第69回世銀・IMF合同開発委員会 コミュニケ(ポイント)(平成16年4月25日)
| 第69回 世銀・IMF合同開発委員会 コミュニケ(ポイント) |
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| 1. | 貧困削減及びミレニアム宣言の開発目標の達成度をモニターする第1回の「グローバル・モニタリング・レポート」を検討し、今後年1回のレビューの良い基礎となると歓迎。今後は、本レポートは優先分野におけるモニター可能な行動アジェンダに焦点をあてることとされた。 |
| | 多くの途上国において、改革の実施や所得面での貧困削減等で進展が見られたが、このままでは、殆どの途上国とりわけサブサハラ・アフリカにおいて殆どのミレニアム開発目標(MDGs)(注)が達成されないことを大いに憂慮。 |
| | 多くの途上国において、民間企業活動の環境改善、公的機関における改革・能力及び結果(results)志向の強化、ガバナンスの質の向上、効率的なインフラ投資のスケール・アップ、医療・教育等の基礎的社会サービスへのアクセス確保、AIDSとの闘いを通じて、持続可能かつ広範な成長が加速される必要あり。 |
| | 開発の優先順位は、各国が主体性を持って策定した貧困削減戦略文書(PRSP)等の開発戦略に基づいて決定されるべき。世銀の中所得国の支援強化の努力に関する進展のレビューが将来の会合においてなされることを期待。適切な政策環境におけるインフラ投資は、経済成長及びMDGs達成に大いに寄与する。世銀のインフラ・アクション・プランの実施における進展、民間企業活動の環境改善については、次回会合において議論。 |
| | ドーハ・ラウンドのタイムリーな結果を確保することが重要。先進国が市場自由化、貿易を歪める補助金の撤廃を行うことが重要。同時に途上国における通商の円滑化と自由化に向けた努力が重要。IMFや世銀の途上国に対する経済統合の促進や通商交渉面での能力を高めるための支援を歓迎した。移民及び送金の重要性を認識し、その開発への効果を高める環境を作っていくための作業を求めた。 |
| | より多くの援助が必要であり、予測可能、タイムリーで長期のより効果的な援助であるべき。ODAのGNP比0.7%目標を達成していない先進国に対して、具体的努力を慫慂。IDA14次増資についての十分かつタイムリーな合意が、我々の最貧国への資金確保について重要なコミットメントを示すものとなろう。 |
| | 次回の会合において、追加的な資源の動員メカニズム等に関する報告を期待。ローマ調和化宣言や、マラケシュ会合の結果重視原則の実施に向けた努力の強化が必要。 |
| | IFIs(国際金融機関)はモンテレー合意の実施につき自ら貢献を行っていく責任を有することを再確認。行動のための重要な分野は、調和化、結果重視及び借入国の真のニーズへの対応。世銀に対し、新たな融資形態の検討、組織の効率性改善、会計・調達ルールや環境基準を尊重しつつ融資手続きの簡素化を行うことを慫慂。 |
| | 万人のための教育(EFA)の“早期実施イニシアティブ(FTI)”が、真に有効なものとなるためには、各国個別の貧困削減戦略に基づいたものでなければならない。 |
| | HIPCイニシアティブの実施は全債権者の参加が重要であることを再確認。DP(Decision Point)に到達していない11ヶ国についてはHIPC債務救済に速やかに到達できるよう、世銀及びIMFに対して支援することを慫慂。我々はまた、HIPCにつき2004年末を期限とするサンセット条項についてのオプションに関して注意深く検討するよう求めた。 |
| | 我々は、低所得国における債務持続可能性の検討の枠組みについて、その概要を支持した。譲許性の程度やグラント支援の水準を含め、低所得国への資金供与が適切な条件でなされるように、借入国・債権者・援助供与者間における協調されたアプローチの必要性を強調。また、低所得国の外性的ショックへの対応を支援するための措置等に関するIMF・世銀の作業を歓迎するとともに、更にその作業を急ぐことを求めた。 |
| | ブレトン・ウッズ機関における、途上国及び移行国の声(Voice)と参加を強化する取り組みは、引き続き重要な課題。本件に関する全ての事項についての理事会からの報告が提出され、2004年秋の総会において更なる議論が行われることを期待。 |
| | 次回開発委員会は2004年10月3日にワシントンで開催。 |
| | 極度の貧困及び飢餓の撲滅、普遍的初等教育の達成、男女平等及び女性の地位強化の推進、乳幼児死亡率の削減、妊産婦の健康の改善、 HIV/AIDS・マラリア・その他疾病との闘い、環境の持続可能性確保、開発のためのグローバルなパートナーシップの推進 |
(以 上) | |
