財政制度分科会(平成25年4月1日開催)議事要旨
財政制度等審議会 財政制度分科会
〔議事要旨〕
1.日 時 平成25年4月1日(月)15:00〜17:00
2.場 所 財務省第3特別会議室(本庁舎4階)
3.出席者
(委員)
赤井伸郎、秋山咲恵、板垣信幸、井堀利宏、碓井光明、岡本圀衞、葛西敬之、倉重篤郎、黒川行治、古賀伸明、小林毅、竹中ナミ、田近栄治、土居丈朗、早川準一、渡辺捷昭、吉川洋 (敬称略)
(財務省)
小渕副大臣、竹内大臣政務官、中原主計局次長、福田主計局次長、岡本主計局次長、可部主計局総務課長 他
4.議 題
○ 事務局説明
- 平成25年度予算政府案及び平成25年度暫定予算
- 後年度影響試算
- 国民負担率
- 平成23年度「国の財務書類」
- 経済財政政策(三本の矢)について
○ 今後の運営について
5.議事内容
○ 4月1日の分科会では、まず事務局より、「平成25年度予算政府案及び平成25年度暫定予算」、「後年度影響試算」、「国民負担率」、「平成23年度「国の財務書類」」と「経済財政政策(三本の矢)」の説明を行った後、吉川分科会長の方から「今後の運営」について説明を行った。
○ それに対する各委員の質疑や意見は次のとおり。
【各委員の意見・質疑】
- 「3本の矢」と財政健全化の関係について懸念している。民間では、株価が上がって恵みの雨だというところもあるが、これが持続可能なのかどうか。金利の動向について、注視していかなくてはならない。
- 後年度影響試算によれば経済成長としたとしても財政健全化はそう簡単にはうまくいかないことが示されており、より厳しい目で健全化に取り組む必要がある。
- 後年度影響試算を見て、財政健全化目標は非常にナローパスであると思った。市場の信認を確保していく中で、健全化目標達成の道筋をはっきりさせていくことは必須。
- 2020年度のPB黒字化目標に向けたシナリオがほしい。
- 経済成長は財政健全化の必要条件であるけれど、十分条件ではない。経済成長をしさえすれば、増税や歳出削減をせずとも財政健全化ができるという意見がまだ世の中にあるので、きちんと国民に発信することが大事。
- 経済成長が続いていくという前提に立つと、財政健全化が不確定な要素に依拠したものとなってしまう。経済成長はボーナスととらえるべき。
- 財政健全化が経済成長にマイナスの影響を与えるという考え方もあるが、それとは少し違った次元で、リスク管理という問題でもある。財政健全化は必ずしも経済に対してマイナスではないということを議論していくべき。
- 財政健全化により負の遺産を解消することで成長が促されるということがわかりにくいが、例えば銀行の不良債権処理をすることが日本経済の回復の条件になったようなことと同じようなこと。
- 財政の問題は国民全てに関わる問題であり、専門家だけでなく、全ての人に分かってもらえる、理解してもらえるようなわかりやすい方策で情報発信しなければならない。今回の議論の結果は、「素人にも分かる」言葉で出してほしい。
