平成21年1月13日
財務省
経常収支:5,812億円の黒字(前年同月比▲1兆1,245億円[▲65.9%] 黒字幅縮小)
「貿易・サービス収支」が前年同月の黒字から赤字へ転じたことを主因に、全体として黒字幅は縮小した。(平成20年3月以降、対前年同月比で9ヶ月連続の黒字幅縮小)
1.貿易・サービス収支:▲1,842億円の赤字(前年同月比▲9,777億円 黒字から赤字へ転化)
「サービス収支」の赤字幅は縮小したものの、「貿易収支」が前年同月の黒字から赤字へ転じたことから、全体として赤字となった。(2ヶ月連続の赤字)
(1) 貿易収支:▲934億円の赤字(前年同月比▲1兆10億円 黒字から赤字へ転化)
輸出の減少幅が輸入の減少幅を上回ったことから、3ヶ月振りの赤字となった。
@ 輸 出:5兆623億円(前年同月比▲1兆8,218億円[▲26.5%] 減少)
2ヶ月連続の減少。(過去最大の減少額)
A 輸 入:5兆1,557億円(前年同月比▲8,208億円[▲13.7%] 減少)
平成19年9月以来、対前年同月比で14ヶ月振りの減少。
(2) サービス収支:▲908億円の赤字(前年同月比233億円[▲20.4%] 赤字幅縮小)
旅行及び輸送の赤字幅が縮小したことから、全体として赤字幅は縮小した。
2.所得収支:8,447億円の黒字(前年同月比▲1,549億円[▲15.5%] 黒字幅縮小)
「証券投資収益」の黒字幅が縮小したことから、全体として黒字幅は縮小した。
@「直接投資収益」は、配当金の支払が減少したこと等から、黒字幅は拡大した。
A「証券投資収益」は、債券利子等の受取が減少したこと等から、黒字幅は縮小した。
資本収支:▲2兆4,227億円の流出超(前月:▲8,511億円の流出超)
1.投資収支・資産(居住者による投資)
(1) 対外直接投資:▲6,380億円の流出超(前月:▲2兆6,422億円の流出超)
本邦企業による海外子会社に対する貸付け等がみられたことから、引き続き流出超となった。
(2) 対外株式投資(除く証券貸借取引):▲1兆5,270億円の流出超(前月:▲1兆3,190億円の流出超)
年金資金や投資信託による買いが引き続きみられたことから、流出(取得)超幅が拡大した。
(3) 対外中長期債投資(除く証券貸借取引):▲5,170億円の流出超(前月:1,087億円の流入超)
年金資金や生保等による買いがみられたことから、流出(取得)超に転じた。
2. 投資収支・負債(非居住者からの投資)
(1) 対内直接投資:1,102億円の流入超(前月:▲519億円の流出超)
海外企業による本邦企業の発行済株式の取得等がみられたことから、流入超に転じた。
(2) 対内株式投資(除く証券貸借取引):▲1兆3,558億円の流出超(前月:▲1兆2,976億円の流出超)
輸出関連株を中心に売りが継続したことから、5ヶ月連続の流出(処分)超となった。
(3) 対内中長期債投資(除く証券貸借取引):▲1兆8,900億円の流出超(前月:▲2兆7,500億円の流出超)
日本国債において売りが継続したことから、引き続き流出(処分)超となった。
(注)上記T及びUにおける過去のデータとの比較に関する記述は、現行の統計に移行した昭和60
年以降の比較可能な数値によっている。
[参考1]平成20年11月分貿易統計(財務省関税局)
(通関ベース:輸出は確報値、輸入は9桁ベースの速報値)
(1) 輸出:5兆3,254億円(前年同月比▲1兆9,432億円[▲26.7%] 減少)
@「主要地域別」では、対アジア(同▲9,386億円[▲26.7%])、対米国(同▲4,769億円 [▲33.8%])、対EU(同▲3,172億円[▲30.9%])等で減少。
A「商品別」では、自動車(同▲4,228億円[▲31.9%])、半導体等電子部品(同▲1,260億円[▲29.1%])、自動車の部分品(同▲868億円[▲29.8%])等が減少。
(2) 輸入:5兆5,505億円(前年同月比▲9,337億円[▲14.4%] 減少)
@「主要地域別」では、対中東(同▲3,798億円[▲28.9%])、対アジア(同▲3,427億円
[▲12.4%])、対EU(同▲1,397億円[▲20.8%])、対米国(同▲1,224億円[▲17.7%])等
で減少。
A「商品別」では、石炭(同1,339億円[89.4%])等は増加した一方で、原粗油(同▲4,377億円[▲35.2%])、半導体等電子部品(同▲809億円[▲33.2%])、石油製品(同▲613億円
[▲31.6%])等が減少。
[参考2]原油価格(石油連盟資料)
@ドルベース:73.67米ドル/バレル(前年同月比▲9.3%)
A円ベース:45,384円/㎘(前年同月比▲21.9%)
[参考3]ドル・円相場(インターバンク直物相場・東京市場中心値の月中平均レート)
96.81円/米ドル(前年同月:111.21円/米ドル、前年同月比12.9%の円高)
ユーロ・円相場(インターバンク直物相場・東京市場17:00現在レートの月中平均)
123.25円/ユーロ(前年同月:163.28円/ユーロ、前年同月比24.5%の円高)
【連絡・問い合わせ先】
国際局 為替市場課 国際収支第1係 Tel:03(3581)4111 内線2888
財務省ホームページ http://www.mof.go.jp