第9回APEC財務大臣会議 大臣共同声明のポイント(2002年9月メキシコ)
| 第9回APEC財務大臣会議 大臣共同声明のポイント |
| (2002年9月5、6日 メキシコ・ロスカボス) |
| ○ | 2001年9月11日のテロリストによる攻撃の1周年を控え「テロ資金供与及びマネーロンダリングと闘う努力の重要性」について議論。更に「世界及びAPEC地域経済の強化策」「財政・金融改革の促進」「経済発展のための国内貯蓄配分の改善」を中心に議論。 | |
| マクロ経済の課題と政策対応 | ||
| ○ | 世界経済が回復過程にあることを認識。APEC地域は消費及び域内貿易に支えられ回復。回復の力強さやペースに不確実性が残る。 | |
| ○ | エコノミーによっては構造、財政、金融上の課題に直面。成長及び生活水準向上のため、健全なマクロ・金融面の環境及び良好なコーポレートガバナンスにコミット。 | |
| ○ | 世界経済回復のためより開放的多角的貿易システムの重要性を強調し保護主義を排し多国間の規則を遵守することをコミット。 | |
| テロ資金供与及びマネーロンダリングとの闘い | ||
| ○ | テロリストの金融ネットワークを無効にすることに対するコミットメントを維持しテロ資金供与撲滅のための行動計画を発表。国連、IMF、世界銀行、FATF等と協調し、テロ資金供与及びマネーロンダリング撲滅のための国際基準の採択、実行及び評価を促進。IMF及び国際開発金融機関に対し、基準の実施に係る技術支援を要請。 | |
| ○ | テロリストが代替的送金システム、慈善団体を含む非営利団体を資金源として悪用するのを阻止することの重要性に留意しそのための方策を検討するよう指示。マネーロンダリング及びテロ資金供与の実行者の捜査・起訴にさらに努力。マネーロンダリング及びテロ資金供与を促進する巨額の現金の使用につき、FATF等の調査を奨励。 | |
| 財政及び金融改革の促進 | ||
| ○ | 慎重な財政運営にコミット。財政赤字を減らし、公共支出の効率性・透明性を高める。 | |
| ○ | 開放的、適切に規制された、透明で深化された金融システムは、より高く、持続的な成長をもたらすことを認識。より良い融資姿勢及びリスク管理を通じ、金融システムの健全性・効率性を高めることにより、成長を刺激しショックに対応できる能力を引き続き改善する必要。金融システム効率化のため、健全な法令・会計基準等に基づき、銀行監督、金融システムの市場規律・コーポレートガバナンスの強化が不可欠。 | |
| 経済発展のための国内貯蓄配分の改善 | ||
| ○ | 適切な貯蓄水準は経済の安定と成長に不可欠。グローバル化した経済では、国内及び海外の資金が最も生産性の高い投資に向けられることが、持続的かつ長期の経済成長の鍵。貯蓄の最も効率的な配分のためには、制度的枠組みや構造改革が不可欠。 | |
| ○ | 強い金融監督や規制の枠組みに支えられた金融改革は競争を高め、リスクヘッジの選択の幅を広げ、貯蓄を最も生産的投資に配分することを増進。地域債券市場の発展等を通じ、より開かれた、多様で競争的な金融市場とするため、適切な手段を講ずるよう慫慂。 | |
| APEC地域における持続的成長へのより強力な基礎の構築 | ||
| ○ | 国内改革の深化、国際金融危機を防止・管理するイニシアティブの実施における進展を歓迎。国内の金融システム強化のため、国際基準の遵守、ROSCs(基準・コードの遵守に係る報告書)及びFSAPs(IMF・世銀金融部門評価プログラム)への参加を奨励。チェンマイ・イニシアティブの前進を含め、ASEAN+3間の地域金融協力の最近の進展を歓迎。 | |
| ○ | IMFクォータが国際経済の変化を適切に反映すべきことに留意。 | |
| その他の項目及び次回会議について | ||
| ○ | APEC金融家会合及びAPECビジネス諮問委員会等と対話の機会を持ったことを歓迎。 | |
| ○ | 次回は、2003年9月4〜5日にタイのプーケットにて開催予定。 | |
| 別添 | APEC財務大臣プロセスにおける政策イニシアティブについてのプログレスレポート | |
| テロ資金供与と闘うためのAPEC行動計画 | ||
