財務省 採用案内 2013
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457時8時10時13時15時17時19時出勤。官邸の朝は早い。昨晩のうちに送られてきたメールやFAXをチェック。重要な情報については整理し、総理秘書官が出勤すると同時に報告。総理が出勤され、総理執務室で今日の国会審議に向けた勉強会が始まる。勉強会の途中、総理秘書官から資料を作成するように指示が下りる。出勤途上のA省担当者を携帯電話でつかまえ、必要な情報を聞き取り、急いで紙にまとめ、総理秘書官に手渡す。総理への説明も上手くいったようだ。総理は国会に向かい、国会審議が始まる。自席でほっとするのも束の間、B省から、ある事項についてすぐに総理に伝えてほしいという連絡が入る。総理に随行している総理秘書官と急いで連絡を取る。総理が出席予定である明日の○○会議の事前打ち合わせのため、C省D局長が総理秘書官を訪問したので、自分も同席。官邸4階の特別応接室で総理がノーベル賞受賞者E氏と面会。自分は、会場に先に行き、プレスの誘導を担当する報道係や警備を担当するSP(ちなみに、映画のように格好いい人が多いです)と最終打ち合わせ。予定時刻に総理が入場し、E氏と握手する場面では、プレスのカメラのフラッシュが多数焚かれてまぶしい。懇談もかなり盛り上がった。官邸4階の大会議室で月に一度の「月例経済報告」が開催される。会場に先に行き、配席や出席者の状況を確認。自分もバックベンチで会議を拝聴。総理は官邸出発。自分は、明日以降の総理出席の会議やイベントについて、関係者と電話で打ち合わせを行い、必要な資料を準備。Message職員からのメッセージ<霞が関・永田町編>宮下 賢章[平成12年入省]内閣総理大臣秘書官補PROFILE●平成12年●平成14年●平成16年●平成17年●平成19年●平成20年●平成21年主計局総務課金融庁総務企画局企画課米・イェール大国際通貨基金(IMF) 理事補大臣官房秘書課財務官室課長補佐唐津税務署長国税庁人事課課長補佐 現政権では、財務省を含め省庁出身の6名の総理秘書官がおり、総理を一番近い位置から支えているが、それぞれの総理秘書官には入省10年目位の部下が一人ずつ付いている。これが「総理秘書官補」と呼ばれるポストである。 財務省出身の総理秘書官は、財務省関係の仕事だけでなく、内政の様々な分野を担当しており、その所掌はかなり広い。したがって、その部下である自分も、毎日、色々な省庁の関係者と連絡を取りながら仕事を行っている。その仕事内容を一つずつ説明していくことは困難なので、1日の仕事のイメージを紹介したい。総理秘書官補の1日(イメージ)総理秘書官補とは?総理官邸での仕事とその合間に考えたことを少々:::::::官邸で働き、入省以来を振り返って 実際には、残業や休日出勤も多く、深夜や早朝に携帯電話で叩き起こされることもあり、なかなかハードな日々である。 しかしながら、自分が担当した会議が直後のニュースで流れた際などに感じる、「ニュースの中心にいる」という感覚は、他では味わえないものであろう。そして何より、他省庁から来ている同年輩の総理秘書官補たちと、机をならべ、チーム一丸となって、「総理を支える」という共通目的のために働くことは楽しい。 財務省に入ると、特に若手のうちは2年くらいの周期で全く異なるポストを経験することが多い。自分自身の例で言えば、予算、金融、国際金融、国税、官邸勤務と、スケールが大きく、かつ全く異なるタイプのポストを幾つも経験させてもらった(ちなみに、税務署長時代は部下30名を率いる立場だったのに対し、今は部下ゼロ…)。異動直後などは猛勉強せねばならず、不慣れなうちに上司から詰められて随分苦労した思い出もあるが、このように多様かつ重要な仕事を幾つも経験できたことは、刺激的であっただけでなく、自分の視野を大きく広げてくれた。言葉では説明しにくいが、例えば新聞を読んだ時など、政治、経済、国際問題など色々な問題に対する自分の受け止めや考え方が、学生時代と比べ、はるかに「深い」ものになっているということを、自分自身、しばしば実感している。 振り返れば11年前、「豊かな現代日本に生まれ、十分な教育を受けた自分は幸せな人間である。この豊かさを後世に残していくため、先人達にならって微力を尽くしたい」という思いで財務省に入った。その思いは今も変わっていない。そして、総理官邸という、日本の政治・行政の中心から我が国の行く末を眺めた時、あらためて財務省の仕事の重要性を痛感している。 このパンフレットを手にされている皆さんは、その人柄も関心も様々であろうし、財務省に集まる人材もそのような多様性が極めて重要だと思うが、「我が国の将来のために働きたい」という熱い志だけは強く持って財務省(や他府省)の門を叩いてほしい。そういう熱い想いを胸に秘めた若者たちと、是非一緒に働きたい。
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