財務省 採用案内 2013
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主税局調査課は、平均年齢が20歳代の非常に若い課で、いつも熱気と活気に満ち溢れています。そんな我が課では、現在「社会保障と税の一体改革」という大きな流れの中で、外国税制を含め様々な調査・分析を行っています。 具体的な業務内容について例を用いて説明すると、先日は、小池係員に、カナダの付加価値税制(消費税制)について調査をしてもらいました。当課では、米英独仏のような主要国の税制については、相当程度の知見がありますが、今回は、州ごとに異なる付加価値税制を持つカナダについて、初めて詳細に調査をしてもらいました。こうした調査は、村井補佐のところで一度集約され、多角的な分析・検討が行われます。 調査の結果、カナダの付加価値税制は州ごとに異なっているため、州間取引などに適用される独特の制度があることが分かりました。私は、このように、補佐と係員が協力して調査・分析してくれた、諸外国の税制をはじめ様々な情報をベースに、我が国にとってあるべき税制とは何か、「最適解」を探っていくことになります。 私が今の仕事で心がけていることは、若者の想いや視点を大切にするということです。例えば、如何に財政再建を達成するかについて、課内で議論すると、若手からは「将来世代に負担を先送りしないためにも、消費税率の引上げが急務である」といった意見が出ます。彼らの議論は、粗削りながらも若者らしい視点で、度々「はっ!」とさせられることがあります。他方で、もう一つ今の仕事で心がけていることは、バランス感覚です。若者が多い我が課では、どうしても議論が一面的になりがちです。しかしながら、税制の在り方は、経済政策や社会政策とも深く関わるものであり、多角的な視野から企画・立案することが重要です。 バランス感覚を大切にしつつ、若者と共に熱い想いを現実の政策に落とし込んでいく。とてもやりがいのある職場です。佐藤 大主税局調査課税制調査室長[平成8年入省]主税局調査課米・シカゴ大郵政省(現総務省)通信政策局大臣政務官秘書官国際局為替市場課課長補佐総理大臣秘書官補和歌山県総務部10幅広い視野から税のあり方を考える●平成8年●平成10年●平成12年●平成14年●平成16年●平成18年●平成20年関税局関税課、調査課高松国税局調査査察部農林水産省生産局畜産部米・ハーバード大●平成15年●平成17年●平成18年●平成20年小池 孝英主税局調査課[平成21年入省]村井 英樹主税局調査課課長補佐[平成15年入省] 平成21年に入省し、主税局調査課に配属されてから3年目を迎えました。入省当時は、財政再建への熱い気持ちを上司にぶつけては、その甘さを指摘されて悔しい思いをする日もありました。しかしながら、その熱い気持ちを真っ向から否定するのではなく、より多面的に何が必要なのか諭してくれる上司に恵まれたため、今でも入省当時の気持ちは変わっていません。同時に、より現実的に、より着実にあるべき税制の構築に貢献できるようになったのではないかと感じています。まだまだ小さな貢献だとは思いますが、経験を積むにつれて仕事の幅が広がってくると共に、組織全体として大きな歩みを進めていることに喜びを感じています。 主税局調査課における調査・分析は、時代にあった税制を構築するための大切な土台作りです。多くの後輩を部下に抱え、彼らの調査内容を一つの分析としてまとめあげることは簡単なことではありませんが、「20年、30年先に住みたい日本」を思い描きながら、若手一丸となって日々の業務に邁進しています。 「不都合な真実」であっても、我が国の厳しい財政状況を考えれば、消費税率の引上げは避けられない課題です。私は、我が国の将来にとって必要不可欠な財政再建に命をかけて取り組みます。
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