平成22年度決算
財政投融資特別会計(財政融資資金勘定)
歳入歳出決算の概要
| 歳入 | 歳出 | |||
|---|---|---|---|---|
| 資金運用収入 | 財政融資資金へ繰入 | 8,399,999 | ||
| 運用利殖金収入 | 3,386,036 | 事務取扱費 | 4,767 | |
| 公債金 | 8,399,999 | 諸支出金 | 605,636 | |
| 財政融資資金より受入 | 12,451,220 | 一般会計へ繰入 | 4,754,100 | |
| 積立金より受入 | 4,754,100 | 国債整理基金特別会計へ繰入 | 14,148,280 | |
| 信託受益権等譲渡収入 | - | 予備費 | - | |
| 雑収入 | 5,573 | |||
| 合計 | 28,996,929 | 合計 | 27,912,784 | |
借入金等(借入金並びに公債及び証券の発行収入金)の額及び借入金等の額が予算に計上した額と異なる理由
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公債発行収入金の額
8,399,999百万円 -
予算に計上した公債発行収入金の額
15,500,000百万円 -
相違した理由
財政融資資金では、真に必要な資金のみを財投債の発行によって調達することとしている。
平成22年度においては、財政融資資金の貸付額が計画を下回ったこと等により、必要な資金調達の額が当初の予定より少なくなったことから、財投債の発行額を減額したため。
歳入歳出の決算上の剰余金の額、剰余金が生じた理由及び剰余金の処理の方法
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剰余金の額
1,084,145百万円 -
剰余金が生じた理由
剰余金は、これまでの貸付債権の利子収入等から財投債の利払等を差し引いたものである。近年、歴史的な低金利の継続により、調達金利が低水準で推移している一方、過去の比較的高い金利の長期貸付が残っているため、剰余金が発生している(損益計算上の利益に相当)。
ただし、過去の比較的高い金利の長期貸付の減少に伴い、剰余金は減少傾向にある。 -
剰余金の処理の方法
「特別会計に関する法律」第58条第1項の規定により、積立金(金利変動準備金(「特別会計に関する法律」第56条第1項の繰越利益))として積み立てることとしている。
平成22年度末における積立金及び資金の残高
積立金
-
積立金の残高(平成23年3月31日)
100,872百万円平成22年度においては、「平成22年度における財政運営のための公債の発行の特例等に関する法律」第3条第1項の規定により、一般会計に4,754,100百万円を繰り入れている。
(注)積立金については、平成23年度において「東日本大震災に対処するために必要な財源の確保を図るための特別措置に関する法律」第2条第1項の規定により、平成22年度決算により積み立てる額を含めた1,058,800百万円の一般会計への繰入れを見込んでおり、平成23年度末の残高は126,218百万円となる見込みである。
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平成22年度決算により積み立てる額
1,084,145百万円 -
積立金の目的
毎会計年度の剰余金が生じた場合、一定の積立金(金利変動準備金)を積み立て、将来生じる損失に備えることとされている。
財政融資資金は、財政投融資計画の一環として、財投債等により資金調達を行い、中小零細企業、教育、社会福祉、地方公共団体等の様々な分野において、民間金融では困難な長期・低利の資金の供給を行っている。
近年の歴史的低金利の継続により、調達金利が低水準で推移している一方、過去の比較的高い金利の長期貸付が残っているため、毎年度剰余が発生しており、これを積立金として積み立てている。
しかしながら、今後、金利情勢によっては、損失が発生する可能性があり、その場合、仮に、積立金がなければ、損失補填のために、長期・低利での資金供給を維持していくことが困難となるおそれがある。
したがって、将来にわたり中小零細企業、教育等の様々な分野における財政投融資の役割を適切に果たしていくことができるよう、今後の金利変動による損失に備えて、剰余を積立金として積み立てることとされている。(注)平成22年度末における本勘定の貸借対照表上の金利変動準備金(「特別会計に関する法律」第56条第1項の繰越利益)の金額は、353,534百万円、平成22年度利益は、1,030,161百万円となっている。
また、平成23年度末における金利変動準備金の金額は、324,896百万円となる見込みである。
なお、「金利変動準備金」は、「発生主義」に基づく損益計算上で当該年度に発生した利益を積み立てたものであり、「積立金」は、「現金主義」に基づく歳入・歳出決算上における剰余を積み立てたものであることから、「積立金」と「金利変動準備金」との間で計数の差異が生じている。 -
積立金(金利変動準備金)の水準
金利変動準備金の上限については、平成20年度編成において将来収支に関するシミュレーションを行った結果、中長期的な観点からこの水準まで積み立てておけば、将来の大幅な金利変動に対しても財務の健全性を保つことができる水準として本勘定の総資産の50/1000としている。(注)現状においては、過去の比較的高い金利の貸付金残高から利益が生じており、直ちに財務の健全性に問題は生じないとして、一般会計の厳しい財政事情に鑑み、平成20〜23年度において、臨時的・特例的に一般会計へ繰入れを実施してきている。
資金
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資金の残高(平成23年3月31日)
169,057,469百万円 -
資金の目的
財政融資資金は、政府の特別会計の積立金及び余裕金その他の資金で財政融資資金に預託されたもの、本勘定の積立金及び余裕金並びに本勘定からの繰入金を統合管理し、その資金をもって国、地方公共団体又は特別の法律により設置された法人に対して確実かつ有利な運用となる融資を行うことにより、公共の利益の増進に寄与するとの目的を達成するため設置されている。
特別会計において経理されている事務及び事業の内容に照らし開示が必要と認められる事項
| 項目 | 金額 | |
|---|---|---|
| 1.特別会計 | 1,285 | |
| エネルギー対策特別会計 | 392 | |
| 食料安定供給特別会計 | 67 | |
| 社会資本整備事業特別会計 | 825 | |
| 2.政府関係機関 | 49,155 | |
| 沖縄振興開発金融公庫 | 742 | |
| 株式会社日本政策金融公庫 | 46,491 | |
| 独立行政法人国際協力機構 | 1,922 | |
| 3.独立行政法人等 | 17,922 | |
| 日本私立学校振興・共済事業団 | 326 | |
| 独立行政法人森林総合研究所 | 72 | |
| 独立行政法人福祉医療機構 | 2,083 | |
| 独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構 | 581 | |
| 独立行政法人水資源機構 | 111 | |
| 独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構 | 3 | |
| 独立行政法人日本学生支援機構 | 7,240 | |
| 独立行政法人国立大学財務・経営センター | 364 | |
| 独立行政法人国立病院機構 | 172 | |
| 独立行政法人都市再生機構 | 3,968 | |
| 独立行政法人住宅金融支援機構 | - | |
| 独立行政法人国立がん研究センター | - | |
| 独立行政法人国立循環器病研究センター | 1 | |
| 独立行政法人国立国際医療研究センター | - | |
| 株式会社日本政策投資銀行 | 3,000 | |
| 4.地方公共団体 | 37,943 | |
| 合計 | 106,307 | |
財政投融資特別会計(投資勘定)
歳入歳出決算の概要
| 歳入 | 歳出 | ||||
|---|---|---|---|---|---|
| 運用収入 | 139,214 | 産業投資支出 | 107,582 | ||
| 償還金収入 | 747 | 貸付金 | 85 | ||
| 利子収入 | 183 | 出資金 | 107,497 | ||
| 納付金 | 16,283 | 事務取扱費 | 92 | ||
| 配当金収入 | 103,697 | 一般会計へ繰入 | 21,087 | ||
| 出資回収金収入 | 18,302 | 国債整理基金特別会計へ繰入 | - | ||
| 雑収入 | 659 | 予備費 | - | ||
| 前年度剰余金受入 | 68,696 | ||||
| 合計 | 208,570 | 合計 | 128,762 | ||
歳入歳出の決算上の剰余金の額、剰余金が生じた理由及び剰余金の処理の方法
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剰余金の額
79,808百万円 -
剰余金が生じた理由
配当金収入等が予定より多かったことや、産業投資支出等が予定より少なかったこと等のため。 -
剰余金の処理の方法
「特別会計に関する法律」第8条第1項の規定により、翌年度の歳入に繰り入れることとしている。また、予算編成の際に前年度の剰余金の発生が見込まれる場合には、これを歳入として見込み、歳入が産業投資支出等を上回る場合には、予算で定めるところにより、一般会計への繰入れを行っている。
平成22年度末における資金の残高
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資金の残高(平成23年3月31日)
なし -
資金の目的
投資の財源の一部を補足すべき原資の確保を図るため投資財源資金を置くこととし、投資財源資金には、一般会計からの繰入金及び投資財源資金の運用による利益金を充てることとしている。
特別会計において経理されている事務及び事業の内容に照らし開示が必要と認められる事項
| 事項 | 金額 | |
|---|---|---|
| 貸付金 | 85 | |
| 株式会社日本政策金融公庫貸付金 | 85 | |
| 沖縄振興開発金融公庫貸付金 | - | |
| 出資金 | 107,497 | |
| 株式会社日本政策金融公庫出資金 | 67,600 | |
| 沖縄振興開発金融公庫出資金 | 200 | |
| 独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構出資金 | 18,700 | |
| 独立行政法人医薬基盤研究所出資金 | 397 | |
| 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構出資金 | 477 | |
| 独立行政法人奄美群島振興開発基金出資金 | 200 | |
| 独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構出資金 | 8,663 | |
| 独立行政法人情報通信研究機構出資金 | 1,260 | |
| 株式会社産業革新機構出資金 | 10,000 | |
| 合計 | 107,582 | |
財政投融資特別会計(特定国有財産整備勘定)
歳入歳出決算の概要
| 歳入 | 歳出 | ||||
|---|---|---|---|---|---|
| 国有財産売払収入 | 8,339 | 特定国有財産整備費 | 35,110 | ||
| 雑収入 | 2,342 | 事務取扱費 | 1,539 | ||
| 前年度剰余金受入 | 134,967 | 国債整理基金特別会計へ繰入 | 824 | ||
| 予備費 | - | ||||
| 合計 | 145,650 | 合計 | 37,474 | ||
歳入歳出の決算上の剰余金の額、剰余金が生じた理由及び剰余金の処理の方法
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剰余金の額
108,175百万円 -
剰余金が生じた理由
前年度の歳入において国有財産売払収入が予定より多かったこと等、歳出において工事施行時期の見直しによる事業計画の変更等により特定国有財産整備費の支出が予定より少なかったこと等のため。 -
剰余金の処理の方法
本勘定においては、近年では特にPFIによる整備が増加しているところである。PFIによる場合には、完成施設の引渡後、長期にわたり整備費相当額を分割して支払うこととなるが、一方、対応して不用となる跡地は完成施設の引渡後速やかに売却されるため、整備費の支払時期よりも前に整備費全体額に相当する処分収入が確保されるという状況が多くなり、その結果、単年度会計上は剰余金が計上されることとなる。
以上のような状況を踏まえ、平成22年度決算により発生した剰余金については、将来の借入金償還やPFI割賦金支払いなどに充てるため、「特別会計に関する法律」附則第67条第3項において読み替えられた同法第8条第1項の規定により、平成23年度の歳出予算の財源として平成23年度の同勘定の歳入に繰り入れることとした。
※金額は、単位未満を切り捨てたものである。
問い合わせ先
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財政融資資金勘定
理財局財政投融資総括課 経理第一係
TEL 03-3581-4111 内線5241 -
投資勘定
理財局財政投融資総括課 経理第二係
TEL 03-3581-4111 内線2587 -
特定国有財産整備勘定
理財局国有財産業務課 特定国有財産整備室 会計管理係
TEL 03-3581-4111 内線2681
