金融安定化フォーラム:第1回アジア・太平洋地域会合(プレスコミュニケ・仮訳)
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| 金融安定化フォーラム(FSF)は、第1回アジア・太平洋地域会合を、東京(三田共用会議所)で開催した。この会合には、FSFメンバー5ヶ国、及び、アジア・太平洋地域の非メンバー8ヶ国の、財務省・中央銀行・監督規制当局の高官が出席した。また、欧州中央銀行及びアジア開発銀行からも高官が参加した。 会議への出席者は、各国及び国際金融システムの現下の脆弱性に関して意見を交換した。世界経済・地域経済の低調な見通し―特に9月11日以降の動きを踏まえた認識―を背景に、出席者は、各国の金融システムは対応力を発揮したが、個々の国における金融セクターの健全性に関して引続き監視する必要があると感じた。また、彼らは、アジア・太平洋地域における資本フローのパターンの変化についても議論し、民間投資の流入減が継続すると、この地域の成長見通しに制約を与える可能性があることに留意した。 出席者はまた、国際金融システムにおける構造面の問題も議論した。彼らは、国内及び地域金融システムをさらに堅固なものにする方策について議論した。多くの出席者は、アジア通貨危機以降多くのことがなされてきたが、現在の経済の下降局面においては、改革に向けた当局の継続的なコミットメントの必要性が一層重要になっていると感じた。この関連で、国際基準が有用であり、特に各国において会計基準、監査基準、及び、コーポレート・ガバナンス慣行を向上させることが重要であるとの議論が行われた。多くの出席者は、各種国際基準・慣行の策定により広範囲の国が参加することが望ましいと感じた。 出席者は、金融市場におけるヘッジファンドの役割に関わる問題点、及び、ヘッジファンド業界における最近の変化が、FSFが2000年3月に出した勧告(「高レバレッジ機関作業部会報告書」)の実施状況に関するレビュー(2002年3月完了予定)にどのような意味を持つのかについて引き続き関心を示した。 出席者は、ホスト国である日本の財務省に対する謝意を表明した。彼らは、今後のFSF地域会合に関心があることを示した。 |
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