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第4回「国有財産の評価」

東海財務局 沼津出張所

統括国有財産管理官 平岡 宏友

今回、独立行政法人国際協力機構(JICA)の主催する「インドネシアにおける国有財産管理セミナー(第4回)」へ参加し、1月24日から28日までインドネシアの首都ジャカルタへ出張してきました。

インドネシアでは、国有財産制度を確立するため、2006年、財務省に国有財産総局(DGSAM=Directorate General of State Asset Management)を立ち上げ、制度及び実施の両面での改善に努めていますが、日本政府としてもこれをサポートするため、JICAによる技術協力の一つとして2009年9月より「国有財産管理に係る組織能力の強化プロジェクト」を行っています。この度の海外派遣は、その一環として「日本の不動産鑑定評価制度、日本の国有財産の評価について」をテーマにセミナーとディスカッションを行ったものであり、日本からは、鰹助不動産鑑定事務所の奥田かつ枝不動産鑑定士と私が参加しました。奥田鑑定士は、「新成長戦略」における国有財産の有効活用のとりまとめに関して、民間有識者の一人として御意見をいただく等国有財産行政についても精通されており、また、鑑定業界においても第一線で御活躍されていますので、お名前を御存知の方もいらっしゃるのではないかと思います。

セミナー風景の写真

セミナー風景

セミナーの内容は、インドネシア各所から参加された財務省国有財産総局職員に対し、奥田鑑定士から日本の不動産鑑定制度の紹介、私から日本の国有財産評価制度と具体的な評価方法の紹介を行いました。セミナー参加者は、今後、国有財産の評価制度を整備しつつ、財産評価を行わなければならず、当方からの説明を熱心に聴講されていました。また、セミナー後や翌日のディスカッションにおける質問の数や内容から、インドネシア財務省職員の仕事に対する前向きな姿勢や熱意、日本の協力をいかに重視しているかを感じることができました。

国有財産総局への表敬訪問の写真

国有財産総局への表敬訪問
【筆者は左から2番目】

現地においては、セミナーのほか、国有財産総局長、日本大使館への表敬訪問の機会もいただきました。総局長への表敬訪問時には、テーブルにケーキと甘いお茶が並び、セミナー会場は寒いくらいクーラーが効いていましたが、「甘さ」と「クーラーの涼しさ」はインドネシアにおける最高の「おもてなし」であることを伺い、インドネシア側の期待と重責をひしひしと感じました。

ジャカルタ滞在は4日間であり、緊張の日々でしたが、皆さんとてもフレンドリーで、暖かな人柄を感じることができました。何度も、Terima Kasih(テリマカシ:ありがとう)を言っていただき、少し恐縮しながらも、とても嬉しく感じました。今後も、財務局職員、特に若手職員が派遣される機会が数多くあることを期待しております。

最後に、今回の派遣にあたり、心よく送り出してくださいました沼津出張所の皆様、お世話になりました東海財務局の皆様、JICAへ出向中の山本専門家(元東海財務局総務課長)及び関係者の皆様に、この場を借りまして厚く御礼申し上げます。

参加者の集合写真