平成21年8月10日

財務省

報 道 発 表

平成21年6月中 国際収支状況(速報)の概要

T 経常収支

経常収支:1兆1,525億円の黒字(対前年同月比6,809億円[144.4%] 黒字幅拡大)

「貿易収支」や「所得収支」の黒字幅が拡大したことから、経常収支の黒字幅は拡大した。

(対前年同月比で16ヶ月ぶりの拡大)

  • 1.貿易・サービス収支:4,859億円の黒字(対前年同月比4,841億円[26,003.8%] 黒字幅拡大)

    「貿易収支」の黒字幅が拡大し、「サービス収支」の赤字幅が縮小したことから、貿易・サービス収支の黒字幅は拡大した。(対前年同月比で13ヶ月ぶりの拡大)

    • (1)(1) 貿易収支:6,022億円の黒字(対前年同月比3,532億円[141.8%] 黒字幅拡大)

      輸入の減少幅が輸出の減少幅を上回ったことから、貿易収支の黒字幅は拡大した。

      (対前年同月比で20ヶ月ぶりの増加)

      • @ 輸 出:4兆3,077億円(対前年同月比▲2兆5,331億円[▲37.0%] 減少)

        対前年同月比で9ヶ月連続の減少。

      • A 輸 入:3兆7,054億円(対前年同月比▲2兆8,863億円[▲43.8%] 減少)

        対前年同月比で8ヶ月連続の減少。(昭和61年1月以降で最大の減少額)

    • (2)サービス収支:▲1,163億円の赤字(対前年同月比1,308億円[▲52.9%] 赤字幅縮小)

      「旅行」の赤字幅が縮小したこと及び「その他サービス」が黒字に転じたことから、サービス収支の赤字幅は縮小した。

  • 2.所得収支:7,301億円の黒字(対前年同月比1,584億円[27.7%] 黒字幅拡大)

    「直接投資収益」及び「証券投資収益」において、支払の減少幅が受取の減少幅を上回ったことから、所得収支の黒字幅は拡大した。(対前年同月比で9ヶ月ぶりに黒字幅拡大)

  • (注) 上記Tにおける過去の計数との比較は、現行統計で比較可能な昭和60年1月(増減額は昭和61年1月)以降の数値による。

U 資本収支

資本収支:▲1兆4,364億円の流出超(前月:▲6,288億円の流出超)

  • 1.投資収支・資産(居住者による投資)

    • (1) 対外直接投資:▲6,058億円の流出超(前月:▲2,159億円の流出超)

      本邦企業による海外企業の増資引受け等がみられたことから、引き続き流出超となった。

    • (2) 対外株式投資(除く証券貸借取引):▲1,284億円の流出超(前月:▲1,912億円の流出超)

      投信や年金資金を中心とした買いが継続したことから、10ヶ月連続の流出(取得)超となった。

    • (3) 対外中長期債投資(除く証券貸借取引):▲2兆4,037億円の流出超(前月:▲1兆7,327億円の流出超)

      銀行や投信において買い越しとなったこと等から、流出(取得)超幅が拡大した。(6ヶ月連続の流出(取得)超)

  • 2.投資収支・負債(非居住者からの投資)

    • (1) 対内直接投資:2,047億円の流入超(前月:850億円の流入超)

      海外親会社等による本邦企業への増資・貸付等がみられたことから、引き続き流入超となった。

    • (2) 対内株式投資(除く証券貸借取引):2,425億円の流入超(前月:5,676億円の流入超)

      金融関連株を中心に買い越しとなったことから、3ヶ月連続の流入(取得)超となった。

    • (3) 対内中長期債投資(除く証券貸借取引):▲6,012億円の流出超(前月:▲1兆5,141億円の流出超)

      日本国債が売り越しとなったこと等から、10ヶ月連続の流出(処分)超となった。

[参考1] 平成21年6月分貿易統計(財務省関税局)

(通関ベース:輸出は確報値、輸入は9桁ベースの速報値)

  • (1) 輸出:4兆5,995億円(対前年同月比▲2兆5,526億円[▲35.7%] 減少)

    • @ 主要地域別では、対アジア(同▲ 1兆791億円[▲30.1%])、対米国(同▲4,616億円[▲37.6%])、対EU(同▲3,952億円[▲41.4%])等で減少。

    • A 商品別では、自動車(同▲6,336億円[▲50.8%])、鉄鋼(同▲1,479億円[▲38.6%])、鉱物性燃料(同▲1,020億円[▲53.3%])等が減少。

  • (2) 輸入:4兆920億円(対前年同月比▲2兆9,560億円[▲41.9%] 減少)

    • @ 主要地域別では、対中東(同▲9,246億円[▲60.4%])、対アジア(同▲8,595億円[▲31.6%])、対米国(同▲2,976億円[▲37.8%])等で減少。

    • A 商品別では、原粗油(同▲9,588億円[▲64.0%])、石炭(同▲1,941億円[▲58.4%])、非鉄金属(同▲1,929億円[▲70.8%])等が減少。

[参考2] 原油価格(石油連盟)

  • @ ドルベース:59.30米ドル/バレル(対前年同月比▲51.4%)

  • A 円ベース:35,869円/キロリットル(対前年同月比▲55.5%)

[参考3] ドル・円相場(インターバンク直物相場・東京市場中心値の月中平均レート)

96.52円/米ドル(前年同月:106.90円/米ドル、対前年同月比9.7%の円高)

ユーロ・円相場(インターバンク直物相場・東京市場17:00現在レートの月中平均レート)

135.46円/ユーロ(前年同月:166.23円/ユーロ、対前年同月比18.5%の円高)

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