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全国財務局管内経済情勢報告概要(平成21年1月28日)

全国財務局

管内経済情勢報告概要

平成21年1月28日
財   務   省


 

地域経済の概況

I.概要

1.昨年10月から 12月における地域経済の概況について、全国11の財務局(福岡財務支局及び沖縄総合事務局を含む。)に報告を求めたところ、

 全ての財務局において、総括判断を前回報告(10月29日)より下方修正している。

  具体的には、沖縄で「弱含んでいる」に、 四国で「厳しくなりつつある」に、北海道、中国で「厳しくなっている」、「厳しさが増している」に、東北、近畿で「悪化しつつある」に、関東、北陸、東海、九州、福岡で「悪化」等に下方修正している。

 
 こうしたことから、地域経済の概況は、「全国的に悪化している」と総括される。
   
なお、先行きについては、多くの財務局から 海外経済や雇用、為替市場の動向などに留意する必要があるとの報告を得ている。

 

2.地域経済の動きを主要項目別にみると、

 (1)
生産活動(沖縄は観光)は、沖縄で「好調さに翳り」に、北海道、東北、近畿、四国、九州、福岡で「低下」、「減少」に、関東、北陸、東海、中国で「急速に低下」、「大幅に減少」等に下方修正されている。

 (2)個人消費は、北海道、東北、関東、北陸、東海、近畿、中国、四国、九州、福岡で「弱い動き」等に下方修正されており、沖縄で「横ばい」と判断が据え置かれている。

 (3)雇用情勢は、東海で「労働力需給が緩和している」に、北海道、関東、北陸、中国、福岡、沖縄で「厳しい状況」等に、近畿で「さらに厳しさが増している」に、東北、九州で「悪化」に下方修正されており、四国で「弱い動きがみられる」と判断が据え置かれている。

 (4)法人企業景気予測調査(20年10−12月期調査)の結果(地域別主要経済指標の動向(「景気予測調査」シート)参照)をみると、20年度の企業収益は、沖縄は増益見込みとなっているものの、その他の地域(北海道、東北、関東、北陸、東海、近畿、中国、四国、九州、福岡)で減益見込みとなっている。設備投資は、北海道、北陸、東海、近畿、中国、福岡、沖縄で前年度より増加する見込みとなっており、その他の地域(東北、関東、四国、九州)で前年度より減少する見込みとなっている。また、企業の景況感について自社の景況判断BSIでみると、全ての地域で「下降」超で推移している。

  


 

II.各地域の経済動向
1.総括判断

財務局名

前回(10月29日) 今    回 前回との基調比較
全局総括 各地域で弱い動きがみられる。 全国的に悪化している。
北海道 弱い動きがさらに広がっている。 厳しくなっている。
東 北 このところ弱含んでいる。 悪化しつつある。
関 東 このところ弱い動きがみられる。 急速に悪化している。
北 陸 弱い動きが続いているなか、一部に厳しさがみられる状況となっている。 急速に悪化している。
東 海 概ね横ばいにあるなか、弱い動きが広がりつつある。 悪化している。
近 畿 一部に弱い動きがみられる。 悪化しつつある。
中 国 おおむね横ばいで推移するなか、このところ弱い動きが広がっている。 急速に厳しさが増している。
四 国 やや弱い動きとなっている。 厳しくなりつつある。
九 州 このところ弱含んでいる。 悪化している。
福 岡 横ばいで推移しているものの、一部に弱い動きがみられる。 悪化している。
沖 縄 全体としてみると足踏み状態にある。 全体としてみると弱含んでいる。

 

 

II.各地域の経済動向
2.総括判断の要点、主要項目(生産、個人消費、雇用)及びその他の主な項目について

 
北海道 前    回 今    回
総 括 判 断 弱い動きがさらに広がっている。 厳しくなっている。
判断の要点 設備投資は前年度を上回る計画となっているものの、個人消費は弱い動き、生産は低下、企業収益は減益見込みとなっているほか、観光(来道客数)及び住宅建設は前年を下回っている。なお、雇用情勢はやや厳しい状況となっている。このように管内経済は、厳しくなっている。






生   産 おおむね横ばい 低下
個人消費 弱含み 弱い動き
雇   用 弱い動き やや厳しい
その他
の主な
項目
企業収益 20年度は増益見通し 20年度は減益見込み
観    光 来道客数は前年を下回る 来道客数は前年を下回る

 

東 北 前    回 今    回
総 括 判 断 このところ弱含んでいる。 悪化しつつある。
判断の要点 生産は減少しており、企業収益は減益見込み、設備投資は減少見込みとなっている。また、雇用情勢は悪化しており、個人消費は弱い動きがさらに広がっているなど、管内経済は悪化しつつある。






生   産 緩やかに減少している 減少している
個人消費 弱い動きとなっている 弱い動きがさらに広がっている
雇   用 弱い動きとなっている 悪化している
その他
の主な
項目
企業収益 20年度上期は減益見込み、通期は減益見通し 20年度通期は減益見込み
住宅建設 前年を下回っている 前年を上回っている

 

関 東 前    回 今    回
総 括 判 断 このところ弱い動きがみられる。 急速に悪化している。
判断の要点 個人消費は弱い動きとなっており、住宅建設は前年の大幅減の反動から前年を上回っている。企業の設備投資は減少見込みとなっており、輸出は前年を下回っている。こうした需要動向のもと、製造業の生産は急速に低下しており、企業収益は減益見込みとなっている。企業の景況感は いずれの規模でも「下降」超幅が拡大している。雇用情勢は厳しい状況となっている。以上のことから、管内経済は急速に悪化している。






生   産 弱含んでいる 急速に低下している
個人消費 このところ弱い動きとなっている 弱い動きとなっている
雇   用 弱い動きとなっている 厳しい状況となっている
その他
の主な
項目
輸   出 前年を上回っているものの、小幅な伸びが続いている 前年を下回っている
住宅建設  前年の大幅減の反動から前年を上回っている 前年の大幅減の反動から前年を上回っている

 

北 陸 前    回 今    回
総 括 判 断 弱い動きが続いているなか、一部に厳しさがみられる状況となっている。 急速に悪化している。
判断の要点 個人消費は弱い動き、生産は大幅に減少し、雇用情勢は厳しい状況となっているほか、20年度下期の企業収益は減益見込み、設備投資は減少見込みとなるなど、管内経済は急速に悪化している。






生   産 弱い動きとなっている 大幅に減少している
個人消費 全体としてやや弱い動きとなっている 全体として弱い動きとなっている
雇   用 弱い動きとなっている 厳しい状況となっている
その他
の主な
項目
企業収益 20年度通期は減益見通し 20年度下期は減益見込み
設備投資 20年度通期は減少見通し 20年度下期は減少見込み

 

東 海 前    回 今    回
総 括 判 断 概ね横ばいにあるなか、弱い動きが広がりつつある。 悪化している。
判断の要点 「消費」は百貨店などで弱い動きとなっており、「輸出」が欧米の景気後退などを背景に大幅に減少していることなどから、「生産」は大幅に減少している。また、「雇用情勢」は企業の雇用調整の動きなどから労働力需給が緩和している。このように管内経済は、悪化している。






生   産 このところ減少している 大幅に減少している
個人消費 一部に弱い動きがみられものの、底堅く推移している 弱い動きとなっている
雇   用 人手不足感は依然強いものの、緩和傾向にある 労働力需給が緩和している
その他
の主な
項目
設備投資 20年度通期は増加見通し 20年度通期は増加見込みであるものの、投資先送りや減額修正の動きがみられる
企業収益 20年度通期は減益見通し 20年度下期は赤字見込み
20年度通期は大幅減益見込み

 

近 畿 前    回 今    回
総 括 判 断 一部に弱い動きがみられる。 悪化しつつある。
判断の要点 企業活動は、設備投資が前年を上回る計画となっているものの、生産は減少、輸出は前年を下回っており、企業収益も減益見込みとなっている。また、個人消費は弱含んでおり、雇用情勢はさらに厳しさが増しているなど、管内経済は悪化しつつある。






生   産 おおむね横ばいとなっている 減少している
個人消費 やや弱含んでいる 弱含んでいる
雇   用 厳しさが増している さらに厳しさが増している
その他
の主な
項目
設備投資 前年を上回る計画となっている 前年を上回る計画となっている
輸    出 堅調に推移している 前年を下回っている

 

中 国 前    回 今    回
総 括 判 断 おおむね横ばいで推移するなか、このところ弱い動きが広がっている。 急速に厳しさが増している。
判断の要点 個人消費に弱さがみられることに加えて、生産活動が急激に低下している。また、雇用情勢も厳しい状況となっているなど、管内経済は急速に厳しさが増している。






生   産 横ばいで推移しているなか、このところ需要に弱い動きが広がっている 急激に低下している
個人消費 おおむね横ばいで推移するなか、このところ一部に弱さがみられる 弱さがみられる
雇   用 やや弱い動きがみられる 厳しい状況
その他
の主な
項目
設備投資 前年度を上回る見通し 前年度を上回る見込み
企業収益 減益見通し 減益見込み

 

四 国 前    回 今    回
総 括 判 断 やや弱い動きとなっている。 厳しくなりつつある。
判断の要点 個人消費は弱い動きとなっており、生産活動も総じてみると減少している。加えて、雇用情勢は引き続き弱い動きがみられるほか、企業収益も減益見込みとなっているなど、管内経済は厳しくなりつつある。






生   産 総じてみると増加しているものの、弱い動きが拡がっている 総じてみると減少している
個人消費 やや弱含みとなっている 弱い動きとなっている
雇   用 弱い動きがみられる 弱い動きがみられる
その他
の主な
項目
設備投資 20年度は前年度を下回る見通し 20年度は前年度を下回る見込み
企業収益 20年度は減益見通し 20年度は減益見込み

 

九 州  前    回 今    回
総 括 判 断 このところ弱含んでいる。 悪化している。
判断の要点 個人消費が弱い動きとなっているなか、生産活動が全体として低下し、雇用情勢も悪化している。また、企業収益が減益見込みとなっており、設備投資も前年を下回る見込みであるなど、管内経済は悪化している。






生   産 高い水準にあるものの、足元でやや弱含んでいる 全体として低下している
個人消費 やや弱含みとなっている 弱い動きとなっている
雇   用 引き続き弱含んでいる 悪化している
その他
の主な
項目
設備投資 前年度を下回る見通し 前年度を下回る見込み
企業収益 20年度上期は減益の見込み 20年度下期は減益見込み

 

福 岡   前    回 今    回
総 括 判 断 横ばいで推移しているものの、一部に弱い動きがみられる。 悪化している。
判断の要点 個人消費は全体として弱い動きとなっている。設備投資は前年度を上回る見込みとなっているものの縮小を検討する動きがみられる。輸出は前年を大幅に下回っており、生産も減少している。企業収益見込みも減益幅が拡大している。雇用情勢も厳しい状況にある。このように管内経済は、悪化している。






生   産 高水準であるが、このところ弱含んでいる 減少している
個人消費 やや弱含んでいる 全体として弱い動きとなっている
雇   用 一部に弱い動きがみられる 厳しい状況にある
その他
の主な
項目
企業収益 20年度通期は減益見通しとなっている 20年度通期見込みは減益幅が拡大している
輸   出 引き続き前年を上回っている 前年を大幅に下回っている

 

沖 縄   前    回 今    回
総 括 判 断 全体としてみると足踏み状態にある。 全体としてみると弱含んでいる。
判断の要点 主力の観光は好調さに翳りがみられはじめた。また、雇用情勢は厳しくなってきており、個人消費は横ばいを保っているものの、管内経済は全体としてみると弱含んでいる。






観   光 引き続き好調を維持 好調さに翳り
個人消費 おおむね横ばい おおむね横ばい
雇   用 弱含み 厳しくなってきている
その他
の主な
項目
設備投資 前年度を上回る見通し 前年度を上回る見込み
企業収益 増益見通し 増益見込み

 


(参考)47都道府県ごとの経済情勢

 47都道府県ごとの経済情勢(PDF形式)

>

  地域別主要経済指標

 各地域における主要経済指標(EXCEL形式)

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