全国財務局管内経済情勢報告概要(平成19年11月2日)
全国財務局
| 管内経済情勢報告概要 |
平成19年11月2日
財 務 省
|
I.概要
1.本年7月から 9月における地域経済の概況について、全国11の財務局(福岡財務支局及び沖縄総合事務局を含む。)に報告を求めたところ、
・ 北海道では総括判断を前回報告(7月31日)に引き続き、「全体としては横ばい」としている。
・北陸、 九州は総括判断に微修正が加えられているものの、回復基調が続いているという基本的な判断に変化はなく、その他の地域では前回報告の総括判断が据え置かれ ており、北海道を除く地域で回復基調となっている。
こうしたことから、地域経済の概況は、地域差はみられるものの、全体として「緩やかな回復が続いている」と総括され、大局的に緩やかな回復局面が続いていると判断される。
なお、先行きについては、緩やかな景気回復が続くと見込まれる。一方、アメリカ経済や原油価格の動向が内外経済に与える影響等には留意する必要がある。
2.地域経済の動きを主要項目別にみると、
(1)生産活動は、 前回報告と比較して一部に弱い動きがみられるものの、東海で「増加している」とされるなど、他の地域でも「高水準」、「堅調に推移」等となっている。
(2)個人消費は、 北海道で「横ばい基調の動き」となっているものの、沖縄で「引き続き順調に推移」とされるなど、他の地域でも「緩やかな持ち直し」等となっている。
(3)雇用情勢は、 北海道、東北で「緩やかな改善の動きに足踏み感」等となっているものの、その他の地域で「改善」、「緩やかな改善」等となっている。
(4)法人企業景気予測調査(19年 7-9月期調査)の結果(13頁)を踏まえて分析すると、19年度の企業収益は11地域のうち8地域で増益見通しとなっており、設備投資は全ての地域で前年より増加する見通しとなっている。また、企業の景況感はすべての地域で改善の動きがみられる。
II.各地域の経済動向
1.総括判断
| 財務局名 | 前回(7月31日) | 今 回 | 前回との基調比較 |
| 全局総括 | 緩やかな回復が続いている。 | 緩やかな回復が続いている。 | → |
| 北海道 | 一部に緩やかな持ち直しの動きが続いているものの、全体としては横ばいとなっている。 | 一部に緩やかな持ち直しの動きが続いているものの、全体としては横ばいとなっている。 | → |
| 東 北 | 緩やかな持ち直しの動きが続いている。 | 緩やかな持ち直しの動きが続いている。 | → |
| 関 東 | 緩やかに回復している。 | 緩やかに回復している。 | → |
| 北 陸 | 緩やかに回復を続けているものの、このところ弱い動きがみられる。 | 一部に弱い動きがみられるものの、緩やかに回復を続けている。 | → |
| 東 海 | 総じて拡大基調にある。 | 総じて拡大基調にある。 | → |
| 近 畿 | 回復している。 | 回復している。 | → |
| 中 国 | おおむね回復している。 | おおむね回復している。 | → |
| 四 国 | 総じてみると緩やかに持ち直している。 | 総じてみると緩やかに持ち直している。 | → |
| 九 州 | 緩やかな回復を続けている。 | 一部に弱さが見られるものの、緩やかな回復を続けている。 | → |
| 福 岡 | 回復を続けている。 | 回復を続けている。 | → |
| 沖 縄 | 基調としては引き続き回復している。 | 基調としては引き続き回復している。 | → |
II.各地域の経済動向
2.総括判断の要点、主要項目(生産、個人消費、雇用)及びその他の主な項目について
| 北海道 | 前 回 | 今 回 | |
| 総 括 判 断 | 一部に緩やかな持ち直しの動きが続いているものの、全体としては横ばいとなっている。 | 一部に緩やかな持ち直しの動きが続いているものの、全体としては横ばいとなっている。 | |
| 判断の要点 | 設備投資は前年度を上回る計画であり、企業収益は増益見通しとなっているものの、住宅建設は前年を下回っている。また、個人消費、生産は横ばいとなっており、観光(来道客数)はおおむね前年並みとなっているほか、雇用情勢は緩やかな改善の動きに足踏み感がみられることなどから、管内経済は一部に緩やかな持ち直しの動きが続いているものの、全体としては横ばいとなっている。 | ||
| 主 要 項 目 | 生 産 | 基調としてはおおむね横ばい | 横ばい |
| 個人消費 | 横ばい基調の動き | 横ばい基調の動き | |
| 雇 用 | 緩やかな改善の動きに足踏み感 | 緩やかな改善の動きに足踏み感 | |
| その他 の主な 項目 | 企業収益 | 19年度通期は増益見通し | 19年度通期は増益見通し |
| 観 光 | 来道客数はおおむね前年並み | 来道客数はおおむね前年並み | |
| 東 北 | 前 回 | 今 回 | |
| 総 括 判 断 | 緩やかな持ち直しの動きが続いている。 | 緩やかな持ち直しの動きが続いている。 | |
| 判断の要点 | 生産活動は上昇しており、設備投資も増加見通しとなっているものの、雇用情勢は緩やかな持ち直しの動きに足踏み感がみられる。また、個人消費は一部弱含みながらも持ち直しの動きが続いていることなどから、管内経済は緩やかな持ち直しの動きが続いている。 | ||
| 主 要 項 目 | 生 産 | 緩やかに上昇 | 上昇している |
| 個人消費 | 一部弱含みながらも持ち直しの動きが続いている | 一部弱含みながらも持ち直しの動きが続いている | |
| 雇 用 | 厳しさが残るものの緩やかに持ち直し | 緩やかな持ち直しの動きに足踏み感 | |
| その他 の主な 項目 | 企業収益 | 19年度上期は減益見込み 19年度通期は増益見通し | 19年度上期は減益見込み 19年度通期は増益見通し |
| 住宅建設 | 前年を下回っている | 前年を下回っている | |
| 関 東 | 前 回 | 今 回 | |
| 総 括 判 断 | 緩やかに回復している。 | 緩やかに回復している。 | |
| 判断の要点 | 個人消費は緩やかに回復しているものの、住宅建設は前年を下回っている。企業の設備投資は増加見通しとなっており、輸出は前年を上回っている。こうした需要動向のもと、製造業の生産は堅調に推移しており、企業収益は増益見通しとなっているほか、雇用情勢は改善していることなどから、管内経済は緩やかに回復している。 | ||
| 主 要 項 目 | 生 産 | 堅調に推移している | 堅調に推移している |
| 個人消費 | 緩やかに回復している | 緩やかに回復している | |
| 雇 用 | 改善している | 改善している | |
| その他 の主な 項目 | 輸 出 | 前年を上回っている | 前年を上回っている |
| 住宅建設 | 足もとで前年を下回っている | 前年を下回っている | |
| 北 陸 | 前 回 | 今 回 | |
| 総 括 判 断 | 緩やかに回復を続けているものの、このところ弱い動きがみられる。 | 一部に弱い動きがみられるものの、緩やかに回復を続けている。 | |
| 判断の要点 | 個人消費は全体として持ち直しの動きが緩やかとなっている。生産活動は持ち直しの動きとなっており、企業の19年度上期の企業収益は減益見込み、設備投資は増加見込みとなっているほか、雇用情勢は全体として改善していることなどから、管内経済は一部に弱い動きがみられるものの、緩やかに回復を続けている。 | ||
| 主 要 項 目 | 生 産 | このところ弱い動きとなっている | 持ち直しの動きとなっている |
| 個人消費 | 全体として持ち直しの動きが緩やかとなっている | 全体として持ち直しの動きが緩やかとなっている | |
| 雇 用 | 全体として改善している | 全体として改善している | |
| その他 の主な 項目 | 企業収益 | 19年度上期は減益見込み 19年度通期は増益見通し | 19年度上期は減益見込み 19年度通期は増益見通し |
| 設備投資 | 19年度上期は増加見込み 19年度通期は増加見通し | 19年度上期は増加見込み 19年度通期は増加見通し | |
| 東 海 | 前 回 | 今 回 | |
| 総 括 判 断 | 総じて拡大基調にある。 | 総じて拡大基調にある。 | |
| 判断の要点 | 消費は緩やかに回復しており、輸出も引き続き増加していることなどから、生産は輸送用機械等を中心に増加している。また、雇用情勢は労働力需給が引き締まり基調にあることなどから、管内経済は総じて拡大基調にある。 | ||
| 主 要 項 目 | 生 産 | 増加している | 増加している |
| 個人消費 | 緩やかに回復している | 緩やかに回復している | |
| 雇 用 | 労働力需給が引き締まり基調にある | 労働力需給が引き締まり基調にある | |
| その他 の主な 項目 | 設備投資 | 19年度通期は増加見通し | 19年度通期は増加見通し |
| 企業収益 | 19年度通期は増益見通し | 19年度通期は増益見通し | |
| 近 畿 | 前 回 | 今 回 | |
| 総 括 判 断 | 回復している。 | 回復している。 | |
| 判断の要点 | 輸出が好調で、生産は堅調に推移しており、設備投資も前年を大幅に上回る計画となっている。また、雇用は改善しており、個人消費も総じてみると緩やかな持ち直しが続いていることなどから、管内経済は回復している。 | ||
| 主 要 項 目 | 生 産 | 増加している | 堅調に推移している |
| 個人消費 | 総じてみると緩やかな持ち直しが続いている | 総じてみると緩やかな持ち直しが続いている | |
| 雇 用 | 改善している | 改善している | |
| その他 の主な 項目 | 設備投資 | 前年を大幅に上回る計画となっている | 前年を大幅に上回る計画となっている |
| 輸 出 | 好調に推移している | 好調に推移している | |
| 中 国 | 前 回 | 今 回 | |
| 総 括 判 断 | おおむね回復している。 | おおむね回復している。 | |
| 判断の要点 | 生産は一部弱さが見られるものの、おおむね横ばいで推移しており、個人消費は緩やかに増加している。また、雇用情勢も改善の動きが継続していることに加え、設備投資計画、企業収益なども前年を上回る見通しとなっていることなどから、管内経済はおおむね回復している。 | ||
| 主 要 項 目 | 生 産 | 緩やかに増加 | おおむね横ばい |
| 個人消費 | 緩やかに増加 | 緩やかに増加 | |
| 雇 用 | 改善している | 改善している | |
| その他 の主な 項目 | 設備投資 | 引き続き高水準 | 前年度を上回る見通し |
| 企業収益 | 増益見通し | 増益見通し | |
| 四 国 | 前 回 | 今 回 | |
| 総 括 判 断 | 総じてみると緩やかに持ち直している。 | 総じてみると緩やかに持ち直している。 | |
| 判断の要点 | 生産活動は緩やかに増加しており、個人消費は緩やかに持ち直している。また、雇用情勢をみると、厳しさはみられるものの、緩やかな改善の動きが続いていることなどから、管内経済は総じてみると緩やかに持ち直している。 | ||
| 主 要 項 目 | 生 産 | 一部に弱い動きがみられるものの、緩やかに増加している | 緩やかに増加している |
| 個人消費 | 緩やかに持ち直している | 緩やかに持ち直している | |
| 雇 用 | 厳しさはみられるものの、緩やかな改善の動きが続いている | 厳しさはみられるものの、緩やかな改善の動きが続いている | |
| その他 の主な 項目 | 設備投資 | 19年度は前年度を上回る見通し | 19年度は前年度を上回る見通し |
| 企業収益 | 19年度上期は減益見込み | 19年度上期は減益見込み | |
| 九 州 | 前 回 | 今 回 | |
| 総 括 判 断 | 緩やかな回復を続けている。 | 一部に弱さがみられるものの、緩やかな回復を続けている。 | |
| 判断の要点 | 生産は高い水準にあるが、一部に弱さがみられ、個人消費も底堅く推移しているものの、一部に弱い動きがみられる。一方、設備投資は前年度を上回る見通しとなっているほか、雇用情勢は厳しさはみられるものの、緩やかに改善していることなどから、管内経済は一部に弱さがみられるものの、緩やかな回復を続けている。 | ||
| 主 要 項 目 | 生 産 | 高い水準で推移している | 高い水準にあるものの、一部に弱さがみられる |
| 個人消費 | 底堅く推移しているものの、このところ弱い動きがみられる | 底堅く推移しているものの、一部に弱い動きがみられる | |
| 雇 用 | 厳しさはみられるものの、緩やかに改善している | 厳しさはみられるものの、緩やかに改善している | |
| その他 の主な 項目 | 設備投資 | 前年度を上回る見通し | 前年度を上回る見通し |
| 企業収益 | 19年度上期は減益見込み | 19年度上期は増益見込み | |
| 福 岡 | 前 回 | 今 回 | |
| 総 括 判 断 | 回復を続けている。 | 回復を続けている。 | |
| 判断の要点 | 生産は高水準で推移しており、設備投資も高水準が続いているほか、企業収益も増益の見通しとなっている。個人消費は一部に弱い動きがみられるものの、底堅く推移しており、雇用情勢は足元低調な動きがみられるものの、全体としては緩やかな改善の動きが続いていることなどから、管内経済は回復を続けている。 | ||
| 主 要 項 目 | 生 産 | 全体として高水準で推移している | 高水準で推移している |
| 個人消費 | 全体として底堅く推移しているが、一部に弱い動きがみられる | 一部に弱い動きがみられるものの、底堅く推移している | |
| 雇 用 | 厳しさはみられるものの、緩やかな改善の動きが続いている | 足元低調な動きがみられるものの、全体としては緩やかな改善の動きが続いている | |
| その他 の主な 項目 | 企業収益 | 19年度通期は増益見通しとなっている | 19年度通期は増益見通しとなっている |
| 輸 出 | 引き続き前年を上回っている | 引き続き前年を上回っている | |
| 沖 縄 | 前 回 | 今 回 | |
| 総 括 判 断 | 基調としては引き続き回復している。 | 基調としては引き続き回復している。 | |
| 判断の要点 | 観光が引き続き好調に推移し、個人消費も引き続き順調となっているほか、雇用情勢は緩やかに改善している。また、このところ住宅建設は前年を下回っているものの、企業の設備投資は前年度を上回る見通しとなっていることなどから、管内経済は基調としては引き続き回復している。 | ||
| 主 要 項 目 | 観 光 | 引き続き好調に推移 | 引き続き好調に推移 |
| 個人消費 | 順調に推移 | 引き続き順調に推移 | |
| 雇 用 | 緩やかに改善 | 緩やかに改善 | |
| その他 の主な 項目 | 住宅建設 | 前年を下回っている | 前年を下回っている |
| 生 産 | 弱含みながら一部に持ち直しの動き | 弱含みながら一部に持ち直しの動き | |
47都道府県ごとの経済情勢(PDF形式)
各地域における主要経済指標(EXCEL形式)
