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独立行政法人酒類総合研究所の業務実績評価に関する有識者会合(令和5年7月26日)議事要旨

独立行政法人酒類総合研究所の業務実績評価に関する有識者会合
議事要旨



    1.日時 令和5年7月26日(水)
    10:00~12:00
    2.場所 国税庁第一会議室(WEB会議併用)
    3.出席者

    (有識者)新井佐恵子、上原万里子、島貫智行、西山真、挽文子、廣重美希、前橋健二(五十音順、敬称略)

    (国税庁)酒税課三浦酒税課長、渡邉企画調整官
    鑑定企画官岩田鑑定企画官、大江鑑定企画官補佐、田村企画専門官

    ((独)酒類総合研究所)福田理事長、大串理事、鈴木業務統括部門長、佐藤総務課長

    4.議題

    (1)国税庁からの説明(本有識者会合の位置付けについて)

    (2)令和4年度に係る業務実績への評価案に対する意見聴取

      5.議事概要

      (1)(独)酒類総合研究所の業務実績評価に関する有識者会合の位置付けについて説明を行った。

      (2)(独)酒類総合研究所より令和4年度の業務実績と自己評価について説明があり、その後、質疑応答が行われた。続いて、国税庁より、令和4年度の主務大臣の評価案について説明を行った。評価案について、質疑応答が行われ、項目別評定案及び総合評定案ともに妥当であるとの意見で一致した。有識者からの意見は以下のとおり。

      • 酒類に関する情報発信については熱心に取組んでおり、特に海外向けの発信が評価できる。若者などを意識した情報発信媒体の工夫をより一層進めてほしい。

      • 研究論文数が多いことを評価している。今後は、論文引用数なども評価に反映することを検討して欲しい。

      • 酒類及び酒類原料の地域特性に関する研究については、さらなる発展を期待する他、研究成果の発信方法は検討してほしい。

      • 消費者の視点からは、安全性確保のために鉛・放射性物質の分析業務等を実施していることを評価している。

      • 内部統制と業務改善の取組についてよく理解できた。業務改善には組織的な観点を持つことが非常に重要であるため今後も引き続き課題の改善に尽力してほしい。

      6.追記事項

         上記有識者会合の開催後、本会合において主務省から資料として提出した令和4年度財務諸表等のほか、過去(令和2年度及び3年度)の財務諸表等に費用の計上区分の誤りが含まれることが発覚した(注)。これに対し、有識者から以下のとおり追加で意見が出された。

      • 評価の変更の要否について検討すべきではないか。

      • このような誤りが発生する背景には、酒類総合研究所の内部統制の問題があるものと思料。深刻に受け止めて、主務省である国税庁もしっかりとチェックすべき。

      • 原因を究明した上で、再発防止策を策定し、業務改善に努めてほしい。

        (事務局注)令和4年度においては、訂正後の財務諸表等をもって主務省の承認の上、(独)酒類総合研究所ホームページにて公表の予定です。また過去の財務諸表等(令和2年度及び令和3年度分)については、正誤表を公表予定です。

       

      【問合せ先】
      国税庁課税部鑑定企画官
      田村・天下谷
      TEL 03-3581-4161(内線3265、3456)