IMF研究会・議事要旨(2012年12月開催)
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日 時
平成24年12月21日(金)15:00〜17:00
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場 所
財務省4階 国際会議室(南434)
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テーマ
「ギリシャ・スペイン情勢について」
「先進国のマクロ経済政策に対するIMFの評価について」
「国際金融に関する最近の動きについて」
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出席委員
伊藤座長、有吉委員、柏木委員、塩路委員、清水委員、高木委員、
鯉渕委員
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議事概要
○財務省担当者より、@ギリシャ・スペイン情勢、A先進国のマクロ経済政策に対するIMFの評価、B国際金融に関する最近の動きについてプレゼンテーションを行った。
○出席者から出された主な意見
・スペインの経常収支や財政収支の改善による調整が進んでいる一方で、失業率は高い水準にある。これについては、失業保険の制度の違いなどのため、最適通貨圏の条件の一つである生産要素の移動を通じた調整が難しいのではないか。
・ 財政支出を増やして景気を刺激しようというときに、財政乗数は0.5ぐらいかもしれないと慎重に使用するのはいいと思うが、財政支出を減らそうとするときに0.5ぐらいだから大丈夫だというのは若干危険な考えである。財政乗数の値は、実証上も理論上も幅を持って考えておいたほうが健全と思われる。
・ アジアに危機の恐れのない今のような時こそ、AMROのサーベランス強化といったことを早急に進めていくことが重要。これまでIMFが経済危機の早期発見に対して様々な指標等を作成しているが、アジアはそれとはまた別の様々な経済構造を有しているといったことを踏まえて、アジア独自の経済指標を作成するといったこともAMROの役割の一つになり得ると考える。
(注)本研究会では、率直な意見交換を促進する観点から、議事録に代わって議事要旨を作成・公開することとしています。