発刊のことば 昭和24年6月1日に大蔵省の総合出先機関として財務局が発足しましてから50周年を迎えたことは、誠に感慨深いものがあります。 財務局の発足当時を顧みますと、戦争により我が国国土は著しく荒廃し、経済も疲弊しており国民生活も大変厳しい状況にありました。その後、我が国は、戦後50年余の間に様々な試練に直面しましたが、国民のたゆまぬ努力と創意により、その度にこれを乗り越え、今日の日本を築き上げてきました。この間、財務局では現場の第一線において財政、金融、国有財産、経済調査等の業務を通じて地域経済との関わりを深めていくとともに、その時々における社会経済情勢の変化に呼応した様々な行政需要に積極的に取り組んできたところです。ここに、今日まで財務行政に対して深いご理解とご支援を賜りました関係各位に心より感謝申し上げます。 財務局におきましては、大蔵省と地方の連絡役としてこれまで以上に地方の状況を的確に把握し、地域から信頼される大蔵省の総合出先機関としてその使命を全うするため、一層の工夫と努力を積み重ねてまいりたいと存じます。 本誌は、財務局発足50周年を記念して編纂したものでありますが、21世紀に向けた財務行政の在り方を考察するうえでも、過去の歴史を振り返り、その原点を認識することは、誠に意義深いものと考えます。これにより、財務行政に対するご理解を一層深めていただければ幸いです。 平成12年3月 |