-
域内金融取極に関して、我々は、前回2002年5月の上海での会議以来、重大な進展があったことを喜ばしく思う。二国間通貨スワップ取極(BSA)の締結数が6件から12件の2倍に、またネットワークの大きさも170億ドルから315億ドルとおよそ2倍に増大した。加えて、中国・インドネシア、中国・フィリピン、韓国・インドネシア及び日本・シンガポール間の4件の二国間通貨スワップ取極が本年末までに締結されることが期待されている。
-
現行のピアレビューのプロセスを強化するため、我々はASEAN+3における政策対話強化の方策を検討するスタディグループによる提言を実行に移すことで合意した。
-
我々は、現在行っている経済レビュー及び政策対話を支援するためのASEAN+3金融協力基金の設立に合意した。この基金は、チェンマイ・イニシアティブ及びアジア債券市場育成イニシアティブの実施をサポートする我々の経済サーベイランスの有効性を高める努力を補完することであろう。この基金は、ASEAN事務局によって管理されるであろう。
-
我々は、域内債券市場育成のための作業をさらに強化することに合意した。この取組みは、域内における貯蓄全体をよりよく活用し、期間と通貨のミスマッチのリスクを最小限にすることにより、我々の金融システムをより強化するであろう。証券化、信用保証、現地通貨建て債券の推進、格付機関及び外国為替・決済システムといった、国内および域内の債券市場のさらなる育成のために重要な一連の課題をさらに議論するため、任意参加のワーキンググループがいくつか設置された。
-
我々は、金融協力を強化し、域内の一層の金融の安定を促進するための方策を探求するため、任意参加のリサーチグループを設立する我々の代理たちのイニシアティブを歓迎する。日本はこのリサーチのための重要な資金的貢献を行う用意があり、我々はこの共同作業の実りある成果を期待している。
-
我々は、アジア開発銀行総裁と有益な意見交換を行った。我々は、参加するメンバー国における早期警戒システムの設置のためのキャパシティビルディング及びアジア債券市場育成イニシアティブ実施のためのアジア開発銀行の技術支援を歓迎する。我々は、我々の参加メンバーのサーベイランス能力を強化する早期警戒システムの設置を支持する。
-
我々は、日本とASEAN事務局によって共同で開催された、短期資本フロー監視システム(第2フェーズ)に関するワークショップを歓迎した。本ワークショップは京都で開催され、ASEAN+3各国の財務省及び中央銀行の実務者が参加した。我々はまた、中国によって開催された、中国の経済改革及び開発に関する研修コースを歓迎した。
-
我々は、ASEAN+3のイニシアティブのさらなる進展を期待し、2004年に韓国の済州島において会議を開催することに合意した。
-
我々は、第6回ASEAN+3財務大臣会議を主催したフィリピンに感謝の意を表する。