平成20年11月11日
財務省
経常収支:1兆4,979億円の黒字(前年同月比▲1兆4,280億円[▲48.8%] 黒字幅縮小)
「貿易・サービス収支」の黒字幅が縮小したことから、全体として黒字幅は縮小した。
1.貿易・サービス収支:961億円の黒字(前年同月比▲1兆5,144億円[▲94.0%] 黒字幅縮小)
「サービス収支」の赤字幅は縮小したものの、「貿易収支」の黒字幅が縮小したことから、全体として黒字幅は
縮小した。
(1)貿易収支:2,471億円の黒字(前年同月比▲1兆5,236億円[▲86.0%] 黒字幅縮小)
輸出額の伸びが小幅だったことに対して輸入額が大幅に増加したことから、黒字幅は縮小した。
@ 輸 出:7兆352億円(前年同月比1,480億円[2.1%] 増加)
3ヶ月連続の増加。
A 輸 入:6兆7,881億円(前年同月比1兆6,716億円[32.7%] 増加)
12ヶ月連続の増加。過去3番目の高水準(過去最大は平成20年7月の7兆597億円)。
(2)サービス収支:▲1,510億円の赤字(前年同月比92億円[▲5.8%] 赤字幅縮小)
「輸送」、「旅行」の赤字幅が縮小したこと等から、全体として赤字幅は縮小した。
2.所得収支:1兆4,839億円の黒字(前年同月比670億円[4.7%] 黒字幅拡大)
「直接投資収益」の黒字幅は縮小したものの、「証券投資収益」の黒字幅が拡大したことから、
全体として黒字幅は拡大した。
@ 「直接投資収益」は、再投資収益の減少を主因に、黒字幅は縮小した。
A 「証券投資収益」は、債券利子等の受取増加を主因に、黒字幅は拡大した。
U 資本収支
資本収支:▲1兆3,634億円の流出超(前月:▲3,211億円の流出超)
1.投資収支・資産(居住者による投資)
(1)対外直接投資:▲7,684億円の流出超(前月:▲6,272億円の流出超)
本邦企業による海外子会社の発行済株式の取得等がみられたことから、引き続き流出超となった。
(2)対外株式投資(除く証券貸借取引):▲1,201億円の流出超(前月:1,277億円の流入超)
年金資金による買いが強まったこと等から、流出(取得)超に転じた。
(3)対外中長期債投資(除く証券貸借取引):467億円の流入超(前月:1兆6,918億円の流入超)
銀行による売り越し幅が縮小したこと等から、小幅な流入(処分)超となった。
2.投資収支・負債(非居住者からの投資)
(1)対内直接投資:1,258億円の流入超(前月:633億円の流入超)
海外企業による本邦支店への追加出資等がみられたことから、引き続き流入超となった。
(2)対内株式投資(除く証券貸借取引):▲1兆1,388億円の流出超(前月:▲3,998億円の流出超)
輸出関連株を中心に売りが強まったこと等から、流出(処分)超幅が拡大した。
(3)対内中長期債投資(除く証券貸借取引):▲6,910億円の流出超(前月:2兆5,423億円の流入超)
日本国債において売りが強まったこと等から、流出(処分)超に転じた。
(注) 上記T及びUにおける過去のデータとの比較に関する記述は、現行の統計に移行した昭和60年以降の比較可能な数値によっている。
[参考1] 平成20年9月分貿易統計(財務省関税局)
(通関ベース:輸出は確報値、輸入は9桁ベースの速報値)
(1) 輸出:7兆3,640億円(前年同月比1,086億円[1.5%] 増加)
@ 「主要地域別」では、対米国(同▲1,553億円[▲10.9%])、対EU(同▲973億円[▲9.0%])は
減少した一方、対中東(同1,110億円[44.5%])、対アジア(同984億円[2.8%])は増加。
A 「商品別」では、自動車の部分品(同▲437億円[▲14.3%])等は減少した一方、鉄鋼(同1,528億円
[46.8%])、自動車(同646億円[5.4%])、鉱物性燃料(同639億円[56.8%])等が増加。
(2) 輸入:7兆2,755億円(前年同月比1兆6,287億円[28.8%] 増加)
@ 「主要地域別」では、対中東(同6,303億円[60.1%])、対アジア(同4,651億円[18.8%])等で増加。
A 「商品別」では、原粗油(同5,785億円[61.7%])、液化天然ガス(同2,251億円[89.7%])、石炭
(同1,533億 円[105.9%])等が増加。
[参考2] 原油価格(石油連盟資料)
@ドルベース:120.59米ドル/バレル(前年同月比69.5%上昇、12ヶ月連続の上昇)
A円ベース:82,222円/kl(前年同月比59.6%上昇、12ヶ月連続の上昇)
[参考3] ドル・円相場(インターバンク直物相場・東京市場中心値の月中平均レート)
106.75円/米ドル(前年同月:115.02円/米ドル、前年同月比7.2%の円高)
ユーロ・円相場(インターバンク直物相場・東京市場17:00現在レートの月中平均)
153.25円/ユーロ(前年同月:159.64円/ユーロ、前年同月比4.0%の円高)
【連絡・問い合わせ先】
国際局為替市場課国際収支第1係 Tel:03(3581)4111 内線2888
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