全国財務局管内経済情勢報告概要(平成19年7月31日)
全国財務局
| 管内経済情勢報告概要 |
平成19年7月31日
財 務 省
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I.概要
1.本年4月から 6月における地域経済の概況について、全国11の財務局(福岡財務支局及び沖縄総合事務局を含む。)に報告を求めたところ、
・ 北海道では総括判断を前回報告(4月25日)より下方修正し、「全体としては横ばいとなっている」としている。
・北陸、沖縄は総括判断に微修正が加えられているものの、回復基調が続いているという基本的な判断に変化はなく、 「拡大」、「回復」、「緩やかに回復」等が続いているその他の地域では前回報告の総括判断が据え置かれている。
こうしたことから、地域経済の概況は、地域差はみられるものの、全体として「緩やかな回復が続いている」と総括され、大局的に緩やかな回復局面が続いていると判断される。
なお、先行きについては、景気は底堅く推移すると見込まれる。一方、原油価格の動向が内外経済に与える影響等には留意する必要がある。
2.地域経済の動きを主要項目別にみると、
(1)生産活動は、 前回報告と比較して一部に弱い動きがみられるものの、東海、近畿で「増加している」とされるなど、他の地域でも「高水準」、「緩やかな上昇」等となっている。
(2)個人消費は、 前回報告と比較して一部に弱い動きがみられるものの、沖縄で「順調に推移」とされるなど、他の地域でも「緩やかな持ち直し」等となっている。
(3)雇用情勢は、 北海道で「緩やかな改善の動きに足踏み感」となっているものの、その他の地域で「改善」、「緩やかな改善」等となっている。
(4)法人企業景気予測調査(19年4-6月期調査)の結果(13頁)を踏まえて分析すると、19年度の企業収益は多くの地域で増益見通しとなっており、設備投資は全ての地域で前年より増加する見通しとなっている。また、企業の景況感は多くの地域で現状判断は悪化しているものの、先行きについては改善の動きがみられる。
II.各地域の経済動向
1.総括判断
| 財務局名 | 前回(4月25日) | 今 回 | 前回との基調比較 |
| 全局総括 | 緩やかな回復が続いている。 | 緩やかな回復が続いている。 | → |
| 北海道 | 緩やかな持ち直しの動きが続いている。 | 一部に緩やかな持ち直しの動きが続いているものの、全体としては横ばいとなっている。 | ↓ |
| 東 北 | 緩やかな持ち直しの動きが続いている。 | 緩やかな持ち直しの動きが続いている。 | → |
| 関 東 | 緩やかに回復している。 | 緩やかに回復している。 | → |
| 北 陸 | 一部にやや弱い動きがみられるものの、緩やかに回復を続けている。 | 緩やかに回復を続けているものの、このところ弱い動きがみられる。 | → |
| 東 海 | 総じて拡大基調にある。 | 総じて拡大基調にある。 | → |
| 近 畿 | 回復している。 | 回復している。 | → |
| 中 国 | おおむね回復している。 | おおむね回復している。 | → |
| 四 国 | 総じてみると緩やかに持ち直している。 | 総じてみると緩やかに持ち直している。 | → |
| 九 州 | 緩やかな回復を続けている。 | 緩やかな回復を続けている。 | → |
| 福 岡 | 回復を続けている。 | 回復を続けている。 | → |
| 沖 縄 | 全体としては回復している。 | 基調としては引き続き回復している。 | → |
II.各地域の経済動向
2.総括判断の要点、主要項目(生産、個人消費、雇用)及びその他の主な項目について
| 北海道 | 前 回 | 今 回 | |
| 総 括 判 断 | 緩やかな持ち直しの動きが続いている。 | 一部に緩やかな持ち直しの動きが続いているものの、全体としては横ばいとなっている。 | |
| 判断の要点 | 設備投資は前年度を上回る計画であり、企業収益は増益見通しとなっているものの、住宅建設は前年を下回っている。また、個人消費は横ばい基調の動き、生産は基調としてはおおむね横ばいとなっており、雇用情勢は緩やかな改善の動きに足踏み感がみられることなどから、管内経済は一部に緩やかな持ち直しの動きが続いているものの、全体としては横ばいとなっている。 | ||
| 主 要 項 目 | 生 産 | 緩やかな持ち直しの動き | 基調としてはおおむね横ばい |
| 個人消費 | 横ばい基調の動き | 横ばい基調の動き | |
| 雇 用 | 厳しいなか、緩やかな改善の動き | 緩やかな改善の動きに足踏み感 | |
| その他 の主な 項目 | 企業収益 | 18年度通期は増益見込み 19年度通期は増益見通し | 19年度通期は増益見通し |
| 観 光 | 来道客数は前年を上回る | 来道客数はおおむね前年並み | |
| 東 北 | 前 回 | 今 回 | |
| 総 括 判 断 | 緩やかな持ち直しの動きが続いている。 | 緩やかな持ち直しの動きが続いている。 | |
| 判断の要点 | 企業収益は上期で減益見込みとなっているものの、設備投資は増加見通しとなっており、生産活動は緩やかに上昇している。また、雇用情勢は厳しさが残るものの緩やかに持ち直しており、個人消費は一部弱含みながらも持ち直しの動きが続いていることなどから、管内経済は緩やかな持ち直しの動きが続いている。 | ||
| 主 要 項 目 | 生 産 | 緩やかに上昇 | 緩やかに上昇 |
| 個人消費 | 一部弱含みながらも持ち直しの動きが続いている | 一部弱含みながらも持ち直しの動きが続いている | |
| 雇 用 | 厳しさが残るものの緩やかに持ち直し | 厳しさが残るものの緩やかに持ち直し | |
| その他 の主な 項目 | 企業収益 | 18年度通期は増益見込み 19年度通期は増益見通し | 19年度上期は減益見込み 19年度通期は増益見通し |
| 住宅建設 | 前年並みとなっている | 前年を下回っている | |
| 関 東 | 前 回 | 今 回 | |
| 総 括 判 断 | 緩やかに回復している。 | 緩やかに回復している。 | |
| 判断の要点 | 個人消費は緩やかに回復しているものの、住宅建設は足もとで前年を下回っている。企業の設備投資は増加見通しとなっており、輸出は前年を上回っている。こうした需要動向のもと、製造業の生産は堅調に推移しており、企業収益は増益見通しとなっているほか、雇用情勢は改善していることなどから、管内経済は緩やかに回復している。 | ||
| 主 要 項 目 | 生 産 | 堅調に推移している | 堅調に推移している |
| 個人消費 | 緩やかに回復している | 緩やかに回復している | |
| 雇 用 | 改善している | 改善している | |
| その他 の主な 項目 | 輸 出 | 前年を上回っている | 前年を上回っている |
| 住宅建設 | このところ弱含みとなっている | 足もとで前年を下回っている | |
| 北 陸 | 前 回 | 今 回 | |
| 総 括 判 断 | 一部にやや弱い動きがみられるものの、緩やかに回復を続けている。 | 緩やかに回復を続けているものの、このところ弱い動きがみられる。 | |
| 判断の要点 | 個人消費は全体として持ち直しの動きが緩やかとなっている。生産活動はこのところ弱い動きとなっており、19年度上期の企業収益は減益見込み、設備投資は増加見込みとなっているほか、雇用情勢は全体として改善していることなどから、管内経済は緩やかに回復を続けているものの、このところ弱い動きがみられる。 | ||
| 主 要 項 目 | 生 産 | おおむね横ばいとなっている | このところ弱い動きとなっている |
| 個人消費 | 全体として緩やかに持ち直している | 全体として持ち直しの動きが緩やかとなっている | |
| 雇 用 | 全体として改善している | 全体として改善している | |
| その他 の主な 項目 | 企業収益 | 18年度下期は増益見込み | 19年度上期は減益見込み 19年度通期は増益見通し |
| 設備投資 | 18年度通期は前年度を上回る見込み | 19年度上期は増加見込み 19年度通期は増加見通し | |
| 東 海 | 前 回 | 今 回 | |
| 総 括 判 断 | 総じて拡大基調にある。 | 総じて拡大基調にある。 | |
| 判断の要点 | 消費は緩やかに回復しており、輸出も引き続き増加していることなどにより、生産活動は輸送用機械等を中心に増加しているほか、雇用情勢は労働力需給が引き締まり基調にあることなどから、管内経済は総じて拡大基調にある。 | ||
| 主 要 項 目 | 生 産 | 高水準で推移している | 増加している |
| 個人消費 | 緩やかに回復している | 緩やかに回復している | |
| 雇 用 | 労働力需給が引き締まり基調にある | 労働力需給が引き締まり基調にある | |
| その他 の主な 項目 | 設備投資 | 18年度通期は増加見込み | 19年度通期は増加見通し |
| 企業収益 | 18年度通期は増益見込み | 19年度通期は増益見通し | |
| 近 畿 | 前 回 | 今 回 | |
| 総 括 判 断 | 回復している。 | 回復している。 | |
| 判断の要点 | 輸出が好調に推移している中、生産は増加しており、設備投資も前年を大幅に上回る計画となっている。また、雇用は改善しており、個人消費も緩やかな持ち直しが続いていることなどから、管内経済は回復している。 | ||
| 主 要 項 目 | 生 産 | 堅調に推移している | 増加している |
| 個人消費 | 総じてみると持ち直しが続いている | 総じてみると緩やかな持ち直しが続いている | |
| 雇 用 | 改善している | 改善している | |
| その他 の主な 項目 | 設備投資 | 前年を大幅に上回る見込みとなっている | 前年を大幅に上回る計画となっている |
| 輸 出 | 好調に推移している | 好調に推移している | |
| 中 国 | 前 回 | 今 回 | |
| 総 括 判 断 | おおむね回復している。 | おおむね回復している。 | |
| 判断の要点 | 個人消費は、緩やかに増加しているほか、生産は電気機械、自動車、鉄鋼等を中心に緩やかに増加している。また、雇用情勢も改善の動きが継続していることに加え、設備投資計画、企業収益なども前年を上回る見通しとなっていることなどから、管内経済はおおむね回復している。 | ||
| 主 要 項 目 | 生 産 | 高水準で推移 | 緩やかに増加 |
| 個人消費 | 緩やかに増加 | 緩やかに増加 | |
| 雇 用 | 改善している | 改善している | |
| その他 の主な 項目 | 設備投資 | 引き続き高水準 | 引き続き高水準 |
| 企業収益 | 18年度通期は増益見込み | 増益見通し | |
| 四 国 | 前 回 | 今 回 | |
| 総 括 判 断 | 総じてみると緩やかに持ち直している。 | 総じてみると緩やかに持ち直している。 | |
| 判断の要点 | 個人消費は緩やかに持ち直している。生産活動は一部に弱い動きがみられるものの、緩やかに増加しており、設備投資は前年度を上回る見通しとなっている。また、雇用情勢をみると、厳しさはみられるものの、緩やかな改善の動きが続いていることなどから、管内経済は総じてみると緩やかな持ち直しが続いている。 | ||
| 主 要 項 目 | 生 産 | 緩やかに上昇している | 一部に弱い動きがみられるものの、緩やかに増加している |
| 個人消費 | 緩やかに持ち直している | 緩やかに持ち直している | |
| 雇 用 | 厳しさはみられるものの、緩やかな改善の動きが続いている | 厳しさはみられるものの、緩やかな改善の動きが続いている | |
| その他 の主な 項目 | 設備投資 | 18年度は前年度を上回る見込み | 19年度は前年度を上回る見通し |
| 企業収益 | 18年度下期は減益見込み | 19年度上期は減益見込み | |
| 九 州 | 前 回 | 今 回 | |
| 総 括 判 断 | 緩やかな回復を続けている。 | 緩やかな回復を続けている。 | |
| 判断の要点 | 生産は高い水準で推移しており、設備投資も前年を上回る見通しとなっている。また、個人消費はこのところ弱い動きがみられるものの、底堅い基調に変わりはなく、雇用情勢も厳しさはみられるものの、緩やかに改善していることなどから、管内経済は緩やかな回復を続けている。 | ||
| 主 要 項 目 | 生 産 | 高い水準で推移している | 高い水準で推移している |
| 個人消費 | 弱さがみられるものの、底堅い動きとなっている | 底堅く推移しているものの、このところ弱い動きがみられる。 | |
| 雇 用 | 厳しさはみられるものの、緩やかに改善している | 厳しさはみられるものの、緩やかに改善している | |
| その他 の主な 項目 | 住宅建設 | 前年を上回る | 前年を上回る |
| 企業収益 | 18年度下期は増益見込み | 19年度上期は減益見込み | |
| 福 岡 | 前 回 | 今 回 | |
| 総 括 判 断 | 回復を続けている。 | 回復を続けている。 | |
| 判断の要点 | 生産は全体として高水準で推移しており、個人消費は全体として底堅く推移しているが、一部に弱い動きがみられる。また、雇用情勢は厳しさは見られるものの、緩やかな改善の動きが続いているほか、設備投資は高水準が続いており、企業収益は増益の見通しとなっていることなどから、管内経済は全体として回復を続けている。 | ||
| 主 要 項 目 | 生 産 | 全体として高水準で推移している | 全体として高水準で推移している |
| 個人消費 | 一部に弱い動きがみられるものの、底堅く推移している | 全体として底堅く推移しているが、一部に弱い動きがみられる | |
| 雇 用 | 厳しさはみられるものの、緩やかな改善の動きが続いている | 厳しさはみられるものの、緩やかな改善の動きが続いている | |
| その他 の主な 項目 | 企業収益 | 18年度通期は増益見込みとなっている | 19年度通期は増益見通しとなっている |
| 輸 出 | 引き続き前年を上回っている | 引き続き前年を上回っている | |
| 沖 縄 | 前 回 | 今 回 | |
| 総 括 判 断 | 全体としては回復している。 | 基調としては引き続き回復している。 | |
| 判断の要点 | 観光は引き続き好調に推移しており、個人消費は基調として順調に推移しているほか、生産活動は弱含みながら一部に持ち直しの動きがみられる。また、企業収益は減益見込みとなっているものの、公共事業は前年を上回っており、企業の設備投資も前年度を上回る見通しとなっているほか、雇用情勢は緩やかに改善していることなどから、管内経済は基調としては引き続き回復している。 | ||
| 主 要 項 目 | 観 光 | 引き続き好調に推移 | 引き続き好調に推移 |
| 個人消費 | 順調となっている | 順調に推移 | |
| 雇 用 | 緩やかに改善 | 緩やかに改善 | |
| その他 の主な 項目 | 住宅建設 | 引き続き好調 | 前年を下回っている |
| 生 産 | 弱含みながら一部に持ち直しの動き | 弱含みながら一部に持ち直しの動き | |
47都道府県ごとの経済情勢(PDF形式)
各地域における主要経済指標(EXCEL形式)
