平成20年12月8日

財務省

報道発表

平成20年10月中 国際収支状況(速報)の概要

T 経常収支

 経常収支:9,605億円の黒字(前年同月比▲1兆2,460億円[▲56.5%] 黒字幅縮小)

  「貿易・サービス収支」が黒字から赤字へ転じたことを主因に、全体として黒字幅は縮小した。
    (黒字幅の縮小は平成20年3月以降8ヶ月連続)

 

 1.貿易・サービス収支:▲1,319億円の赤字(前年同月比▲9,854億円 黒字から赤字へ転化)

    「サービス収支」の赤字幅は縮小したものの、「貿易収支」の黒字幅が縮小したことから、
      全体として黒字から赤字に転じた。赤字への転化は平成20年8月以来2ヶ月振り。

    

 (1)貿易収支:1,458億円の黒字(前年同月比▲9,976億円[▲87.2%] 黒字幅縮小)

     輸出額が減少したことに加え、輸入額が増加したことから、黒字幅は縮小した。

     @ 輸 出:6兆5,925億円(前年同月比▲5,209億円[▲7.3%] 減少)

      平成20年6月以来4ヶ月振りの減少。

    A 輸 入:6兆4,466億円(前年同月比4,766億円[8.0%] 増加)

      平成19年10月以降13ヶ月連続の増加。

 

  (2)サービス収支:▲2,777億円の赤字(前年同月比121億円[▲4.2%] 赤字幅縮小)

   「旅行」の赤字幅が縮小したこと等から、全体として赤字幅は縮小した。

 

 2.所得収支:1兆2,091億円の黒字(前年同月比▲2,353億円[▲16.3%] 黒字幅縮小)

    「直接投資収益」及び「証券投資収益」の黒字幅が縮小したことから、全体として
     黒字幅は縮小した。

    @「直接投資収益」は、配当金の受取が減少したこと等から、黒字幅は縮小した。

   A「証券投資収益」は、債券利子等の受取が減少したこと等から、黒字幅は縮小した。

 

U 資本収支

   

 資本収支:▲8,511億円の流出超(前月:▲1兆3,634億円の流出超)

 

 1.投資収支・資産(居住者による投資)

 

 (1)対外直接投資:▲2兆6,422億円の流出超(前月:▲7,684億円の流出超)

    本邦金融機関による海外金融機関の増資引き受け等がみられたことから、流出超幅が
   拡大した。

 (2)対外株式投資(除く証券貸借取引):▲1兆3,190億円の流出超(前月:▲1,201億円の流出超)
       年金資金による買いが強まったこと等から、流出(取得)超幅が拡大した。

 (3)対外中長期債投資(除く証券貸借取引):1,087億円の流入超(前月:467億円の流入超)

    投信解約に伴う売りがみられ、引き続き流入(処分)超となった。

 

 2.投資収支・負債(非居住者からの投資)

 

 (1)対内直接投資:▲519億円の流出超(前月:1,258億円の流入超)

    海外企業による本邦子会社株式の居住者への譲渡等がみられたことから、流出超に転じた。

 (2)対内株式投資(除く証券貸借取引):▲1兆2,976億円の流出超(前月:▲1兆1,388億円の流出超)
       金融関連株を中心に売りが継続したこと等から、引き続き流出(処分)超となった。

 (3)対内中長期債投資(除く証券貸借取引):▲2兆7,500億円の流出超(前月:6,910億円の流出超)

    日本国債において売りが強まったこと等から、流出(処分)超幅が拡大した。

 

   (注) 上記T及びUにおける過去のデータとの比較に関する記述は、現行の統計に移行した昭和60年以降の比較可能な数値によっている。

 

 [参考1] 平成20年10月分貿易統計(財務省関税局)

       (通関ベース:輸出は確報値、輸入は9桁ベースの速報値)

  (1)輸出:6兆9,238億円(前年同月比▲5,827億円[▲7.8%] 減少)

    @「主要地域別」では、対米国(同▲2,842億円[▲19.0%])、対EU(同▲1,954億円

        [▲17.2%])、対アジア(同▲1,429億円[▲4.0%])、対中国(同▲111億円

        [▲0.9%])等が減少。

     A「商品別」では、鉄鋼(同773億円[22.6%])、鉱物性燃料(同619億円[64.7%])

        等は増加した一方、自動車(同▲2,001億円[15.0%])、半導体等電子部品

        (同▲586億円[▲12.6%])等が減少。

 

  (2)輸入:6兆9,915億円(前年同月比4,844億円[7.4%] 増加)

    @「主要地域別」では、対米国(同▲867億円[▲11.1%])等は減少した一方、対中東
     (同2,844億円[24.3%])、対大洋州(同1,548億円[42.5%])、対アジア(同1,431億円
     [5.1%])等が増加。

     A「商品別」では、原粗油(同2,548億円[23.6%])、石炭(同1,491億円[102.5%])、

         液化天然ガス(同1,221億 円[39.3%])等が増加。

 

 [参考2] 原油価格(石油連盟資料)

    @ ドルベース:102.64米ドル/バレル(前年同月比34.5%)

    A 円ベース:67,067円/kl(前年同月比20.5%)

 

 [参考3]ドル・円相場(インターバンク直物相場・東京市場中心値の月中平均レート)

      100.33円/米ドル(前年同月:115.74円/米ドル、前年同月比13.3%の円高)

      ユーロ・円相場(インターバンク直物相場・東京市場17:00現在レートの月中平均)

      133.49円/ユーロ(前年同月:164.74円/ユーロ、前年同月比19.0%の円高)

 

  

                            【連絡・問い合わせ先】

国際局為替市場課国際収支第1係 Tel:03(3581)4111 内線2888

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