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地方自治法施行60周年記念貨幣の発行に関する小会合(第4回)議事要旨

1.日時平成21年11月13日(金)16:00〜17:00

2.場所財務省 第一会議室(本庁舎4階)

3.出席者

[座  長]吉野直行
[メンバー]

潮田道夫、窪園博俊、平井伸治、山本容子

(欠席:岡村正、宮田亮平)    (敬称略)
[財 務 省]

川北理財局長、道盛理財局次長、飯塚理財局総務課長、大西理財局国庫課長、木村理財局国庫企画官

[総 務 省]安田自治行政局行政課長

4.議題

  • (1)地方自治法施行60周年記念貨幣について

  • (2)最近の我が国通貨をとりまく状況等について

5.議事経過

  • (1)事務局より、「地方自治法施行60周年記念貨幣について」(資料ローマ数字1基づいて説明(略)。

  • (2)平井鳥取県知事より、資料(資料1−マル7)に基づいて、平成22年度後半及び平成23年度前半の発行都道府県(6県)の全国知事会での調整結果についての報告。

    全国知事会から推薦のあった6県については、メンバーからは特段の異論がなく、当会合においても推薦された。

  • (3)その他、記念貨幣についての広報や商品性、記念貨幣の発行テーマなどについて意見交換が行われ、概要は以下のとおり。

    • ・ コインに関心のある方からは、人物というテーマは非常に要望が強く、特に日本の場合、コインを通じて歴史的な文化を世界に普及するツールとしても成り立ち得ると聞いている。例えば、俳句をテーマにしたものや人物をシリーズ化したものは、非常に関心があるのではないか。

    • ・ シリーズものを少し考えたら良いのではないか。地方自治法施行60周年がシリーズもののいいきっかけになればと思う。例えば、花や祭りなど色々なモチーフが出ているので、おもしろくなってくるだろう。

    • ・ 切手の世界と比べると、記念貨幣はまだバリエーションが少ないと思う。題材はもっと日本の国が誇れるようなものを掘り起こして検証していただき、その際に、自治体も是非活用して頂ければと思う。

    • ・ 伝統の祭りというのは、全国で支えあっている人が沢山おり、消えていくものもあるし、行事としては非常に楽しみに活かされるので、都道府県の伝統祭りがあれば、意識的にそれを入れていくという視点はいかがかと思う。信仰とは言わないが、みんなの気持やハートが織り込まれる気がして、記念貨幣が冷たい感じではなく少しハートフルな温かいものになるかと思う。

    • ・ 折角なので、集めたくなるようなものを、例えば文豪とか、お祭りも良いのではないか。各県で一番のお祭りみたいなものを特集するのも良い。

    • ・ 私個人としては、日本を元気にする前向きな貨幣を出せれば良いと思っている。

    • ・ 最初の会合で要望したが、ミントマークの導入を是非検討いただければと思っている。例えば1つのコインはどの工場かなどはやって頂けるのではないかと期待している。

    • ・ 1976年のアメリカで、独立200周年を記念して発行した25セントは、一年間発行され続けた。ある時期だけ記念貨幣を発行するのではなく、一年間ずっと記念貨幣を発行することも良いのではないか。

    • ・ 金融政策は通貨の安定の維持として非常に重要であるが、一般の人には遠いテーマである。

      例えば、記念貨幣の発行に際して、通貨の信認を維持することがどういうことかという、啓蒙の材料として使えるのではないか。政府紙幣とか、安易にお金をばらまけるという意見を言う人がいて、一般の人はそういうことはわからないので、すぐに実行可能なアイデアと思う人が多いが、そう簡単ではない。信認の維持の安定的な確保と信認の維持の乱用というのは、線引きしなければならないので、記念貨幣の発行でそのような金融教育を導入していただきたいと思う。

    • ・ 一般の人に記念貨幣を普及させるには、貯蓄用金貨を発行することが良い手段だと思う。ただし、管理通貨制度のなかで実物の金と対立する概念であるので、長期的な記念コインの位置づけとしてやれば良いが、やる場合には慎重にしたほうが良いと思う。

    • ・ 記念貨幣のテーマとして、若い人達の教育に資するようなものを顕彰するテーマがあっても良いのではないか。

    • ・ 供給側の能力や意向の問題が無いのであれば、毎月出せば良いと思う。

  • (4)次に、事務局より「最近の我が国通貨をとりまく状況等について」(資料ローマ数字2に基づいて説明(略)。意見交換が行われ、概要は以下のとおり。

    (通貨の流通状況等について)

    • ・ 電子マネーの普及により、通貨の流通高が減少するのはどうしようもないことだと思う。

    • ・ 電子マネーはこれからも普及し、クレジット決済も増えてくるので、時代に合わせた通貨の供給体制をフレキシブルに持つ組織体がこれから求められると思う。

    (近年の偽造通貨への対応等について)

    • ・ 日本の通貨に施されている偽造防止技術が非常に優れていることはあまり知られていないと思う。日本の通貨は非常に立派なので、もう少し広報したほうが良いと思う。

    • ・ 日本の通貨に高度な偽造防止技術を施しても、財政が悪化し、通貨の価値そのものが下がれば、そのような通貨は偽造されにくいので、財政規律の維持の重要性についてもう少し訴えていただきたい。

    • ・ 偽造防止技術を施している日本の通貨を見ていると、美しい芸術作品だと思う。子供達などの教育現場で、何が買えるというような流通面の価値ばかりではなく、物としての美しさや技術の側面を教えることもあってもよいと思う。

    • ・ 非常に質の高い通貨を出していることにより、日本の偽造通貨が少ないことは高く評価するが、一方で、偽造通貨が多いドル、ユーロ及びポンドに比べたら、日本の通貨の国際化が進んでいない証でもある気がする。

    • ・ 日本の通貨の偽造防止技術を他の国とも共有できる部分があっても良い。

      鳩山政権が東アジア共同体構想を取り上げ始めているが、もし、EUのように通貨共同体まで考えるのであれば、その通貨発行に際して、技術力の高い日本が中心に立って議論を誘導していくことが必要かと思う。

    • ・ 日本の通貨の偽造防止技術がすごいのであれば、いろいろな途上国の通貨も日本で製造することがあっても良いのではないか。

(以上)

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