平成21年9月8日

財務省

報 道 発 表

平成21年7月中 国際収支状況(速報)の概要

T 経常収支

経常収支:1兆2,656億円の黒字(対前年同月比▲3,037億円[▲19.4%] 黒字幅縮小)

「貿易収支」の黒字幅が拡大した一方、「サービス収支」の赤字幅が拡大し、「所得収支」の黒字幅が縮小したことから、経常収支の黒字幅は縮小した。

  • 1.貿易・サービス収支:1,490億円の黒字(対前年同月比+653億円[+78.1%] 黒字幅拡大)

    「貿易収支」の黒字幅の拡大が「サービス収支」の赤字幅の拡大を上回ったことから、貿易・サービス収支の黒字幅は拡大した。

    • (1)貿易収支:4,373億円の黒字(対前年同月比+1,299億円[+42.3%] 黒字幅拡大)

      輸入の減少幅が輸出の減少幅を上回ったことから、貿易収支の黒字幅は拡大した。

      • @ 輸 出:4兆5,456億円(対前年同月比▲2兆7,438億円[▲37.6%] 減少)

        対前年同月比で10ヶ月連続の減少。

      • A 輸 入:4兆1,083億円(対前年同月比▲2兆8,737億円[▲41.2%] 減少)

        対前年同月比で9ヶ月連続の減少。(昭和61年1月以降で過去2番目の減少額)

    • (2)サービス収支:▲2,883億円の赤字(対前年同月比▲646億円[+28.9%] 赤字幅拡大)

      「その他サービス」の赤字幅拡大を主因として、サービス収支の赤字幅は拡大した。

  • 2.所得収支:1兆2,468億円の黒字(対前年同月比▲3,986億円[▲24.2%] 黒字幅縮小)

    「証券投資収益」において受取の減少幅が支払の減少幅を上回ったこと等から、所得収支の黒字幅は縮小した。

  • (注) 上記Tにおける過去の計数との比較は、現行統計で比較可能な昭和60年1月(増減額は昭和61年1月)以降の数値による。

U 資本収支

資本収支:▲1兆2,154億円の流出超(前月:▲1兆4,364億円の流出超)

  • 1.投資収支・資産(居住者による投資)

    • (1)対外直接投資:▲1兆473億円の流出超(前月:▲6,058億円の流出超)

      本邦企業による海外企業の増資引受け等がみられたことから、引き続き流出超となった。

    • (2) 対外株式投資(除く証券貸借取引):▲2,103億円の流出超(前月:▲1,284億円の流出超)

      投信や年金資金を中心とした買いが継続したことから、11ヶ月連続の流出(取得)超となった。

    • (3) 対外中長期債投資(除く証券貸借取引):▲7,381億円の流出超(前月:▲2兆4,037億円の流出超)

      生保や投信において買い越しとなったこと等から、流出(取得)超となった。(7ヶ月連続の流出(取得)超)

  • 2.投資収支・負債(非居住者からの投資)

    • (1) 対内直接投資:2,910億円の流入超(前月:2,047億円の流入超)

      海外親会社等による本邦企業への増資・貸付等がみられたことから、引き続き流入超となった。

    • (2) 対内株式投資(除く証券貸借取引):1兆2,733億円の流入超(前月:2,425億円の流入超)

      金融や輸出関連株を中心に買い越しとなったことから、4ヶ月連続の流入(取得)超となった。

    • (3) 対内中長期債投資(除く証券貸借取引):▲2,564億円の流出超(前月:▲6,012億円の流出超)

      日本国債が売り越しとなったこと等から、11ヶ月連続の流出(処分)超となった。

[参考1] 平成21年7月分貿易統計(財務省関税局)

(通関ベース:輸出は確報値、輸入は9桁ベースの速報値)

  • (1) 輸出:4兆8,440億円(対前年同月比▲2兆7,805億円[▲36.5%] 減少)

    • @ 主要地域別では、対アジア(同▲ 1兆1,515億円[▲29.9%])、対米国(同▲5,037億円[▲39.5%])、対EU(同▲4,724億円[▲45.8%])等で減少。

    • A 商品別では、自動車(同▲6,891億円[▲52.3%])、鉄鋼(同▲1,798億円[▲42.1%])、半導体等電子部品(同▲1,250億円[▲28.0%])等が減少。

  • (2) 輸入:4兆4,661億円(対前年同月比▲3兆764億円[▲40.8%] 減少)

    • @ 主要地域別では、対中東(同▲1兆738億円[▲56.7%])、対アジア(同▲9,278億円[▲31.7%])、対米国(同▲2,365億円[▲35.0%])等で減少。

    • A 商品別では、原粗油(同▲1兆549億円[▲58.7%])、液化天然ガス(同▲2,166億円[▲52.0%])、石炭(同▲1,667億円[▲49.7%])等が減少。

[参考2] 原油価格(石油連盟)

  • @ ドルベース:70.00米ドル/バレル(対前年同月比▲46.8%)

  • A 円ベース:41,869円/キロリットル(対前年同月比▲52.7%)

[参考3] ドル・円相場(インターバンク直物相場・東京市場中心値の月中平均レート)

94.50円/米ドル(前年同月:106.81円/米ドル、対前年同月比11.5%の円高)

ユーロ・円相場(インターバンク直物相場・東京市場17:00現在レートの月中平均レート)

133.00円/ユーロ(前年同月:168.35円/ユーロ、対前年同月比21.0%の円高)

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