第9回ASEAN+3(日中韓)財務大臣会議 共同声明(ポイント)(2006年5月4日 インド・ハイデラバード)
| 第9回ASEAN+3(日中韓)財務大臣会議 共同声明 (ポイント・仮訳) |
| ◆ | ASEAN+3の財務大臣は、カンボジアのキアット・チョン大臣の議長の下、第9回目の会議を開催。 | |
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| ◆ | 東アジア経済は、引き続き力強い成長を遂げ続けており、域内の相互レビュー・メカニズムである「政策対話」及び国際金融機関によると、2006年の見通しも総じて良好。石油価格の高騰、世界的不均衡、金利の上昇傾向、鳥インフルエンザなどが潜在的なリスク。 | |
| ◆ | 域内の経済相互依存と金融市場の開放が進展。東アジアの経済成長を持続するために、適切なマクロ経済政策の実施や経済構造改革の促進の重要性を強調。最近の石油価格の高騰に鑑み、石油市場の安定化に向け石油需要者と供給者が迅速に行動することを強く促すと同時に、市場情報と透明性の改善に向け石油生産国と消費国の対話を強化する必要性を強調。 | |
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| ◆ | チェンマイ・イニシアティブ(CMI)については、大幅な前進が継続。特に、2004年のASEAN+3財務大臣会議以来のCMIの強化のための見直し作業は成功裏に完了。CMIの中核的目的である、 | |
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| 1. | 集団的意思決定手続の導入:緊急時に複数の二国間通貨スワップ取極(BSA)を迅速かつ同時に発動できるよう集団的意思決定手続を確立。 |
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| 2. | 域内経済サーベイランス能力強化:地域経済について経済・市場専門家などによるGroup of Expertsを設立。早期警戒システムに関するワーキンググループを設置。 |
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| 3. | スワップの規模は昨年比約2倍の総額750億ドルへ拡大:二国間通貨スワップ取極はこの1年間に9本改定され、昨年イスタンブールで合意したCMIの有効性の強化策を反映。 |
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| 将来を展望し、地域における流動性支援の仕組みとしてより前進した枠組み(「CMIのマルチ化」、あるいは、「ポストCMI」)に向けて、可能な選択肢を検討するため「タスク・フォース」を新たに設けることを、財務大臣代理に指示。 | |
| ◆ | アジア債券市場育成イニシアティブ(ABMI)については、多くの具体的な進展を歓迎。地域の債券市場は1997年の4.5倍と急速に成長しており、バーツ建て、ペソ建て、人民元建て、リンギット建ての債券の発行と現地通貨建ての証券化が実現。資産担保型アジア通貨バスケット建債券の研究の本格化に合意。将来のアジアにおける国際債券市場の発展に向けた検討(「アジア・ボンド・スタンダード」など)の進展を歓迎。定期的自己審査により示された課題克服のため技術協力を継続。 | |
| ◆ | ASEAN+3リサーチグループについては、金融市場の自由化と資本市場の発展などの研究が、我々の理解促進に貢献。本年の研究成果は、ASEAN事務局、ADB、各メンバー国のウェブサイトを通じ、近日中に配布予定。来年の研究テーマは、 | |
| ASEAN+3と国際金融機関 | ||
| ◆ | ブレトン・ウッズ機関の信頼性と正統性を確保するため、IMFにおける過小代表度の著しい国々のアド・ホック増資の重要性を強調。IMF専務理事に対し、シンガポールにおけるIMF・世銀年次総会における合意に向けての具体的提案を提出するため、IMF国際通貨金融委員会(IMFC)及び理事会と協働することを要請。ASEAN+3は、IMFの政策決定に積極的な役割を果たし、IMFの諸活動を支援していくことに合意。 | |
| その他 | ||
| ◆ | サーベイランスへのADBやIMFの継続的支援を評価。ADBの域内債券市場育成への取組を歓迎。 | |
| ◆ | カンボジア、韓国及びインドに感謝。2007年に日本・京都において次回会議を開催することに合意。 | |
