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新宮澤構想に基づくフィリピン支援について

 

平成11年3月25日

大 蔵 省

 

1. 大蔵省は、フィリピン政府の経済困難克服の努力を支援するため、「アジア通貨危機支援に関する新構想―新宮澤構想―」に基づく資金支援を行う旨フィリピン政府宛て表明した。今回のフィリピン向け支援は、総額16億ドル相当円程度であり、内容は[別紙]のとおりである。

 

2. 今回の資金支援は、フィリピン政府の要請に応え、新宮澤構想を踏まえて行う中長期の資金支援である。我が国としては、引き続きフィリピンの資金ニーズを精査し、必要があれば適切な支援を行うことを検討していく。

 

3.

 我が国は、フィリピンが今回の支援を活用して現下の経済困難を克服し、可及的速やかに再び成長路線に復帰することを期待している。

(以上)

 

 

 

 

連絡・問合わせ先
  大蔵省(代表:03-3581-4111)
  国際局開発機関課(内 2913)

            03-3580-3238()
     開発金融課(内2923)
            03-3581-3717()
  大蔵省ホームページ
      http//www.mof.go.jp

 

 


[別紙]

 

フィリピン向け中長期資金支援

 

支援機関

支援内容

   支援金額

[日本輸出入銀行]

フィリピン電力部門政府機関向け保証

:5億ドル相当円

 

[海外経済協力基金]

円借款(13案件)

:11億ドル相当円程度
 (1,357億円)