平成21年2月9日
財務省
経常収支:16兆2,803億円の黒字(前年比▲8兆5,136億円[▲34.3%] 黒字幅縮小)
「貿易・サービス収支」及び「所得収支」の黒字幅が縮小したことから、全体として平成
17年以来3年振りに黒字幅が縮小した。
1. 貿易・サービス収支:1兆7,973億円の黒字(前年比▲8兆280億円[▲81.7%] 黒字幅縮小)
「サービス収支」の赤字幅は縮小したものの、「貿易収支」の黒字幅が縮小したことから、全体として黒字幅が縮小した。
(1) 貿易収支:4兆338億円の黒字(前年比▲8兆2,885億円[▲67.3%] 黒字幅縮小)
輸出が減少し、輸入が増加したことから、黒字幅は縮小した。(過去最大の減少額)
@ 輸 出:77兆3,522億円(前年比▲2兆3,731億円[▲3.0%] 減少)
平成13年以来7年振りの減少。
A 輸 入:73兆3,184億円(前年比5兆9,154億円[8.8%] 増加)
平成15年以降6年連続の増加。(過去最大額を更新)
(2) サービス収支:▲2兆2,365億円の赤字(前年比2,606億円[▲10.4%] 赤字幅縮小)
旅行及び輸送の赤字幅が縮小したことから、全体として赤字幅は縮小した。
2. 所得収支:15兆8,324億円の黒字(前年比▲4,943億円[▲3.0%] 黒字幅縮小)
「直接投資収益」の黒字幅は拡大したものの、「証券投資収益」の黒字幅が縮小したこと
から、全体として平成14年以来6年振りに黒字幅は縮小した。
@「直接投資収益」は、再投資収益の黒字幅が拡大したこと等から、黒字幅は拡大した。
A「証券投資収益」は、配当金及び債券利子の受取が減少したこと等から、黒字幅は縮小した。
資本収支:▲19兆5,560億円の流出超(前年:▲22兆5,383億円の流出超)
1. 投資収支・資産(居住者による投資)
(1)対外直接投資:▲13兆1,686億円の流出超(前年:▲8兆6,607億円の流出超)
本邦企業による海外企業の発行済株式の取得等がみられたことから、流出超幅が拡大した。
(2年連続で過去最大の流出超を更新)
(2)対外株式投資(除く証券貸借取引):▲6兆6,619億円の流出超(前年:▲2兆9,576億円の流出超)
年金資金による買いが強まったこと等から、流出(取得)超幅が拡大した。
(3)対外中長期債投資(除く証券貸借取引):▲7兆2,710億円の流出超(前年:▲10兆2,478億円の流出超)
金融商品取引業者による買いがみられたこと等から、引き続き流出(取得)超となった。
2. 投資収支・負債(非居住者からの投資)
(1)対内直接投資:1兆9,680億円の流入超(前年:2兆6,552億円の流入超)
海外企業による本邦子会社の増資引受等がみられたことから、引き続き流入超となった。
(2)対内株式投資(除く証券貸借取引):▲7兆4,636億円の流出超(前年:5兆4,442億円の流入超)
輸出関連株や金融関連株を中心に売りがみられ、平成14年以来6年振りの流出(処分)超に転じた。
(3)対内中長期債投資(除く証券貸借取引):▲4兆4,173億円の流出超(前年:10兆4,967億円の流入超)
日本国債において売り越しに転じたこと等から、平成15年以来5年振りの流出(処分)超に転じた。
(注) 上記T及びUにおける過去のデータとの比較に関する記述は、現行の統計に移行した昭和
60年1月以降の比較可能な数値によっている。
[参考1]平成20年分貿易統計(財務省関税局)
(通関ベース:輸出は確報値、輸入は9桁ベースの速報値)
(1) 輸出:81兆479億円(前年比▲2兆8,836億円[▲3.4%] 減少)
@「主要地域別」では、対米国(同▲2兆6,730億円[▲15.8%])、対EU(同▲9,666億円[▲7.8%])、対アジア(同▲4,180億円[▲1.0%])等で減少。
A「商品別」では、鉱物性燃料(同8,492億円[82.7%])等が増加した一方で、半導体等電子部品(同▲6,167億円[▲11.8%])、自動車(同▲5,744億円[▲4.0%])、有機化合物(同▲3,271億円[▲13.9%])等が減少。
(2) 輸入:78兆8,918億円(前年比5兆7,559億円[7.9%] 増加)
@「主要地域別」では、対中東(同3兆9,798億円[29.8%])、対大洋州(同1兆1,528億円[27.5%])、対アジア(同4,917億円[1.6%])等で増加。
A「商品別」では、原粗油(同3兆9,791億円[32.4%])、液化天然ガス(同1兆5,135億円[48.2%])、石炭(同1兆2,819億円[73.7%])等が増加。
[参考2]原油価格(石油連盟資料)
@ドルベース:101.88米ドル/バレル(前年比46.8%)
A円ベース:67,246円/㎘(前年比31.2%)
[参考3]ドル・円相場(インターバンク直物相場・東京市場中心値の年中平均レート)
103.39円/米ドル(前年:117.77円/米ドル、前年比12.2%の円高)
ユーロ・円相場(インターバンク直物相場・東京市場17:00現在レートの年中平均)
152.49円/ユーロ(前年:161.26円/ユーロ、前年比5.4%の円高)
【連絡・問い合わせ先】
国際局 為替市場課 国際収支第1係 Tel:03(3581)4111 内線2888
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