて重要な役割を果たしています。

MDBsは、融資と政策アドバイスを組み合わせた総合的な開発援助機関として機能しており、また、IMFと並び、マクロ経済や構造調整に関するMDBsのプログラムは、各国の二国間支援に対して重要な基礎的枠組みを提供しています。