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ASEM(アジア欧州会合: Asia-Europe Meeting)

1.概要

 ASEM(アジア欧州会合: Asia-Europe Meeting)は、アジアと欧州との間のパートナーシップを強化するため、アジアと欧州の首脳が一同に会する会合として、平成8年3月より始まりました。
 ASEMでは首脳会合が2年ごとに開催されている他、財務大臣会合等、各分野別に大臣会合が開催されており、アジア・欧州両地域の協力関係を強化することを目的として、政治、経済、社会・文化等を3つの柱として、様々な活動を行っています。
 参加国は、アジア側から日中韓とASEAN10か国(注1)、インド、パキスタン、モンゴル、オーストラリア、ニュージーランド、バングラデシュ、ロシア、カザフスタン、ASEAN事務局、欧州側からEU加盟27か国(注2)、イギリス、スイス、ノルウェー、欧州委員会の計51か国と2機関がASEMへ参加しています。

注1.

ブルネイ、インドネシア、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナム、カンボジア、ラオス、ミャンマー

注2.

オーストリア、ベルギー、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシア、アイルランド、イタリア、ルクセンブルク、オランダ、ポルトガル、スペイン、スウェーデン、キプロス、チェコ、エストニア、ハンガリー、ラトビア、リトアニア、マルタ、ポーランド、スロバキア、スロベニア、ブルガリア、ルーマニア、クロアチア

(参考)

2.関税局・税関での取り組み

  関税局・税関は、ASEM財務大臣会合の下に設置されている関税局長・長官会合及び税関作業部会に参加、貢献しています。ASEM関税局長・長官会合は、水際取締りの協力及び税関手続の調和・簡素化に関す る協力を強化するため平成8年6月に開始され、以降隔年で開催されています。令和元年10月にベトナム・ハロンで開催された第13回ASEM関税局長・長官会合では、平成30年-令和元年の活動が総括されるとともに、令和2年-令和3年の優先活動項目を含むハロン宣言(PDF:84KB)が採択されました。令和2年-令和3年の優先活動項目において、我が国は、先端技術を活用した効果的・効率的な水際取締りに関する取組を主導。新型コロナウイルス感染症によって物理的な人の移動が制限される中、共同活動国(インド、オランダ、ポーランド等)と共にオンラインにて活動を継続しており、アジア・欧州間の税関協力に中心的な役割を果たしています。


    3.関連リンク