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平成29年1月から6月までの税関における知的財産侵害物品の差止状況(詳細)

  • 輸入差止件数は、15,393件(前年同期比11.1%増)で、11年連続で1万件を超え、上半期の輸入差止件数としては過去3番目の高水準でした。
  • 輸入差止点数は、278,964点(前年同期比4.8%減)でした。
  • 1日平均で、85件、1,500点以上の知的財産侵害物品の輸入を差し止めていることになります。

(注)「輸入差止件数」は、税関が差し止めた知的財産侵害物品が含まれていた輸入申告又は郵便物の数です。
「輸入差止点数」は、税関が差し止めた知的財産侵害物品の数です。
例えば、1件の輸入申告又は郵便物に、20点の知的財産侵害物品が含まれていた場合は、「1件20点」として計上しています。

知的財産侵害物品の輸入差止実績の推移

知的財産侵害物品の輸入差止実績の推移の棒グラフ

○ 仕出国(地域)別輸入差止実績

  • 輸入差止件数は、中国を仕出しとするものが14,282件(構成比92.8%、前年同期比12.5%増)で、7年連続で9割を超えています。次いで香港が381件(同2.5%、同11.1%増)、フィリピンが195件(同1.3%、同52.3%増)、韓国が161件(同1.0%、同32.9%減)でした。
  • 輸入差止点数は、中国を仕出しとするものが220,420点(構成比79.0%、前年同期比24.0%増)、次いで、香港が37,162点(同13.3%、同49.2%減)、韓国が5,308点(同1.9%、同75.4%減)、マレーシアが4,281点(同1.5%、同5,459.7%増)でした。
  • 件数、点数ともに中国を仕出しとするものの構成比が依然として高くなっています。

仕出国(地域)別(中国・香港・韓国・その他)輸入差止件数構成比の推移

仕出国別(中国・香港・韓国・その他)件数構成比の推移の横棒グラフ

(注)四捨五入しているため、構成比の合計が100%にならない場合があります。

○ 知的財産別輸入差止実績

  • 輸入差止件数は、偽ブランド品などの商標権侵害物品が15,147件(構成比98.0%、前年同期比10.6%増)で、引き続き全体の大半を占め、次いで偽キャラクターグッズなどの著作権侵害物品が160件(同1.0%、同2.4%減)でした。
  • 輸入差止点数についても、商標権侵害物品が159,488点(構成比57.2%、前年同期比28.5%減)で引き続き全体の大半を占める傾向は変わらないものの、イヤホンなどの意匠権侵害物品が77,789点(同27.9%、同1,684.2%増)となり、大幅に増加しました。

知的財産別輸入差止実績構成比の推移(件数ベース)

知的財産別輸入差止実績構成比の推移(件数ベース)の横棒グラフ

知的財産別輸入差止実績構成比の推移(点数ベース)

知的財産別輸入差止実績構成比の推移(点数ベース)の横棒グラフ

(注1)四捨五入しているため、構成比の合計が100%にならない場合があります。

(注2)各権利で保護されているものは、例えば以下のものです。

商標権:商標法に基づき商標登録された文字、図形等の「ロゴマークやブランド名」

著作権:創作されたキャラクターや音楽CD等の「著作物」

意匠権:意匠法に基づき意匠登録された物品の形状、模様等の「デザイン」

特許権:特許法に基づき特許登録された「発明」

不正競争防止法で輸入が規制されているものは、例えば以下のものです。

・広く認識されている他人の「商品等表示」との混同を生じさせるもの

・著名な他人の「商品等表示」を使用するもの

・他人の商品の形態を模倣するもの

・「営業秘密」として管理されている秘密情報の不正使用により生じたもの

・技術的に制限されているプログラムの実行を可能とする装置

(例:ゲーム機器において本来は使用することができない海賊版ソフトを使用できるようにする装置)

税関では、各権利を侵害するもの及び不正競争防止法で規制されているものを輸入してはならない貨物として、取締りを行っています。

○ 品目別輸入差止実績

  • 輸入差止件数は、財布やハンドバッグなどのバッグ類が6,310件(構成比38.5%、前年同期比15.2%増)と最も多く、次いで衣類が2,159件(同13.2%、同4.9%増)、スマートフォンケースなどの携帯電話及び付属品が2,077件(同12.7%、同18.5%減)、靴類が2,048件(同12.5%、同28.9%増)で、前年とほぼ同様の傾向が続いています。
  • 輸入差止点数は、イヤホンなどの電気製品が73,531点(構成比26.4%、前年同期比584.5%増)と大幅に増加し、次いでスマートフォンケースなどの携帯電話及び付属品が41,924点(同15.0%、同2.2%増)、プリンタ用インクカートリッジなどのコンピュータ製品が28,011点(同10.0%、同52.0%減)、バッグ類が20,672点(同7.4%、同9.1%増)でした。

品目別輸入差止実績構成比の推移(件数ベース)

品目別構成比の推移(件数ベース)の円グラフ

品目別輸入差止実績構成比の推移(点数ベース)

品目別輸入差止実績構成比の推移(点数ベース)の円グラフ

(注)四捨五入しているため、構成比の合計が100%にならない場合があります。

○ 輸送形態別輸入差止実績

  • 輸入差止件数は、郵便物が大半を占めており、郵便物が14,557件(構成比94.6%、前年同期比12.5%増)、一般貨物が836件(同5.4%、同8.5%減)でした。
  • 輸入差止点数は、郵便物が110,023点(構成比39.4%、前年同期比27.5%減)、一般貨物が168,941点(同60.6%、同19.6%増)で、一般貨物の占める割合が郵便物の占める割合を上回りました(平成24年以来5年振り)。

輸送形態別輸入差止実績構成比の推移(件数ベース)

輸送形態別輸入差止実績構成比の推移(件数ベース)の棒グラフ

輸送形態別輸入差止実績構成比の推移(点数ベース)

輸送形態別輸入差止実績構成比の推移(点数ベース)の捧グラフ

税関で輸入を差し止めた侵害品の例

  • 輸入差止めが多い品目
    輸入差止めが多い品目や差止めが増加した物品を紹介しています。

イヤホン(意匠権)

侵害品の写真

首掛けライト(意匠権)

侵害品の写真

スマートフォンケース(著作権)

侵害品の写真

インクカートリッジ(特許権)

侵害品の写真

ハンドバッグ(商標権)

侵害品の写真

衣類(商標権)

侵害品の写真
  • 健康や安全を脅かす危険性のある物品
    これらの侵害物品の使用又は摂取は、消費者の健康や安全を脅かす危険性があります。

健康食品(商標権)

侵害品の写真

おもちゃ(商標権)

侵害品の写真

トレーニング機器(商標権)

侵害品の写真

医薬品(商標権)

侵害品の写真

エアバッグカバー(商標権)

侵害品の写真

電子タバコ用バッテリー(意匠権)

侵害品の写真

(注)各権利で保護されているものは、例えば以下のものです。

特許権:特許法に基づき特許登録された「発明」

意匠権:意匠法に基づき意匠登録された物品の形状、模様等の「デザイン」

商標権:商標法に基づき商標登録された文字、図形等の「ロゴマークやブランド名」

著作権:創作されたキャラクターや音楽CD等の「著作物」


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