財務省 採用案内 2013
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人口減少・高齢化社会を乗り越え、グローバル競争に伍していくため、日本の経済社会システムはどうあるべきか。公的部門の役割、とりわけ財政・税制・通貨といった国の基幹制度のあり方をどう考えるか。子供たちの将来に明るい光を灯すために、何ができるか。財務省では、公的な仕事を志す者にとって、困難であるが、誇りを持って取り組むことのできる政策課題と出会うことができる。これが財務省の魅力の一つである。 財務省のもう一つの魅力は、「人」である。財務省で日々切磋琢磨する同僚たちはもちろん、財務省の仕事を進める上では、他省庁、金融機関や様々な産業界関係者、学識経験者、諸外国政府・国際機関など様々な分野の方々から話を伺い、議論をし、政策に纏め上げていく。これら財務省に集うリーダーたちと真剣勝負で議論し、政策をまとめていく醍醐味。 人生には様々な場があり、生き方がある。その中でも財務省は、「本物」が集い、チャレンジングな人生を見出すことができる場である。是非、自分の目で確かめてもらいたい。プロジェクト・ストーリー学生へのメッセージ36財務省という「場」~本物たちが集うところ~日本企業の海外展開支援に取り組む 人口減少・高齢化社会を迎える日本にとって、アジアを中心とした海外のインフラ需要を取り込む「パッケージ型インフラの海外展開」は、今後の日本の経済成長の柱となる重点課題である。昨年6月の「新成長戦略」を受け、昨年秋から内閣官房長官を議長とする「パッケージ型インフラ海外展開関係大臣会合」において、重点分野や重点国に関する日本の基本方針が示されており、財務省としても、この方針に沿って、JBIC(国際協力銀行)やJICA(国際協力機構)を活用した日本企業の海外事業支援に積極的に取り組んでいる。 国際局開発政策課は、こうした仕事を担う財務省の前線基地である。政策金融改革の趣旨を踏まえながら、中国や韓国など新興国を含めた国際競争の激化に対応して、「新しい」JBICやJICAの役割が求められている。今年の2月には、JBICの機能の拡充と機動性・専門性強化のための組織の独立を柱とした法案が国会に提出された。また、JICAの海外投融資の再開が決定され、これらの政策決定に当たっては、産業界のニーズを把握し、銀行界から民間金融を補完する必要性を確認し、高速鉄道などの海外プロジェクトの状況について把握するなど、正確な情報分析が欠かせない。その上で、大臣会合における基本方針を踏まえ、財務省政務三役の指示の下、財務省の政策は決定されていく。 僕の朝は、為替担当の頃からの習慣で、自宅でのマーケット動向の確認から始まる。小学生の子供たちと一緒に家を出て、7時半頃に出社。熱いコーヒーとともに、まず自分の中での「作戦会議」。メールや会議日程をチェックし、ペーパー類を読み返し必要な修正を施しながら、一日に想定される様々な議論をシミュレーションする。9時の株式市場の寄付きを見てから、いよいよ行動開始。必ずしも予定通りには進まないが、常に前向きに粘り強く、そして柔軟に。 JBIC、JICA等の公的金融を活用した日本企業支援は、グローバルな競争の観点から、どこまでが本当に必要なのか。民業の自主・自律や市場原則を前提とした上で、産業界や金融界からの公的金融支援の声をどこまで取り入れるべきか。アメリカなどで実際に動き出しているプロジェクトについて、ライバル国の動向も含めて最新情報を収集しつつ、どのようなパッケージ支援が効果的であるか。外為特会の外貨の活用について、省内・省外双方において様々な意見がある中で、わが国企業の戦略的海外投融資を支援するため、為替相場安定という外為特会の目的との整合性を図りながら、どのような着地点を求めるか。財政事情が厳しい中で、日本のODAの重点をどこに置き、またどのようにして「日本の顔」を示していくか。・・・こういった様々な論点について、関係者と議論を積み重ねて、政策を練り上げていく。 一日の仕事が終わり、自宅に帰る。子供たちの寝顔と遅い夕食。短い時間のリラックスをとり、また新しい朝に向かっていく。
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