平成20年9月10日

財務省

報道発表

平成20年7月中 国際収支状況(速報)の概要

 

   T 経常収支

        経常収支:1兆5,318億円の黒字(前年同月比▲3,198億円[▲17.3%] 黒字幅縮小)
           「貿易・サービス収支」の黒字幅が縮小したことから、全体として黒字幅が縮小した。
          (黒字幅縮小は平成20年3月以降5ヶ月連続)

 

    1.貿易・サービス収支:292億円の黒字(前年同月比▲4,223億円 [▲93.5%] 黒字幅縮小)
        「サービス収支」の赤字幅は縮小したものの、輸入の増加を受けて「貿易収支」の黒字幅が縮小
         したことから、全体として黒字幅が縮小した。

 

     (1)貿易収支:2,322億円の黒字(前年同月比▲5,355億円[▲69.8%] 黒字幅縮小)
       過去最大額を更新した輸入額の伸びが輸出額の伸びを上回ったことから、黒字幅が縮小した。
            @ 輸 出:7兆2,920億円(前年同月比5,855億円[8.7%] 増加)
            過去2番目の高水準(過去最大は平成20年3月の7兆3,513億円)。
            A 輸 入:7兆597億円(前年同月比1兆1,210億円[18.9%] 増加)
            2ヶ月連続で過去最大額を更新。10ヶ月連続の増加。

 

     (2)サービス収支:▲2,030億円の赤字(前年同月比1,133億円[▲35.8%] 赤字幅縮小)
       「その他サービス」、「輸送」、「旅行」の赤字幅が縮小したことから、全体として赤字幅が縮小した。
            @「輸送」は、海上貨物運賃等の受取が増加したことから、赤字幅が縮小した。
            A「旅行」は、日本人旅行者による支払が減少したこと等から、赤字幅が縮小した。
            B「その他サービス」は、その他営利業務の受取が増加したこと等から、赤字幅が縮小した。


    2.所得収支:1兆6,627億円の黒字(前年同月比1,451億円[9.6%] 黒字幅拡大)
       「直接投資収益」の黒字幅が拡大したこと等から、黒字幅が拡大した。
            @「直接投資収益」は、配当金・配分済支店収益の受取が増加したこと等から、黒字幅が拡大した。
            A「証券投資収益」は、債券利子の受取が減少したこと等から、黒字幅が縮小した。


 U 資本収支

    

       資本収支:▲1兆1,406億円の流出超(前月:▲3,347億円の流出超)

    1.投資収支・資産(居住者による投資)

     (1)対外直接投資:▲9,218億円の流出超(前月:▲8,141億円の流出超)
          本邦企業による海外企業の増資引受けがみられたこと等から、引き続き流出超となった。
      (2)対外株式投資(除く貸借):▲2,888億円の流出超(前月:▲167億円の流出超)
        信託勘定において買い越しが継続したこと等から、流出(取得)超幅が拡大した。
      (3)対外中長期債投資(除く貸借):▲236億円の流出超(前月:▲9,923億円の流出超)
         銀行勘定において売りが強まったこと等から、流出(取得)超幅が縮小した。

 

    2.投資収支・負債(非居住者からの投資)

     (1)対内直接投資:▲323億円の流出超(前月:3,900億円の流入超)
       海外企業による本邦子会社への株式の譲渡がみられたこと等から、流出超に転じた。
     (2)対内株式投資(除く貸借):▲9,884億円の流出超(前月:331億円の流入超)
        海外投資家による日本株の処分がみられたこと等から、流出(処分)超に転じた。
     (3)対内中長期債投資(除く貸借):1兆5,981億円の流入超(前月:▲5,362億円の流出超)
       日本国債において買い越しに転じたこと等から、流入(取得)超に転じた。

 

   (注)上記T及びUにおける過去のデータとの比較に関する記述は、現行の統計に移行した昭和60年以降の比較
      可能な数値によっている。


  [参考1]平成20年8月28日 財務省関税局発表 平成20年7月分貿易統計
        (通関ベース:輸出は確報値、輸入は9桁ベースの速報値)

     (1)輸出:7兆6,287億円(前年同月比5,656億円[8.0%] 増加)
            @「主要地域別」では、対米国(同▲1,650億円[▲11.4%])は減少したものの、対アジア
        (同4,300億円[12.6%])や対EU(同408億円[4.1%])等が増加。
            A「商品別」では、自動車(同1,482億円[12.7%])、 鉱物性燃料(同1,176億円[118.5%])、
        鉄鋼(同774億円[22.2%])等が増加。

 

     (2)輸入:7兆5,432億円(前年同月比1兆1,620億円[18.2%] 増加)
            @「主要地域別」では、対中東(同7,911億円[71.7%])、対アジア(同1,584億円[5.7%])
         等が増加。
            A「商品別」では、原粗油(同7,338億円[69.2%])、石炭(同1,740億円[109.7%])、液化天然ガス
           (同1,550億円[59.3%])等が増加。

 

 [参考2] 原油価格(石油連盟資料)
           @ドルベース:131.50米ドル/バレル(前年同月比89.3%上昇、10ヶ月連続の上昇)
         A円ベース:88,472円/kl(前年同月比64.6%上昇、10ヶ月連続の上昇)

 

 [参考3]ドル・円相場(インターバンク直物相場・中心値の月中平均レート、東京市場)
        106.81円/米ドル(前年同月:121.59円/米ドル、前年同月比12.2%の円高)
      ユーロ・円相場(インターバンク直物相場・東京市場17:00現在レートの月中平均)
        168.35円/ユーロ(前年同月:166.68円/ユーロ、前年同月比1.0%の円安)
 

                            【連絡・問い合わせ先】

国際局為替市場課国際収支第1係 Tel:03(3581)4111 内線2888

財務省ホームページ http://www.mof.go.jp


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