財務省 採用案内 2013
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40国家公務員としての自覚と責任~熊本の現場から~長畑 匡紀熊本国税局調査査察部国税調査官[平成20年入省]Message職員からのメッセージ<地方編>PROFILE●平成20年●平成21年主計局総務課主計局法規課税務行政の最前線にて予算の裏側にある税とてつもなく大きな「現場」「1円」の重み 「教えてくれてありがとうね。よろしくお願いね。」 財務省の一員として働き始めてから3年目。初めて霞が関の外へ飛び出した私にとって、熊本の確定申告会場で納税者の方から直接掛けられたこの言葉はとても新鮮な喜びであったとともに、国家公務員としての自覚と責任を心に深く刻むきっかけとなりました。 現在私は、熊本の地にて税務行政の最前線で戦っています。担当業務は法人税の税務調査。各企業に直接赴き、提出された法人税確定申告書について、適正な納税が行われたかどうかの調査を行うとともに、申告に関する指導を行っています。 税務調査の現場はまさに合戦場。企業の担当者や税理士と法人税法や基本通達の解釈について侃々諤々の議論をすることは日常茶飯事です。そこでは自分自身の発する言葉の一つひとつが税務当局の見解となります。自らの言動が広く社会に影響を与えることを実感し、大きな責任を感じるとともに、国家公務員として国を背負って立っていることを自覚する瞬間でもあります。 熊本では、企業に対する税務調査や確定申告の現場等において、直接納税者と接する機会に多く恵まれました。そこでは、様々なやりとりを通じて納税者一人ひとりの顔を見ることができると同時に、それぞれ税の持つ「顔」が自然と見えてきます。厳しい経済情勢にも関わらず弛まぬ企業努力により生み出された税、個人事業者の方が日々汗をかいて得た営業収入により生み出された税。納税者により納められた税のそれぞれの「顔」を見ることで、よりいっそう税の持つ重みが現実的なものとして感じられます。納税者が汗を流して納めた税の1円ずつが積み上がって国家の土台となり、日本を支えているのだということを痛感させられます。 私は入省してからの2年間、予算編成を担当するセクションである主計局で勤務する機会を得ました。日本の国家予算の総額はおよそ90兆円。この莫大な数字をどのように切り分けるべきか、ということで当時の私の頭の中はいっぱいだったように思います。 しかし、現場での勤務は、予算を別の視点から見ることを教えてくれました。予算は所与のものではなく、その裏側には1円ずつ地道に積み上げられた税がある――このことを実感できたことで、税の使い道に対してより強い責任を感じるようになりました。納税者から希望をもって預けられた税は1円たりとも無駄にはできず、真に国民のためとなるものにしなくてはならない。日本の国家予算を与る財務省の一員として、その責任の大きさを感じています。 税務行政の最前線。そこは私にとって、国家公務員としての責任を実感する場所でありました。税の重みを現実的なものとして認識し、国民に対して責任ある予算運営を行うことではじめて、国民と政府の間に強い信頼関係を構築し、豊かな社会をつくることができる。このことこそが、財務省の背負っている重要な使命であると強く実感しています。 税務行政という日本全域に根差したとてつもなく大きな現場に支えられた財務省には、みなさんに豊富な経験と多角的な視点を与え、大きな成長を促すチャンスが数多くあります。財務省という広大無辺なフィールドで、私たちと一緒に思いっ切り働きましょう!

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