平成21年6月8日
財務省
経常収支:6,305億円の黒字(対前年同月比▲7,554億円[▲54.5%] 黒字幅縮小)
「貿易収支」や「所得収支」の黒字幅縮小が継続したことから、経常収支の黒字幅は縮小した。
(対前年同月比で14ヶ月連続の減少)
1.貿易・サービス収支:▲2,873億円の赤字(対前年同月比▲4,926億円 赤字へ転化)
「貿易収支」の黒字幅が縮小し、「サービス収支」の赤字幅が拡大したことから、貿易・サービス収支は赤字となった。(対前年同月比で11ヶ月連続の減少)
(1)貿易収支:1,843億円の黒字(対前年同月比▲4,142億円[▲69.2%] 黒字幅縮小)
輸出の減少幅が輸入の減少幅を上回ったことから、貿易収支の黒字幅は縮小した。
(対前年同月比で18ヶ月連続の減少)
@ 輸 出:3兆9,151億円(対前年同月比▲2兆6,797億円[▲40.6%] 減少)
対前年同月比で7ヶ月連続の減少。
A 輸 入:3兆7,308億円(対前年同月比▲2兆2,655億円[▲37.8%] 減少)
対前年同月比で6ヶ月連続の減少。
(2)サービス収支:▲4,717億円の赤字(対前年同月比▲784億円[19.9%] 赤字幅拡大)
輸送、旅行及びその他サービスの赤字幅が拡大したことから、サービス収支の赤字幅は拡大した。
2.所得収支:1兆567億円の黒字(対前年同月比▲2,406億円[▲18.5%] 黒字幅縮小)
直接投資収益の黒字幅は拡大したものの、証券投資収益の黒字幅の縮小が継続したことから、所得収支の黒字幅は縮小した。(対前年同月比で7ヶ月連続の黒字幅縮小)
@ 直接投資収益は、海外子会社からの配当金の受取が増加したことから、2ヶ月連続の黒字幅拡大。
A 証券投資収益は、債券利子及び配当金の受取が減少したことから、7ヶ月連続の黒字幅縮小。
資本収支:4,533億円の流入超(前月:▲2兆1,898億円の流出超)
1.投資収支・資産(居住者による投資)
(1) 対外直接投資:▲7,384億円の流出超(前月:▲1兆877億円の流出超)
本邦企業による海外企業の発行済株式の取得等がみられたことから、引き続き流出超となった。
(2) 対外株式投資(除く証券貸借取引):▲1,809億円の流出超(前月:▲7,209億円の流出超)
年金資金を中心とした買いが弱まったことから、流出(取得)超幅は縮小した。
(3) 対外中長期債投資(除く証券貸借取引):▲3,058億円の流出超(前月:▲1兆143億円の流出超)
銀行部門による売りが入ったこと等から、流出(取得)超幅は縮小した。
2.投資収支・負債(非居住者からの投資)
(1) 対内直接投資:521億円の流入超(前月:1,735億円の流入超)
海外企業による本邦企業への資本参加等がみられたことから、引き続き流入超となった。
(2) 対内株式投資(除く証券貸借取引):4,060億円の流入超(前月:▲1兆8,792億円の流出超)
輸出関連株を中心に買い越しに転じたことから、10ヶ月振りに流入(取得)超に転じた。
(3) 対内中長期債投資(除く証券貸借取引):▲7,274億円の流出超(前月:▲9,087億円の流出超)
日本国債において売り越しとなったこと等から、8ヶ月連続の流出(処分)超となった。
(注) 上記T及びUにおける過去の数値との比較に関する記述は、現行統計で比較可能な昭和60年1月以降の数値によっている。
[参考1] 平成21年4月分貿易統計(財務省関税局)
(通関ベース:輸出は確報値、輸入は9桁ベースの速報値)
(1) 輸出:4兆1,958億円(対前年同月比▲2兆6,936億円[▲39.1%] 減少)
@ 主要地域別では、対アジア(同▲1兆1,479億円[▲33.4%])、対米国(同▲5,633億円[▲46.3%])、対EU(同▲4,610億円[▲45.3%])等で減少。
A 商品別では、自動車(同▲8,035億円[▲67.8%])、鉄鋼(同▲1,194億円[▲36.7%])、自動車の部分品(同▲1,116億円[▲38.7%])等が減少。
(2) 輸入:4兆1,281億円(対前年同月比▲2兆3,027億円[▲35.8%] 減少)
@ 主要地域別では、対中東(同▲7,747億円[▲55.4%])、対アジア(同▲7,606億円[▲28.5%])、対EU(同▲1,900億円[▲31.2%])等で減少。
A 商品別では、原粗油(同▲8,045億円[▲59.1%])、非鉄金属(同▲1,610億円[▲69.6%])、液化天然ガス(同▲1,217億円[▲35.6%])等が減少。
[参考2] 原油価格(石油連盟)
@ ドルベース:47.39米ドル/バレル(対前年同月比▲53.1%)
A 円ベース:29,458円/キロリットル(対前年同月比▲54.0%)
[参考3] ドル・円相場(インターバンク直物相場・東京市場中心値の月中平均レート)
99.00円/米ドル(前年同月:102.49円/米ドル、対前年同月比3.4%の円高)
ユーロ・円相場(インターバンク直物相場・東京市場17:00現在レートの月中平均レート)
130.50円/ユーロ(前年同月:161.58円/ユーロ、対前年同月比19.2%の円高)