平成21年7月8日

財務省

報 道 発 表

平成21年5月中 国際収支状況(速報)の概要

T 経常収支

経常収支:1兆3,018億円の黒字(対前年同月比▲6,792億円[▲34.3%] 黒字幅縮小)

「貿易収支」や「所得収支」の黒字幅縮小が継続したことから、経常収支の黒字幅は縮小した。

(対前年同月比で15ヶ月連続の減少)

  • 1.貿易・サービス収支:2,328億円の黒字(対前年同月比▲2,546億円[▲52.2%] 黒字幅縮小)

    「貿易収支」の黒字幅が縮小し、「サービス収支」の赤字幅が拡大したことから、貿易・サービス収支の黒字幅は縮小した。(対前年同月比で12ヶ月連続の減少)

    • (1)貿易収支:3,873億円の黒字(対前年同月比▲1,099億円[▲22.1%] 黒字幅縮小)

      輸出の減少幅が輸入の減少幅を上回ったことから、貿易収支の黒字幅は縮小した。

      (対前年同月比で19ヶ月連続の減少)

      • @ 輸 出:3兆7,601億円(対前年同月比▲2兆7,445億円[▲42.2%] 減少)

        対前年同月比で8ヶ月連続の減少。

      • A 輸 入:3兆3,728億円(対前年同月比▲2兆6,346億円[▲43.9%] 減少)

        対前年同月比で7ヶ月連続の減少。

        (昭和60年1月以降で最大の減少額。減少率は本年2月(▲44.9%)に次ぐ2番目に大きな水準。)

    • (2)サービス収支:▲1,545億円の赤字(対前年同月比▲1,447億円[1,477.3%] 赤字幅拡大)

      その他サービスの黒字幅が縮小したこと及び輸送の赤字幅が拡大したことから、サービス収支の赤字幅は拡大した。

  • 2.所得収支:1兆1,833億円の黒字(対前年同月比▲3,837億円[▲24.5%] 黒字幅縮小)

    直接投資収益の黒字幅が縮小したことに加え、証券投資収益の黒字幅の縮小が継続したことから、所得収支の黒字幅は縮小した。(対前年同月比で8ヶ月連続の黒字幅縮小)

    • @ 直接投資収益は、再投資収益が減少したこと等から、黒字幅縮小。

    • A 証券投資収益は、債券利子及び配当金の受取が減少したことから、8ヶ月連続の黒字幅縮小。

U 資本収支

資本収支:▲6,288億円の流出超(前月:4,533億円の流入超)

  • 1.投資収支・資産(居住者による投資)

    • (1) 対外直接投資:▲2,159億円の流出超(前月:▲7,384億円の流出超)

      本邦企業による海外企業の増資引受け等がみられたことから、引き続き流出超となった。

    • (2) 対外株式投資(除く証券貸借取引):▲1,912億円の流出超(前月:▲1,809億円の流出超)

      年金資金を中心とした買いが継続したことから、9ヶ月連続の流出(取得)超となった。

    • (3) 対外中長期債投資(除く証券貸借取引):▲17,327億円の流出超(前月:▲3,058億円の流出超)

      生保等において買い越しとなったこと等から、流出(取得)超幅が拡大した。(5ヶ月連続の流出(取得)超)

  • 2.投資収支・負債(非居住者からの投資)

    • (1) 対内直接投資:850億円の流入超(前月:521億円の流入超)

      海外企業による本邦企業への増資等がみられたことから、引き続き流入超となった。

    • (2) 対内株式投資(除く証券貸借取引):5,676億円の流入超(前月:4,060億円の流入超)

      金融関連株を中心に買い越しとなったことから、2ヶ月連続の流入(取得)超となった。

    • (3) 対内中長期債投資(除く証券貸借取引):▲15,141億円の流出超(前月:▲7,274億円の流出超)

      日本国債において売り越しとなったこと等から、9ヶ月連続の流出(処分)超となった。

  • (注) 上記T及びUにおける過去の数値との比較に関する記述は、現行統計で比較可能な昭和60年1月以降の数値によっている。

[参考1] 平成21年5月分貿易統計(財務省関税局)

(通関ベース:輸出は確報値、輸入は9桁ベースの速報値)

  • (1) 輸出:4兆204億円(対前年同月比▲2兆7,864億円[▲40.9%] 減少)

    • @ 主要地域別では、対アジア(同▲1兆2,395億円[▲35.5%])、対米国(同▲5,363億円[▲45.4%])、対EU(同▲4,363億円[▲45.4%])等で減少。

    • A 商品別では、自動車(同▲6,771億円[▲60.9%])、鉄鋼(同▲1,824億円[▲49.5%])、半導体等電子部品(同▲1,361億円[▲33.4%])等が減少。

  • (2) 輸入:3兆7,221億円(対前年同月比▲2兆7,435億円[▲42.4%] 減少)

    • @ 主要地域別では、対アジア(同▲9,420億円[▲36.3%])、対中東(同▲8,642億円[▲61.1%])、対米国(同▲2,822億円[▲40.3%])等で減少。

    • A 商品別では、原粗油(同▲8,254億円[▲63.1%])、非鉄金属(同▲1,926億円[▲74.7%])、液化天然ガス(同▲1,685億円[▲51.4%])等が減少。

[参考2] 原油価格(石油連盟)

  • @ ドルベース:52.16米ドル/バレル(対前年同月比▲51.7%)

  • A 円ベース:32,091円/キロリットル(対前年同月比▲54.6%)

[参考3] ドル・円相場(インターバンク直物相場・東京市場中心値の月中平均レート)

96.30円/米ドル(前年同月:104.14円/米ドル、対前年同月比7.5%の円高)

ユーロ・円相場(インターバンク直物相場・東京市場17:00現在レートの月中平均レート)

131.92円/ユーロ(前年同月:162.05円/ユーロ、対前年同月比18.6%の円高)

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国際局為替市場課 Tel:03(3581)4111 内線2860

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