現在位置 : トップページ > 財政投融資 > 出版物 > 財政投融資リポート > 財政投融資リポート2012 > コラム 財投機関債

コラム 財投機関債

 

コラム

財投機関債

●財投機関債とは

財投機関債とは、財投機関が民間の金融市場において個別に発行する債券のうち、政府が元本や利子の支払いを保証していない公募債券です。この財投機関債は平成13年度の財政投融資改革において導入され、現在、財投機関の資金調達手段の一つとして機能しています。平成24年度においては、16の財投機関が合計で4.3兆円(うち資産担保証券を除いた発行額は2.6兆円)の財投機関債を発行することを予定しています。また財投機関債の発行残高は、平成23年度末において25.0兆円となりました。

 

●財投機関債の特徴・位置づけ

財投機関債を発行する際、財投機関はその財務状況や経営成績について投資家説明活動(IR)を通じて外部の評価を受けることになるため、発行額にかかわらず財投機関債には財投機関のディスクロージャーを促進させ、事業運営の効率化を促すという効果があると考えられます。他方、財投機関債の調達金利は国債金利で貸付を受ける財政融資に比べてコスト増となります。したがって、財投機関債の発行額については、効果と調達コストを勘案して適切に判断する必要があります。一般的には、資金調達の規模が少ない財投機関においては、財投機関債の発行ロットが小さくなると流動性が低く、規模に対するコストも増大するおそれがあることから、相当程度の資金調達を行う財投機関において財投機関債の発行に努めることが適当と考えられます。

財投機関債発行予定額の推移

PDFでの閲覧が可能です。