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| ○ | 今回の開発委では、 ミレニアム開発目標(MDGs)達成に向けた取組みの実施の進捗をレビューするとともに、 途上国・体制移行国の声と参加の強化のための方策を検討。〔パラ1〕 |
| ○ | 昨年秋の開発委以降、世界を取り巻く環境は不確実性を増してきている。したがって、途上国・体制移行国での貧困削減とMDGsの達成に必要な世界的な努力へのコミットメントを強く再確認。〔パラ2〕 |
| ○ | ミレニアム開発目標に向けた進展を加速させるため、より力強い経済成長と貧しい人々の能力強化を図る政策・行動の必要性を強調。途上国では、投資環境等の改善、公的資金管理を含むガバナンスの強化、及び人的資本の増強に向けた取組みの強化が必要。モンテレイで合意されたように、こうした途上国の努力に呼応して、先進国からもより強力な支援、特に途上国産品の市場アクセス拡大、債務救済、及び援助の量・予見可能性・有効性の向上を通じた支援、が必要。4月8日の国際開発協会(IDA)第13次増資の発効を歓迎。サブサハラ・アフリカ等への援助の増加を再確認。〔パラ3〕 |
| ○ | 援助の質の向上に関連し、結果重視の取組みや、ローマ調和化宣言での合意事項の実施につき、その早急な進展を要請。PRSP等の途上国の主体的な開発戦略の中でこうした様々な努力を強化していくことが最重要であることを強調。こうした各国の開発戦略は、各国の予算過程と直結されるべきものであり、援助国や国際機関が支援を連携させていくことを可能とするような枠組みを提供するもの。〔パラ4〕 |
| ○ | ミレニアム開発目標及び関連する成果の達成に向けての政策・行動につき、本委員会が定期的に進捗を評価することを可能にするとともに、途上国・先進国・各機関の間の説明責任を補強するような、世界的なモニタリング枠組みの構築が進展したことを歓迎。本件について、世銀・IMFに対し、国連、地域開発金融機関、OECD開発援助委員会及びWTOと引き続き緊密に協力していくことを要請。マルチとバイのドナーに対し、分析と計測の方法を見直し、調和化させることを要請。また、世銀に対し、国別政策・制度評価(CPIA)につき、その手法の改善及び適用に当たっての透明性の向上を要請。途上国の統計能力強化の喫緊性を強調。〔パラ5〕 |
| ○ | 教育分野でのイニシアティブ(万人のための教育)の進展の継続を歓迎しつつ、更なる支援の必要性を認識。水関連分野での取組み強化に向けて、最近策定された世銀の水戦略を歓迎するとともに、世銀に対し「水施設への資金調達パネル」の提言のうち適切な項目について次回開発委までにその実施方法の検討を要請。保健とHIV/AIDsの分野について、世銀に対し、他のパートナーとの連携の強化、及び国レベルでの取組みの強化を慫慂。いずれの分野についても、MDGs達成に向けた取組みをPRSP等の各国の開発戦略の中で定着させていくことの重要性を強調。途上国による健全な政策・取組みは十分かつ適切な資金により支援されるべきであり、世銀に対し、その進捗につき本年秋の開発委で報告するよう要請。〔パラ6〕 |
| ○ | 経済成長にとってインフラ投資が果たす決定的な役割、及びインフラ投資と社会サービスの提供・MDGs達成との間の関連性を強調。インフラ投資への支援増加に向けた、世銀のコミットメントの再開を歓迎し、次回開発委で更なる取組みを報告することを要請。〔パラ7〕 |
| ○ | 貿易は、成長と貧困削減のため、依然として極めて重要。世界的な不確実性に鑑み、ドーハ開発アジェンダで定められた野心的な目標が、多国間の協力により達成され得ることを示すことが、平時にも増して重要。ドーハで定められた期限が守られなかった分野において、早急に合意を得るよう関係国に要請。先進国では、途上国にとって重要な分野である農業、繊維、衣類を含め、市場の自由化・貿易を歪める補助金の除去が不可欠。途上国では、貿易円滑化・自由化の努力が重要。世銀・IMFに対し、貿易を支援する取組みを引き続き強化することを要請。〔パラ8〕 |
| ○ | ブレトンウッズ機関の業務と意思決定において途上国と体制移行国の声と参加を高めることは、国際的な対話と両機関の有効性の強化に重要な貢献となりうる。世銀・IMF理事会による最近の体制強化の決定を歓迎するとともに、更なる措置の検討を要請。主要な政策分野における独立した研究・助言を支援する資金メカニズムを創設するというアイデアにつき、潜在的な拠出国が積極的に検討することを慫慂。IMFの資金量やクオータ配分の妥当性、及びIMFのガバナンスの強化に関するIMF理事会の次回IMFCへの報告に留意。世銀・IMF理事会に対し、出資国や制度面への影響に配意しつつ、広範な支持が得られるような選択肢につき更に検討することを要請。次回開発委で進捗報告を要請。〔パラ9〕 |
| ○ | HIPCイニシアティブの進展を歓迎し、その実施と十分な資金支援へのコミットメントを再確認。HIPC信託基金の資金ギャップを埋めるための各国の拠出表明を歓迎するとともに、今後拠出が実際に払い込まれることを要請。HIPCイニシアティブに未参加の全ての公的二国間債権者・商業債権者に対し、参加を再度要請。〔パラ10〕 |
| ○ | 我々はイラクについて、早急に安全を回復させ、人々を苦難から解放させ、経済成長を促進することの必要性に留意。更なる国連安保理決議を支持。世銀とIMFは、適切なタイミングで、イラクの再開発に通常の役割を果たす用意がある。債務の問題に取り組んでいくことが必要であり、パリクラブの早期関与を期待。〔パラ11〕 |
| ○ | 開発委の次回会合は2003年9月22日にアラブ首長国連邦 ドバイで開催予定。〔パラ12〕 |
| (以上) |