平成21年4月8日

財務省

報 道 発 表

平成21年2月中 国際収支状況(速報)の概要

T 経常収支

経常収支:1兆1,169億円の黒字(前年同月比▲1兆3,973億円[▲55.6%] 黒字幅縮小)

「貿易収支」及び「所得収支」の黒字幅が縮小したこと等から、全体として黒字幅は縮小した。

(対前年同月比で12ヶ月連続の減少)

  • 1.貿易・サービス収支:530億円の黒字(前年同月比▲8,768億円[▲94.3%] 黒字幅縮小)

    「貿易収支」の黒字幅が縮小したこと等から、全体として黒字幅は縮小した。

    • (1) 貿易収支:2,021億円の黒字(前年同月比▲8,290億円[▲80.4%] 黒字幅縮小)

      輸出の減少幅が輸入の減少幅を上回ったことから、黒字幅は縮小した。

      (対前年同月比で16ヶ月連続の減少)

      • @ 輸 出:3兆3,100億円(前年同月比▲3兆3,579億円[▲50.4%] 減少)

        対前年同月比で5ヶ月連続の減少。(昭和60年1月以降で最大の減少幅)

      • A 輸 入:3兆1,079億円(前年同月比▲2兆5,289億円[▲44.9%] 減少)

        対前年同月比で4ヶ月連続の減少。(昭和60年1月以降で最大の減少幅)

    • (2)サービス収支:▲1,491億円の赤字(前年同月比▲478億円[47.2%] 赤字幅拡大)

      輸送及び旅行の赤字幅が拡大したことから、全体として赤字幅は拡大した。

  • 2.所得収支:1兆1,045億円の黒字(前年同月比▲5,710億円[▲34.1%] 黒字幅縮小)

    証券投資収益及び直接投資収益の黒字幅が縮小したこと等から、全体として黒字幅は縮小した。

    • @ 直接投資収益は、再投資収益が減少したこと等から、黒字幅は縮小した。

    • A 証券投資収益は、債券利子及び配当金の受取が減少したことから、黒字幅は縮小した。

U 資本収支

資本収支:▲1兆6,592億円の流出超(前月:▲2兆1,077億円の流出超)

  • 1.投資収支・資産(居住者による投資)

    • (1) 対外直接投資:▲3,539億円の流出超(前月:▲3,358億円の流出超)

      本邦企業による海外企業の発行済株式の取得等がみられたことから、引き続き流出超となった。

    • (2) 対外株式投資(除く証券貸借取引):▲7,500億円の流出超(前月:▲8,046億円の流出超)

      年金資金を中心とした買いがみられたこと等から、6ヶ月連続の流出(取得)超となった。

    • (3) 対外中長期債投資(除く証券貸借取引):▲3兆7,786億円の流出超(前月:▲1兆3,038億円の流出超)

      銀行による買いがみられたこと等から、流出(取得)超幅が拡大した。

  • 2.投資収支・負債(非居住者からの投資)

    • (1) 対内直接投資:265億円の流入超(前月:426億円の流入超)

      海外親会社が発行した証券の償還等がみられたことから、引き続き流入超となった。

    • (2) 対内株式投資(除く証券貸借取引):▲1兆899億円の流出超(前月:▲1兆1,200億円の流出超)

      輸出関連株や金融関連株を中心に売りが継続したこと等から、8ヶ月連続の流出(処分)超となった。

    • (3) 対内中長期債投資(除く証券貸借取引):▲2,520億円の流出超(前月:▲4,829億円の流出超)

      日本国債において売りがみられたこと等から、6ヶ月連続の流出(処分)超となった。

  • (注)上記T及びUにおける過去の数値との比較に関する記述は、現行の統計に移行した昭和60年1月以降の比較可能な数値によっている。

[参考1] 平成21年2月分貿易統計(財務省関税局)

(通関ベース:輸出は確報値、輸入は9桁ベースの速報値)

  • (1) 輸出:3兆5,264億円(前年同月比▲3兆4,473億円[▲49.4%] 減少)

    • @ 主要地域別では、対アジア(同▲1兆5,393億円[▲46.3%])、対米国(同▲7,816億円[▲58.4%])、対EU(同▲5,936億円[▲54.7%])等で減少。

    • A 商品別では、自動車(同▲8,785億円[▲70.9%])、半導体等電子部品(同▲1,915億円[▲51.1%])、自動車の部分品(同▲1,690億円[▲60.8%])等が減少。

  • (2) 輸入:3兆4,442億円(前年同月比▲2兆5,936億円[▲43.0%] 減少)

    • @ 主要地域別では、対アジア(同▲9,992億円[▲41.5%])、対中東(同▲8,944億円[▲61.7%])、対米国(同▲2,327億円[▲36.2%])等で減少。

    • A 商品別では、石炭(同553億円[39.4%])は増加した一方、原粗油(同▲8,893億円[▲64.7%])、非鉄金属(同▲1,426億円[▲70.7%])等が減少。

[参考2] 原油価格(石油連盟)

  • @ ドルベース:45.27米ドル/バレル(前年同月比▲51.2%)

  • A 円ベース:25,625円/キロリットル(前年同月比▲59.0%)

[参考3] ドル・円相場(インターバンク直物相場・東京市場中心値の月中平均レート)

92.50円/米ドル(前年同月:107.16円/米ドル、前年同月比13.7%の円高)

ユーロ・円相場(インターバンク直物相場・東京市場17:00現在レートの月中平均)

118.33円/ユーロ(前年同月:158.18円/ユーロ、前年同月比25.2%の円高)

【連絡・問い合わせ先】

国際局為替市場課 国際収支第1係 Tel:03(3581)4111 内線2888

財務省ホームページ http://www.mof.go.jp