4. 財政投融資計画の編成と国会への提出
財政投融資計画とは
財政融資、産業投資、政府保証のうち、その期間が長期にわたるものは、政府による資源配分として重要な機能を持ち、国民生活に大きな影響を与えます。
また、財政融資、産業投資、政府保証はそれぞれ異なる仕組み、特徴を持っていますが、政府が政策的見地から行う投融資活動という点では共通しており、全体として整合的なものとする必要があります。
以上のような政府による資源配分としての重要性や全体としての整合性を踏まえ、財政融資、産業投資、政府保証のうち、期間が5年以上となるものについては、個別の財投機関ごとにその予定額を一覧にした財政投融資計画を策定しています。
財政投融資計画の編成
8月末までに財投機関の所管官庁は財投機関の要求を取りまとめ、一般会計などの予算要求とともに財務大臣に提出します。その後、予算編成と平行して、財政投融資計画要求について、財務省理財局が審査を行います。
財政投融資計画の審査においては、政策コスト分析や政策評価などを活用しながら、個々の施策の必要性、重要性のほかに、償還確実性、民業補完性といった観点から十分な精査を行うよう努めています。
このようにして編成した財政投融資計画は、予算と一体のものとして閣議に提出されます。
国会の審議・議決

(独)鉄道建設・運輸施設整備支援機構/
鉄道建設事業民鉄線「地下式による複々線化工事」/
東京都小田急小田原線(東北沢〜和泉多摩川(10.4km)) 以上のようにして編成された財政投融資計画は、「財政融資資金の長期運用に対する特別措置に関する法律」(長期運用法)に基づき、毎年の通常国会において、特別会計予算の添付資料として国会に提出されます。
また、財政投融資計画に計上される財政融資、産業投資、政府保証は、それぞれ予算の一部として国会の審議・議決を受けています。具体的には、財政融資は特別会計予算総則における財政融資資金の長期運用予定額として、産業投資は財政投融資特別会計投資勘定予算として、政府保証は一般会計予算総則における債務保証契約の限度額として、それぞれ予算の一部を構成しています。
