20か国財務大臣・中央銀行総裁会議(G20)コミュニケのポイント(2001年11月16、17日 於:カナダ、オタワ)
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| (会議の開催) | |
| ○ | 9月11日の悲劇的な事件によって世界的な経済減速の影響が強まっていることを背景に、第3回会合を開催。 |
| (テロ資金対策) | |
| ○ | 米国における野蛮な攻撃は、世界経済の信頼感や安全を揺るがすことを意図するものだが、我々はこの企みを確実に失敗させる。資金源を断つことによりテロリズムと闘うことにコミットし、そのための行動計画に合意。他の国々も同様の措置をとることを要請。 |
| (テロ事件の経済への影響・対応) | |
| ○ | 我々の経済見通しは9月11日の攻撃によっては揺るがない、という自信を有している。 |
| ○ | 我々は、流動性を維持し市場を安定させるための政策行動を取っており、また、必要に応じて追加的な措置を取る用意がある。このような措置は、経済の見通しを損なうことなく早期に成長が回復するための基盤となる。 |
| ○ | 安全確保のための措置の強化は、合法的な財及びサービスの国境を超えた流れを促進するようなやり方でなされるべき。 |
| ○ | 新しいWTO貿易ラウンドの立上げを歓迎。我々は、貧困対策の進展を加速し、経済成長を促進する多角的貿易自由化を達成するために協力することを決意。 |
| (危機の予防) | |
| ○ | 新興市場への資本流入が減少。良好な投資環境をもたらし、維持するための健全な政策が必要。 |
| ○ | 第1回目の会議での約束に沿い、G20のほとんどが、IMFと世界銀行が主導する金融セクター評価プログラム(FSAP)や国際基準の遵守状況報告書(ROSCs)に自発的に参加。 |
| ○ | 透明性、マクロ経済政策、健全な金融セクター規制及びコーポレートガバナンスのための国際基準の採用を引き続き促進。適切な為替相場制度、慎重な債務管理、資本勘定の秩序だった自由化に関する作業を継続。これらにより金融危機への陥り易さが減少する。 |
| (金融危機の解決策) | |
| ○ | 借入国、債権者、国際社会は、効率的で良く機能する国際資本市場に対し、共通の関心を持つ。アルゼンチンの債務問題が可能な限り早期に解決されることを期待。 |
| ○ | 貸し手が国際的な借り手につき、民間、国家を問わず、差別化を進めていることを認識。 |
| ○ | 借り手と貸し手の良い連絡関係が、新興市場への資本流入の維持に重要な役割を果たす。 |
| ○ | 金融危機の解決策の改善方法を次回の会合に報告することを、我々の代理に対して指示。 |
| (最貧国への影響) | |
| ○ | 世界経済の減速、特にテロ事件の影響で高まる不透明性の中、最も貧しく脆弱な国が厳しい試練に直面している事を認識。経済回復に必要とされる健全な国内政策を補完する適切な国際支援を可能とする観点から、国際通貨金融委員会と開発委員会への建設的な参加を期待。 |
| (グローバル化) | |
| ○ | グローバル化への対応に関する経験をレビュー。経済的な統合の進展により大多数の市民の生活水準が向上。多くの国で実質所得が上昇し、貧困が減少。 |
| ○ | 他方、グローバル化は多くの課題やリスクをもたらし、国際的な協力の拡大が必要。 |
| ○ | グローバル化の恩恵を最大限に享受するため、政府は適切な政策の実施という重要な役割を担う。 |
| (次回会合) | |
| ○ | 2002年の会合はインドのニューデリーで開催。 |
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| [ 英文 ] | |
