六市場会合議長総括(仮訳)平成11年2月25日 於:東京
| 六市場会合議長総括(仮訳)
平成11年2月25日 於:東京
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| (はじめに) | |
1. | 六市場会合が平成11年2月25日、東京において開催された。オーストラリア、中国、香港、日本、シンガポール及び米国から大蔵省、中央銀行及び通貨管理局の蔵相代理及び中央銀行総裁代理クラスが参加した。 |
| (国際金融システムのアーキテクチャー) | |
2. | 参加者は、いくつかの異なる場において検討されている、国際金融システム改革の方策について議論した。彼らは国際金融・通貨システムの健全な発展の必要性を強調した。 |
| (参加国地域における経済・金融の動向) | |
3. | 参加者は各地域における見通しと政策課題についてレビューした。彼らは、最近の危機の影響を受けた国々の経済の回復が進んだことをはじめとして、地域において心強い進展が見られたことに留意した。彼らはこれらの前向きの動きを歓迎するとともに、特にソーシャル・セーフティー・ネットの強化及び銀行と民間企業のリストラクチャリングの分野における克服すべき課題に留意し、これらの国の政策努力を引き続き支持していく決意を表明した。参加者は、それぞれの参加国のマクロ経済の動向をレビューし、開放性の継続と力強い内需が地域における他の国の回復を助けるために不可欠であるという見方を共有した。 この文脈で、参加者は昨年10月に日本の宮澤大蔵大臣によって表明された300億ドルの支援パッケージを歓迎した。その総額のほぼ半分は既に支援表明されており、参加者はこの支援が対象国の現下の経済困難を克服することに役立つであろうことを期待した。 参加者は、11月にクリントン大統領及び小渕首相により表明されたアジアの成長と経済回復のためのイニシアティブ(AGRI)を細部まで完成させるために日本、米国、世界銀行及びアジア開発銀行がこれまでに成し遂げた相当の進展について議論した。参加者はこのイニシアティブが銀行と民間企業のリストラクチャリングのプロセスを支援し、地域の成長を回復させることを助けるうえで潜在的に重要な役割を果たすことができるという点で合意した。シンガポールで4月12日に開催される関係国を含めた会合においては、本イニシアティブについてより広範囲にわたる議論が行われるであろう。 |
