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第18回IMFC コミュニケ(ポイント)(平成20年10月11日)

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第18 回国際通貨金融委員会(IMFC)コミュニケのポイント
[2008 年10月11日 於:ワシントンD.C.]

  • ・ 国際通貨基金融委員会は、10月10日のG7行動計画を強く支持する。

  • ・ 金融危機の深さやシステム上の特徴に鑑みると、例外的な警戒、協力、及び大胆な行動をとる用意が必要となる。IMFは国際金融の安定を回復し維持するため、必要な多国間協力を促進するという中核的な使命を有する。IMFは加盟国の資金ニーズを満たすため相当の資源を迅速に提供できるようにする。危機への頑健な政策対応を議論し発展させることへのIMFの取組の強化を要請。

  • ・ 新興市場国は、近年健全な政策を実施しているが、金融危機の波及的影響を受けていることに留意。

  • ・ IMFが現在の危機から必要な教訓を導き、信認と安定を回復するのに効果的な行動を提言する上で主導的であること、FSF、G20 等との協力を向上させること、及び直ちにこのイニシアティブを開始し遅くとも次回の会合に報告することを要請。

  • ・ 次回IMFC 会合は、2009年4月25日にワシントンDCで開催予定。


(別 添)

(成長の維持と世界的な挑戦への対応)

  • ・ 先進国におけるマクロ経済政策は、長引く経済の減退リスクに直面して必要な刺激策を与える必要がある。

  • ・ 世界経済をとりまく不利な環境が低所得国の経済的安定、成長促進、及び貧困削減に関する進捗を損なうことを懸念。外生ショックファシリティの改革を歓迎。

  • ・ 最近のピークより低下しているものの、多くの国で依然高水準にある一次産品価格がもたらす課題に留意。

  • ・ 保護貿易主義の圧力に抵抗することを要請し、貿易交渉に関するドーハ開発ラウンドの迅速かつ野心的な妥結を強く支持。

  • ・ 世界的不均衡の拡大を防ぐことが引き続き重要であることを強調。短期的な政策は金融市場の安定に焦点が置かれるが、世界的不均衡の解決のための多国間戦略は引き続き妥当なもの。

(サーベイランスの推進)

  • ・ サーベイランスのIMF における中心的な役割を強調。理事会により承認されたサーベイランスにおける優先事項に関する初めての声明を支持。サーベイランス優先事項の進捗状況について定期的な報告を期待。

(融資の役割の見直し)

  • ・ 融資制度がグローバル化の課題、とりわけ現在の金融危機に対処するのに役立つことにより、加盟国に信認を与える上で重要な役割を果たすことを強調。加盟国の変化するニーズに適応するよう、IMFの融資制度の見直しに向けた更なる努力が必要。1融資のための分析枠組みの見直し、2流動性供給の新インストルメントに関する作業の前進、3コンディショナリティの見直し、4低所得国に対する融資制度の見直し、5アクセスリミットや融資期間の見直し、の5分野の進捗計画を支持。強力な合意と特別の緊急性がある分野において決定を加速し、2009年総会までに全ての分野において決定を行うことを強く慫慂。

(サンディエゴ原則:ソブリンウェルスファンドに関する一般に受け入れられた原則と実務)

  • ・ ソブリンウェルスファンドに関する国際作業部会がサンディエゴ原則を策定したことを賞賛。同作業部会が同原則のレビューなどのために常設部会の設置を検討していることを歓迎。

(その他)

  • ・ 協定改正を含むクォータとボイスの改革、及び投資権限の拡大に関する理事会での合意を歓迎。各国による早期の国内手続きを慫慂。

  • ・ IMFのガバナンスの実施中の再評価を歓迎。次回IMFCまでに進捗状況報告がなされることを期待。