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10か国蔵相・中央銀行総裁会議コミュニケ

10か国蔵相・中央銀行総裁会議コミュニケ

(仮訳)

(1998年10月 4日 於: ワシントン)

 

1.G10諸国の蔵相及び中央銀行総裁は、ブラウン英蔵相の議長の下、1998年10月4日にワシントンで会合した。彼らは、ドラギG10代理会合議長、カムドゥシュIMF専務理事、サマーズOECD第3作業部会議長、及びクロケットBIS総支配人からの報告に留意した。

2.大臣及び総裁は、改善された危機の防止及び管理という議題について検討した。彼らは、国際金融危機の解決にあたり、タイムリーかつ十分な民間部門の関与の重要性を強調した。彼らは、円滑で安定した市場の運営を促進するため、また、意思決定者のアカウンタビリティーを向上させるため、時宜にかなった、包括的かつ正確な情報を公開する必要性に留意した。この文脈において、彼らは、ネットの外貨準備高に関する包括的な情報の提供を提唱した。彼らはまた、民間部門による情報公開の早急な改善をなし遂げるための更なる努力を求めた。彼らは、先進国と新興市場国の双方における金融システムを強化するための努力の重要性を繰り返した。特に彼らは、民間部門によるより優れたリスク管理を促す必要性を強調した。彼らは、モラルハザードのリスクを減少させ、発生した危機の秩序ある解決を促進するため、政府は各々の市場において自らが提供する保証の範囲を限定するべきであることに留意した。彼らは、危機の予防及び管理に関し更なる改善を行うべく、彼らの代理達が他の関係者と共に努力するよう促した。

3.大臣及び総裁は、ロシアの経済プログラムのためのIMF支援の文脈においてGABが発動されたことに留意した。彼らは、IMFが政策の改革及び市場の信認の回復を促す能力を保ち続けるに十分な資源を持つ必要があることを強調した。彼らは、すでに合意されているIMFの増資の実行と新規借入取極(NAB)の創設に必要な手続きがとられることを要請した。

4.スウェーデンのアスブリンク大蔵大臣が来年のG10議長に選出された。