財務省 採用案内 2013
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07Fiscal Policy財政政策財政投融資<業務の主なカウンターパート> 財政投融資は、国債(財投債)の発行により調達した資金等を財源として政府が行う投融資活動を指す。毎年度策定される財政投融資計画に基づき、政策的な必要があるが民間金融では供給が困難な長期・固定・低利の貸付けや、リターンが期待できるもののリスクが高く民間だけでは対応が困難な事業に対する投資等を行っている。<概要>各省庁/政策金融機関/独立行政法人/地方公共団体 等財政投融資とは税財源に拠らない財政政策ツール回収が前提国家の信用力を最大限に活用ペイシェント・リスク・マネーの供給 財政投融資は、国債の発行により調達した資金等を財源として政府が行う投融資活動であり、税財源に拠ることなく政策目的を実現するという点において、財政政策の一翼を担う重要なツールです。 財政投融資の具体的手法としては、財政融資、産業投資、政府保証の3つがあります。 財政融資は、国債の一種である「財投債」により市場から資金調達を行い、政策金融機関、独立行政法人、地方公共団体等に対し長期・固定・低利の貸付けを行うものです。 政府がその信用力を用いて市場から資金調達を行い、利ざやを取ることなく貸付けを行うため、政府から貸付けを受ける機関にとっては、民間金融機関から資金調達を行う場合に比べ、利率や貸付期間などの条件面で大変有利な資金調達が可能となり、より低いコストで事業を実施することができるため、そのコストが最終的に転嫁される利用者(国民)にとっても、より低いコストでサービスを享受できるというメリットがあります。 財政融資は、各種サービスとして利用者(国民)に対し供給された資金を、貸付金の返済や使用料といった形で、後から回収することを前提にした政策スキームです。政府としても、回収した資金を借入の返済(財投債の償還)に充てる必要があります。したがって、政策的必要性があるのはもちろんのこと、一定の採算性を有し、確実に償還が見込まれる事業であるか否かが、財政融資を投入する上で重要なポイントとなります。貸付金の返済等を通じて利用者にコスト意識を求めるため、事業の効率的な実施につながるというメリットもあります。 産業投資は、政府が保有する株式の配当金等を原資として、公益性が高く、将来的には収益(リターン)が期待できるものの、リスクが高いため、民間だけでは実施が難しい事業を対象として、長期的な投資(出資)を行うものです。特に近年、こうした「ペイシェント・リスク・マネー」の需要が高まっており、産業投資も、インフラ海外展開、ベンチャー支援、資源探鉱・開発といった成長分野に対し、積極的に投資を行ってきています。 政府保証は、政策金融機関等が市場で資金を自主調達する際に政府が保証を付与することで、各機関の資金調達を助けるものです。 財政投融資関連部局は、財政融資・産業投資・政府保証で構成される財政投融資計画の策定作業や、その実施等を行っています。
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